公取協総会  

今日は公取協 (東京都食肉公正取引協議会) の総会です。
「食肉の表示に関する公正競争規約」
を運営する団体。
構成メンバーは食肉小売店、食鳥小売店、スーパー、卸売。
各団体からの理事が出席する、
11名のこじんまりした総会です。
地方の公取協の総会は結構大規模にしていますが、
東京は6つの団体の代表が集まればいいので、これでいいんです。

近藤理事長が会長なので議長。
議案の説明は、専務をしている事務局長です。
食事をした後、審議をし、その後情報交換をして、
1時間で終了。
食肉市場の団体の
昼休みを利用しての会議で、
大変スピーディーになごやかに終わりました。

20年ほど前に常務理事をしていたIさんが来訪したので、
近藤理事長らと歓談。
懐かしかったらしく、
理事長とは長時間話していました。

その後、理事長は青年部総会の録音を聞きました。

『東京食肉新報』の編集が終わり、入稿。
明日には発送となります。

やれやれで、
本日から済州島での研修用の資料に取りかかりました。
古い新聞や文書を引っ張りだしての作業が始まります。

[書籍紹介]

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著者のジョセフ・ヴォルピーは、
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場 (以下、「MET」)の総支配人。
昨年引退するまで42年のMETで過ごした日々の実録。

1964年、見習い大工としてMETに加わり、
大道具主任、技術部長を経て1990年に総支配人に。
MET初の生え抜きの総支配人という実力者。
表紙の写真を見ても、性格の強さが分かりますね。

METだけの字幕システム
(字幕が前の席の背中に液晶で出る。
完全にパーソナルなものになっており、
見たくない人は消すことができる。
複数の言語を出すことも可能)
を導入したのもこの人。

340ページ、2段組という大著だが、
興味津々ですぐに読了。
なにしろMETの舞台裏が、その場にいた者だけが書ける内容で
活写されるのだから、オペラファンにはたまらない本。

様々な有名歌手のありのままの姿を伝えているのも楽しい。
わがまま一杯のソプラノ歌手(バルツァ)を切ったことを伝えると、
全員から拍手がわいたという話など。

トラブルが、メゾソプラノやバリトン、バスからではなく、
いつもソプラノ歌手かテノール歌手から発生するというのも面白い指摘だ。
ある人が
「神様が高い声を作った時、
神様は同時に小さな優脳みそも作ったのさ」

と言ったという話は笑える。

我が愛するフランコ・ゼフィレッリの「カルメン」演出の際の、
「その後の数週間、ゼフィレッリは、
ヴェローナから持ってきた岩壁の周りに
騎兵やタバコ工場の女たち、ジプシー、密輸商人、
闘牛士や闘牛ファンなど、
舞台に乗せられるだけ乗せようとすることで忙しがっていた」

という記述など、ゼフィレッリの舞台を見た人はニヤリとするだろう。

パヴァロッティドミンゴについてはかなり長い記述があり、
ドミンゴのデビューの時の「タイムズ」紙の次のような批評を紹介している。
「テノール部門でもっとも熱い若手アーティスト。
会場に響き渡る大音量と、
ステージ上での観客を強く惹きつける魅力を兼ね備えた、
がっしりとした体格の若者」


パヴァロッティについては、こんな評価を紹介。
「このテノール歌手は、
自分が生まれながらに持つ美しい声によって勝利を収めた。
その声はまるで、
中音における均質な輝きを保ち、
高音をも温められた質のよい金属製のピンを高部に備えた、
明瞭で、開放的な楽器のようである。」


「私生活においては、
パヴァロッティは王様のように、
ドミンゴは、総理大臣のように振る舞った。」

というのも、なるほど、と思わせる。

パヴァロッティが細身の女性歌手との共演を好んだ、
というのも初めて知った。
ある大型女性歌手との共演を拒んだ時、
パヴァロッティは、こう言ったという。
「二頭の象をステージに上げて、一体どうするんだ」
もちろん一頭の象はパヴァロッティ自身のこと。

今まで事務局長が観たMETの舞台は、まともな演出が多かったので、
それが特徴かと思っていたら、
ドイツ流の前衛的な舞台も結構あったということも初めて知った。
でも、失敗作が多かったらしい。

前にMETライブビューイングのことを書いたが、
何十年も前からMETは、ラジオで生中継をしていたようだ。
ハイビジョンで世界同時中継というのは、
まさに技術の進歩。

METライブビューイングについては、下をクリック。

「魔笛は」http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20061231/archive
「清教徒」は
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070111/archive
「始皇帝」は
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070116/archive
「エウゲニ・オネーギン」は
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070226/archive
「セヴィリャの理髪師」は
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070327/archive
「プッチーニ三部作」は
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070503/archive

こういう面白い本だが、
METで上演した全作品リスト、
などというのが資料として付いていたら、
完璧だったろうに。




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