映画『めぐみへの誓い』  映画関係

[映画紹介]

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北朝鮮の日本人拉致問題を扱った映画。
2006年に「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」という映画があったが、

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それはドキュメンタリーで、外人が監督、
今度の作品は日本人監督が撮った劇映画。
横田めぐみさんや田口八重子さんらが
拉致後、北朝鮮でどんなひどい扱いを受けたかを詳細に描写する。
つまり、創作だが、
帰国した拉致被害者らから取材した戯曲が元。

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新潟の海岸近くで拉致されためぐみさんは、
漁船に乗せられ北朝鮮へ向かうが、
気を失ったままのため、海に捨てられそうになる。
すんでのところで目覚めためぐみさんは船倉に押し込められ、
壁をかきむしって、爪がはがれてしまう。
「お母さん、お母さん、助けて」という
13歳の少女の叫びが悲しい。

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北に連れていかれためぐみさんは、
「朝鮮語を習得したら、帰してあげる」という嘘に騙され、
朝鮮語を必死になって学習する。
数年後、指導者の前に立って、
金日成と金正日を讃える言葉を
朝鮮語で言わされる。
その口調は、以前記録映画で見たことのある
北朝鮮の少女の、媚びたような、甘えるような言い方だ。
しかし、約束は守られず、心を病んだめぐみさんは
病院に収容されてしまう。

これらの描写は、拉致被害者の家族会の方は正視できないだろう。
自由を奪われ、家族を奪われ、人生の全てを奪われて、
独裁者の道具となっていく姿。

田口八重子さんは、子どもを二人残して拉致され、
あの大韓航空機爆破事件の金賢姫の教育係になる。
日本の習慣を教えられる金賢姫の戸惑いがおかしい。
「日本に帰りたい、東京の町を歩きたい、
クリスマスを過ごしたい、除夜の鐘を聞きたい」
という田口さんの言葉に「除夜の鐘って何ですか」と訊く金。
田口さんの嘆きは、
何でもない日常の中にある幸せが
人にとってどれほど大切か
を伺わせる。
その、小さな幸福を奪った北朝鮮の所業は許せない。

並行して、横田滋さん、早紀江さんを中心とする
家族会の活動も描く。

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しかし、最初の頃は「朝鮮人差別」だと罵倒されたりもする。
なぜか日本人は朝鮮のことになると、目が曇ってしまう。
外務省は「国交のない国だから」と動こうとしない。
旧社会党の議員たちは、拉致そのものを認めようとしなかった。
朝鮮総連も反発した。

2002年、小泉訪朝で金正日が拉致を認めた。
旧社会党の議員たち、朝鮮総連は反省も謝罪もしなかった。
5名が帰国し、拉致の事実が日本国民に明らかにされたが、
残りの人は死亡したとされ、
2004年にはめぐみさんのものというニセの「遺骨」が送られて来た。

それでも、家族会の人たちは生存を信じ、世の中に訴え続けた。
しかし、高齢の父母たちは一人二人と亡くなっていき、
横田滋さんも半年前に老衰のため87歳で亡くなった。
早紀江さんは、今、85歳。
生存を信じ、再会を待っている。

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めぐみさんが拉致されたのは、1977年。
もう43年がたち、めぐみさんは56歳になった。
小泉訪朝で道が開けるかと思ったが、
もう18年たつが、一歩も動かない。
政府認定の拉致被害者は17名だが、
日本の警察が「北朝鮮に拉致された可能性がある」と
公表している数は約882名。
こんなに沢山の人が、
悪質な国家犯罪の犠牲者になったのだ。

とにかく相手が悪い。
理論も理屈も誠意も全く通じない相手なのだ。
ヤクザでさえ、人の情、親子の情は理解する。
ヤクザ以下が北朝鮮という国(の指導者)だ。
その北に融和的態度を取って尻尾を降っている
韓国の文政権。
同根だと分かる所業だ。
こういうことを言うと、すぐ「差別だ」と言うが、
北と南は同じ民族であることを忘れてはならない。

前にも書いたが、
拉致問題は
その人の人間性を見るリトマス試験紙のようなところがある。
この問題に怒らないような人は、
心のどこかで正義感がマヒしているような気がする。

いずれにせよ、拉致問題は今に続く、現在進行形の事柄だ。
中国、韓国、北朝鮮のことになると、
なぜか腰が引けてしまう人々が多い中、
監督の野伏翔をはじめ
この犯罪に、真っ正面から斬り込んだ、
制作陣の勇気に感動する。
今まで誰も作ったことのない貴重な映画だ。

しかし、全国での映画館は少ない。
今日現在でわずか9館
3月になって少し拡大するが、
最大でも22館しかやらない。

東京では池袋の1館限り。
1日2回しか上映しない。
ガラガラだったらどうしよう、
と心配しつつ向かったが、
一つ置きとはいえ、ほぼ満席だったので安心した。

エンドクレジットで、
おびただしい人の名前が続く。
みな、クラウドファンディングで協力した人たちだという。
寄付の見返りは、チケットとかでなく、
このクレジットでの名前の開示だけ。
それでも、こんなに沢山の人が協力したということが心強い。

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そして、レビューには、
「全国民が観るべき」
「この映画を契機に日本政府を動かす力になれば」
「日本人は全員が見なければ、一生後悔する映画です」
「多くの人に映画館で観て欲しいです」
「とにかく一度ご覧ください!」
という声があふれていた。

映画の中で流れる美しい曲は、
私が好きな、
カッチーニの「アヴェ・マリア」
聴きたい人は、↓をクリック。

https://youtu.be/aYzhOe4CYNA

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/yPp-nyOlh1A

私は人生の最後に、
北朝鮮が崩壊して、
拉致被害者の方々が帰国して来る日を夢想する。
それを見届けるまでは生き延びたいと思っている。

「拉致問題国民大集会」に参加した時のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20100425/archive

映画「めぐみ」については、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20061221/archive


タグ: 映画



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