
70s頃-80s頃のROLEX USA・ディスプレイBOX(通称:American Box)
60年代からTIME誌などの広告量にあわせて売り上げが伸びていたROLEX USAがBUFKO社に造らせ、主に60年代後半頃から80年代末(90年代初期)頃迄の時計販売時に付属したボックスです。やたらに無駄で大きなモノを好むUSAらしい大きめなBOXですが、時計スタンドなしでディスプレイでき豪華に見える合理的なBOXですね。
近年のビンテージ市場でも、米国は勿論アジアや欧州各国、特にイタリアで人気のようですが、我が道を行く物造りの反面、市場マーケティングや顧客要望に目ざといROLEXが、ビンテージ市場で人気の箱を「現行BOXにフィードバックした」と思うのは、強ち(あながち)間違っていないでしょう。

ちなみに、撮っていませんが、チュードルでも70年代クロノグラフ〜モンテカルロ販売時期の80年代中頃までは画像色違いのレッド・ディスプレイボックス(3種類)が存在します。
ROLEX&TUDORのディスプレイBOXも、今では殆ど見かけることのない箱もありますが、現存するものも年々少なくなっているような気がしますね。

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