栄光の19年度とピーター・グライムズ  

↓今日の芝浦の桜

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本日をもって平成19年度は終わり
50周年記念行事にあけくれた年でした。
後世の人が「50周年には、すごいことをしたんだね」
と言うようなことをやろう、と始めて、
本当にそうなってしまった年でした。
今となってはなつかしい。
明日からは「普通の年」が始まります。
その締めを現在進行中。
ギフト券の回収代金など、
時間差が生ずるものを含めて
2日の夜にはまとめ、
3日の午後には理事長、両専務と決算打ち合わせという早業なので
忙しい。

それでも、夕方から六本木の映画館へ。
METライブビューイングの第5作、
「ピーター・グライムズ」を観るためです。

一昨日はミュージカル、
昨日は演歌、
今日はオペラ
と事務局長は何でも食べてしまう。

今回のMETライブビューイング8作のうち、一番期待したのがこれ。

実は、事務局長、これを1994年冬、METで観ています。
(違う演出。今度は新演出)
レコードでは聴いていましたが、
好みのストーリーで、
この年METでやったので、でかけました。
その時の写真が↓。

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ついに事務局長の顔をブログで紹介。
でも、14年も前ですから、別人ですね。
一緒に写っている女性は、
たまたま席が隣だった方。
どこの誰かは知りません。

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さて、その「ピーター・グライムズ」
英国の作曲家、ブリテンの作品。
英語のオペラで最も成功したものと言われています。

舞台はイギリスの田舎の漁村。
漁師ピーター・グライムズは徒弟の少年を死なせてしまい、
殺人の疑いがかけられて審問を受ける。
結局事故として処理されるが、
村人の疑惑は解けない。
新たに徒弟を雇ったピーターに
再び虐待の疑いがかけられる中、
新しい少年も過って崖から落ちてしまう。
村人はピーターがまた少年を殺したと思い、捜索する。
正気を失ったピーターは舟を出して、沖で沈んでしまう。
村人たちは知るが、もはや関心を持つ者はいない。

という暗く、陰鬱な物語
イギリス人って、暗いんだね。
楽しくない話だが、
ムラ社会とはみ出し者との相剋、
異分子に対する排斥の心理などが重層的に表れ、ドラマチック

タイトル・ロールをやるアンソニー・ディーン・グリファーは、
「自分はこの役をやるために生まれて来た」
と本人が言うとおり、はまり役。
ピーターの孤独と憂鬱をよく表現した。

しかし、このオペラはなんといっても合唱。
素晴らしくドラマチックにからんでくる。
合唱指導の方が代わったとたんにMETの合唱が
見違えるように良くなった、
と案内役が言っていた。
本当にMETの合唱は超一流だ。

舞台手前に大きな木造の構築物があり、
ドアと窓が沢山あいている。
これが裁判所になったり、
パブになったり、ピーターの小屋になったり
と変化するのだが、
あの広いMETの舞台をわざわざ狭く使うという不思議。
最後になって、その装置が取り払われると、
ホリゾントまで全てをさらす。
少々疑問を感ずる装置だが、
演出(ブロードウェイの演出家・ジョン・ドイルの初MET演出)はいいと思う。

このオペラは間奏曲が多く、
オーケストラの演奏風景が沢山入り、
指揮風景が見られていい。
ドナルド・ランニクルズは素敵なおじさんで、
指揮する姿は哲学者のよう。

7時半から始まって、終わったのは11時すぎ。
もう少し早く始められないのかね。

ところで、昨日の産経新聞に
METライブビューイングのことが紹介↓されていました。↓

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これを読んでびっくり。
今回全8作で、
既に4作を上映しましたが、
平均動員は1作2000人
全国12劇場で24回上映していますから、
1回につき83人。
もっと沢山の人が観ていると思っていました。
これでは松竹はペイしないのではないか。




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