ドラマ『地獄が呼んでいる』  映画関係

[映画紹介]

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近未来の話。
世界中で不思議な現象が生ずる。
選ばれた人の前に幻の白い顔が現れ、
その人が何月何日何時に死ぬ、と告知するのだ。

その告知された時が来ると、
どこからともなく黒い大きな怪物が3体現れ、
告知した相手を殴ったり、叩きつけたりした挙げ句、
3体が集まって手かざしして白い熱光線を出すと、
その後には、黒こげの死体が転がっている。

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3体の怪物は、いずこへと消えてしまう。
鑑識の調べで、焼かれた遺体は、
未知の物質に変化しているという。

冒頭、その現象がソウルの繁華街で、
衆人監視の中で行われたため、
周囲の群衆が撮影した動画が世界に拡散していった。

その現象に意味を付けたのが、
チョン・ジンスという青年が議長を務める
新興宗教・新真理会
天使からの預言を受けた罪人が
地獄に行くことを見せつける神の警告=試演だとし、
正義感を持って生きろという神のメッセージだと説く。

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新真理会の影響を受けた過激派集団「矢じり」は、
教団の教えに反発する有識者を見つけ出してリンチして
動画をアップしている。

そんな時、シングルマザーの女性パク・ジョンジャの前に
白い顔が現れ、
「5日後の15時に死んで地獄へ行く」と告知される。
ジョンジャの件を知ったジンスは
「試演(怪物による死刑) を生放送させてくれたら
30億ウォン支払う」と交渉する。
ジョンジャはお金がしっかり2人の子供に渡るよう、
ソド法律事務所の女性弁護士ミン・ヘジンに相談する。

ジョンジャの死亡の当日、
その様子はテレビで生中継された。
告知された時刻が来ると、
地響きが起こって黒い怪物3体が現れ、
人々の眼前でジョンジャを突き刺し、
殴り、血みどろにし、
最後に熱光線を放つと、
黒こげの死体を残して、消えてしまう。

衝撃が世界中を走り、
新真理会が言う、「神の裁き」が広がり、
犯罪は減っていった。
と同時に、罪を犯した人間は恐怖に震える。

という話に、
事件の捜査をする刑事チン・ギョンフンの動向と、
ミン弁護士の動きが描かれる。
弁護士ミンは、矢じりの攻撃を避けるために
母親と海外に逃げるつもりだったが、
矢じりに見つかってリンチされ、母親は死亡する。
ミン弁護士は
かつて「未来宗教」という教団の団リーダーだった
キム・ジョンチルから情報提供を受け、
ジンスが20年前に告知を受けており、
近く死ぬ運命だったことを知る。

一方、刑事のギョンフルは、
ジンスの指定した廃墟でジンスと対峙する。
ジンスは20年前に告知を受けて
精神的に地獄を味わったことを話す。
そこに黒い怪物が現れ・・・

シーズン1は6話構成だが、
ここまでが「3」で、
「4」からはその4年後。

新真理会は国家権力や警察を動かすほどの巨大組織に発展し、
キム・ジョンチルがジンスの後を継いで議長になっていた。
ジョンジャが殺されたアパートと死体は
聖地として保管されている。
告知と怪物による死刑は続いており、
その遺族は罪人の家族として糾弾を受けるため、
人に見られない場所で死ぬ人物も出ている。
教団では告知を受けた人間を探し出し、
教団本部で死刑を受ける場面を中継して
視聴率をかせいでいた。

「4」以降は、テレビ局に勤めるペ・ヨンジェを中心に描かれる。
というのは、生まれたばかりの赤ちゃんの前に白い「顔」が現れ、
3日後の夜9時半に死亡すると告知を受けたのだ。

反新真理会組織・ソドの代表はミン・ヘジン(生きていた) は、
ヨンジェに接触し、
赤ちゃんが黒い怪物に殺される場面を放送することを提案する。
罪ある人が「告知」を受け、黒い怪物に罰として殺される、
というのが新真理会の教えだが、
何の罪もない赤ん坊が殺されるとすれば、
その教義が嘘だとあばかれて、
遺族たちが苦しむことがなくなるというのだ。
「告知」も「死刑」も善悪には関係のない、
ただの超常現象だという。

放送されれば教団の存亡にかかわるため、
新真理会は隠蔽しようとする。
ミンが狙われ、
赤ちゃんの争奪戦が始まった・・・

最後のシーンは、「聖地」となったジョンジャの部屋。
そこで衝撃的な事態が起こる・・・

で、シーズン2に続く、というわけだ。

最近読んだ、斜線堂有紀という人の
「楽園とは探偵の不在なり」という本は、
ある日、天使たちが地上に降臨し、
2人以上殺した人を衆人環視の中で地獄に引きずり込む、
という行為がなされた結果、
犯罪が減って・・・
という話なのだが、
一脈通ずる。
この本の発刊は2020年の8月で、
このドラマはもっと前から準備されていただろうから、
お互いに影響を与えたとは思えない。
偶然の一致だろうが、面白い。

このドラマはNetflixオリジナル作品で、11月19日から配信。
Netflix が発表している
英語以外のテレビ番組部門の最新ランキングで
視聴時間総合1位を獲得し、
71の国と地域でTOP10入りを果たした。

着想が見事で、
こんな話はまだ聞いたことがないという驚きがある。
その上、演出が上手く、あっという間に1時間が過ぎてしまう。
脚本も巧み。
監督は「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ
ただ、描写が残酷で、汚らしく、暴力場面も多く、
グロテスクで、 
大変後味が良くない

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はっきり言って、悪趣味
いかにも韓国らしさが満載だが、
日本には、これを越えるドラマがない、
という現実が深刻だ。

6話合計で5時間11分

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/_SwiLjPSm9A

タグ: 映画



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