志の輔らくご  

現在、再来週の部会3連発へ向けての資料を作成して、
来期へ向けての構想を熟成中。
特に来週は、
総務部会で使う予定の大論文を作らねばなりません。

記念誌の感想がちらほら。
芝浦の大長老からは
「大変分かりやすくまとまっている。
自分の人生と重ねた」

とのこと。
この長老は記念誌よりも長く芝浦にいる方です。

組合の古い職員からは、
「写真を見て、なつかしく、泣けた」と連絡。
この方は「組合に青春を支えた」
と言っていた方なので、
その人生がこういう形て刻まれて、嬉しかったのでしょう。

夕方から渋谷へ。
立川志の輔の独演会を聞くためです。
この人、落語立川流の一党なので、寄席では聞けません。

クリックすると元のサイズで表示します

「志の輔って、誰?」という方は、
「ペヤングソース焼きそば」のCMの人、
と言ったら分かりますか?
それでも思い出せない方は、↓。

クリックすると元のサイズで表示します

それにしても、独演会で1ヶ月興業とは。
しかも前売りは完売。(当日券が用意されており、朝10時から電話で受け付け)
新作2本に古典1本という豪華版。

1本目は「異議なし」
「上板橋ヒルズ」というすごい名前の十数戸のマンションの自治会での
エレベーターに監視カメラを付けるかどうかの議論の一幕。
カメラがいくら、録画器材がいくらで、
毎月30万円かかる。
30万円くれるなら、私が乗って監視する、とか
高いから、カメラはダミーにしてしまおう、
なら、エレベーターそのものをダミーにしたらどうか、とか。
もともとエレベーターを使わなければいい、
という一階住人の意見やで、
議論がどんどん本質からずれていく
ずれた方が本質に近かったりして、笑える。
どこの小さなコミュニティーでもありそうな、
情景に世相がずばりと差しはさまる。

この人の落語は
CDでいくつか聞いたが、
こういう小市民の姿に
ブラックな味付け
をするのがうまい。

1本目と2本目のつなぎに、
地球温暖化防止の国際会議をからかう映像が流れる。
議論の様子に勝手な字幕を付けて笑わせてくれる。
「私は英語が分かるので、嘘の字幕とばれています」
という無粋なアンケートがあったそうだ。
中には「あの会議は、あんなことを言ってたんですか」
という困ったものも。
ブッシュが出て来て、
「アメリカはCO2の50バーセント削減を公約する」
と発言。
その後、
「次の大統領は大変だ」
ともらすのも笑える。

2本目は「宿屋の富」
とんな話か忘れた方は↓をクリック。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%BF%E5%B1%8B%E3%81%AE%E5%AF%8C

はしょらず、フルサイズの内容。
こちらは名演が沢山あるので、ちょっと辛く、
事務局長は少し眠くなりました。

ここまでで1時間半。
休憩を入れて、3本目は「歓喜の歌」
今度、映画化されて、↓2月2日全国公開。

クリックすると元のサイズで表示します

大晦日前日の公民館。
明日の午後2時から3時に、
似た名前の二つのママさんコーラスの発表会を
ダブル・ブッキングしてしまったことが判明してのてんやわんや。

これを公民館の主任、
ママさんコーラスのメンバー、
ラーメン屋の出前、
等と視点を変化させながら描いていく。
すこぶる面白い
ダブル・ブッキングのミスについては安易な妥協案を提示しておきながら、
ワンタンメンとタンメンを間違えた出前には強烈に怒る
主任のキャラクターが笑わせる。
「みたまレディースコーラスと
みたま町コーラスガールズ?
同じだろう。
そりゃ、申し込んだ時はガールズで、
今までに年とったんだよ」

などという無責任な解釈をする。

コーラスメンバーが怒って
「ええ、二つの名前は似てますよ。
一瞬おなじと思うでしょう。
でも、はっと意識を持てば、違うと分かるんじゃないんですか。
確かに、世の中に似たものはありますよ。
うっかり聞けばねえ。
ペ・ヨンジュンとペヤング。似てるわよねえ。
でも違うのよねえ。
人間と焼きそばよねえ。いい男とまろやかな味よねえ。
ビブラートとオブラート。
コレステロールとコレクトコール。違うでしょう。
エルメスとヘルペス。全然違うでしょう。
エコロジーとエロじじい。
みんな違うでしょう。
しっかりしてちょうだいよ」

などと、脇道にそれるのもおかしい。

ママさんコーラスにうちこむ人々の心情が
出前の青年の口を通じて語られるあたり
は真摯だが、ややウェット。
しかし、小役人が市民のありのままの心情にうたれていくところは事務局長好み。
終わりの段で寸法直しの客を相手に
主任がママさんコーラスのメンバーの気持ちを語るところは
繰り返しでくどくなるので、
改善した方がよくはないか。

しかし、気付いてみれば、
1時間を越える大作。
やや長いが大いに笑わせてくれた。

最後に意表をつくフィナーレがあるが、
これもなかなか大変だね。
長唄社中のみなさんも登場。
冒頭に流れていたのは生だったんだと分かる。
最後に三本締めでお開き。
落語家の導きで三本締めなんて、粋でした。

7時開演で10時終演。
これを1ヶ月?
先日NHKでやっていた玉三郎のドキュメント
自宅と歌舞伎座往復の毎日を見て、
「歌舞伎に見入られた人」と思ったが、
志の輔も「落語に入られている」のでしょう。

噺の冒頭、枕とも言えない漫談があり、
たとえば今のお笑いは客を「笑わせる」のだが、
落語は、お客様の脳を頼りに、客に「笑っていただく」という
本質的な芸談など、
大変示唆に富んでいた。
この人、相当真面目に打ち込んでいるんだね。
少しインテリ過ぎるのかな。
桂枝雀のようにはなっては困る。

廓噺は出来るのかな。
というのは、少々色気が不足。
その点志ん朝は絶品だったな。

人気者らしく、有名人が客席に。
目についたのは、
エジプト学の吉村教授

誘ってくれた人が関係者だったので、
楽屋を訪問。
手拭いをいただきました。

クリックすると元のサイズで表示します

そこで、映画に出ている安田成美さんにも遭遇。
背が高い。
この人、映画6年ぶりだそうだ。

落語のチラシをとっざりもらったが、
こんなに沢山やっているんだね。
それと、噺を聞きながら、
なぜか伊集院光のことを思い出していた。
声や語り口が似ている。
そういえば、伊集院も昔落語家だったと最近知ったっけ。

そのあと、立ち食い寿司をつまんで
(江戸時代や明治時代は寿司は立ち食い)
粋な気持ちで12時に帰宅しました。

今週末は何もなし。
ゆっくりさせていただきます。




コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ