映画『ビジョン』  映画関係

[映画紹介]

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「共謀家族」のブログで紹介したとおり、
この映画はインド映画のリメイク。
元々マラヤーラム語の映画で、
その後、いくつかの言語でリメイク。
同じインドでのヒンディー語版リメイクが、この作品「ビジョン」
原題はオリジナルと同じ「DRISHYAM」。
Netflixで視聴。

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ストーリーは、「共謀家族」と同じで、
過って人を殺してしまった妻と娘の罪を隠蔽するため、
映画マニアの父親が犯罪映画から得た知識を生かして
アリバイ工作をする話。

興味がある方のためにインド版と中国版の違いを列挙すると、

○インド版の方が中国版より49分ほど長い
だが、それほど冗長とは感じない。

○父親の職業は中国版がインターネット回線業者なのに対し、
インド版はケーブルテレビ会社
だから、映画を日常的に観る設定。

○ドラ息子の脅迫は、
キャンプで娘のシャワー室での裸体を盗撮されたもの。
娘は犯されてはいない。

○中国版では父親は出張中だが、インド版は夜勤で映画を観ていた。

○埋めるのは墓ではなく、家の庭
その作業は母娘で行い、
父親は後で知ることになる。

○ドラ息子の乗って来た車が黄色いのは同じ。
インド版では「韓国車」と言っている。

○中国版は娘が父親に反抗しているが、インド版ではそれはなし。

○壊れたスマホのSIMカードを他の携帯に入れ、
トラックの荷台に投げ込んで、捜査を攪乱する。

○母親は州警察の監察長官で女性。
中国版より冷酷さが強調されている。

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○父親がドラ息子の車を運転しているのを目撃する警官は、
悪徳警官で、地域住民から金を巻き上げている、という設定。
そのことで、父親と確執があり、
だから依怙地になって父親を犯人に仕立てようとする。

○中国版では、家族揃ってムエタイを見に出掛けるが、
インド版は尊師の説教を聞くために出掛ける。
(実際は日にちがずれているので、説教は聞いていない)

○中国版より母娘の動揺が激しい。

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○長女は捨て子を拾って養女にしたことになっている。
また、父親が4年で学校を退学していることがしばしば出て来る。
警察長官はそれで見下した態度を取るが、
後で認識を改める。

○中国版は出張先での行動を利用するが、
インド版は家族旅行は数日後なので、それはなし。

○アリバイ工作を見破る過程は、インド版の方がていねい
同時に、父親のアリバイ工作もずっとていねい。

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○警察長官の夫は中国版は議員で市長選に立候補しており、
それが後で暴動にあい、
捜査終了の鍵となるが、
インド版での夫はビジネスマン
したがって暴動はなし。

○警察局長の造形は、インド版に軍配。
母親の強さと女の弱さがよく出ている。

○ドラ息子の父母との最後の対決は中国版、インド版共にあるが、
ラストは違う
映画の冒頭が、新しい警部が赴任し、
新築の警察署の建物に入るのだが、
その冒頭はラストのための布石。

○ラストは皮肉に満ちている。

○主人公が語る次のセリフにテーマが集約。
「家族が何より大切なんだ。
家族のためなら、どんなことでもやれる。
そういう瞬間には、善も悪もないんだ」


○父親が観た映画と父親のアリバイ工作との連動は、
中国版、インド版共に生煮え。

タグ: 映画



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