アパートからからひたすら北へ歩いて再度山(ふたたびさん)へ行ってきました。
地元の花隈界隈の人達は、単に「山」と呼びます。先週の日曜、居酒屋にんじんの飲み仲間達と一緒に登る約束をしていましたが、急な仕事が入ってしまったため欠席。まあ、リベンジというやつでしょうか。
花隈中央通りの坂道を登り、兵庫県庁を超え、山手学院と諏訪山公園の間を入っていくと上り坂が急になってきます。山手学院の正門近くのフェンスに「早朝登山は静かに」などと横断幕が張ってあります。大勢になると賑やかになってしまうものです。先週のにんじんチームも相当に賑やかだったようです。
歩き始めて40分くらいで小さなお地蔵さん。
このすぐ先に燈篭茶屋という休憩所があります。入口には、毎日登山の署名所の札が。
この再度山、筑波山や千葉の鋸山などでもおこなわれている毎日登山の発祥の地だそうです。休憩所が色々な団体の署名所になっているようです。
実はこの地点は再度山への行程の半分にも達していない場所ですが、ここで署名をしてしまえば、登ったことになってしまうようなのです。忙しい業界向けです。
実は、にんじんチームもこの茶屋でビール・おでん・日本酒ですっかり出来あがって帰ってきたようです。休憩所からは、オジサンやオバサン達の賑やかな声が聞こえてきます。
独りなので休憩所を素通りして真面目に登ると間もなく猩々池に到着。
江戸時代に造られた飲料水用の池だそうです。詳細は下の写真をどうぞ。
さらに進むと漸く山道らしくなります。ここまで殆どがコンクリートの道です。漸く大竜寺へ到着です。
階段を上っていくと本堂に到着。こちらにも毎日登山の署名所がありました。こちらが本物。
さて、この本堂の裏を登ると奥の院と山頂とあります。距離は一丁、ってどのくらい?
ここからは完全に山です。静かで、私ひとりしか登っていないようです。割と簡単に奥の院。
さらに裏手が山頂になっています。岩と綱の急な登りですが距離は短い。すぐに山頂です。ここまで、1時間半の道のりでした。

正しくは、469.3mだそうです。
展望はあまりよくありません。しかも本日のカメラは貧弱機種です。
西方向はこんなです。
南東はこんなです。かろうじて海が見えます。
この後、当初の予定コースは市ヶ原を通って布引貯水池から新神戸というコースでしたが、大竜寺の手前に良い喫茶店を発見したので、来た道を引き返します。
米軍キャンプを皮切りにニューハード('58〜'60)などでも活躍された神戸を代表するトランペッター片岡学さんがオーナーのお店でした。店内には有名歌手たちとの写真やポスターが飾られていました。残念ながらご当人はいらっしゃいませんでした。またいつか行ってみましょう。

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