国際線搭乗記  耳より情報

コロナ禍で「鎖国」状態だった日本が、
少しずつ航空路線を開きつつあるが、
その国際線、現状はどうなっているか、
その搭乗記を、
そのままでは掲載できないので、
かいつまんで紹介しよう。

日本政府は香港への渡航について
レベル3の中止勧告を出していたが、
11月1日からレベル2の
「不要不急の渡航はやめてください」に引き下げた。
これにより香港への渡航は可能となったが、
香港側では今でも入境制限をかけており、
永久居民など必要なビザ、資格を持っている人に限っている。
筆者の武田信晃氏は、香港在住のため、
入国資格がある。

成田発香港便は、
キャセイパシフィック航空が火、木、土曜の週3便、
日本航空が日、水曜の週2便、
全日空が金曜1便の、
合計週6便
つまり、月曜日を除き毎週1日1便、
どこかの航空会社が香港行きを飛ばしていることになる。

筆者が乗ったのは、11月18日の
成田9時35分発、香港13時55分着日本航空便。
キャセイ、JAL、ANAで一番安かったので購入。

成田空港へは京成電鉄を使用。
成田方面に向かう朝の列車は結構、混んでおり、
通勤ラッシュで、途中からは結構3密状態。
多くが成田空港で働く人たちで、
飛行機がほとんど飛ばなくても、
多くの人が成田空港で働いているのだ。

この日、第2ターミナルからは1日たった13便しか飛んでいない。
行き先は、香港のほか、大連、デリー、シンガポール、
ニューヨーク、フランクフルト、ドバイなど。
それでも、筆者が前回に搭乗したときは1日4便だったから、
大分世界とつながり初めていることを実感。

チェックインの際、パスポート、香港の身分証明書、
そして香港のホテルの予約確認書を提示。
香港は中国本土、マカオ、台湾から入る人を除き、
入境者全員が14日間、
ホテルでの強制隔離が義務付けられているため、
ホテルの予約確認書が必要。

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チェックイン、出国手続きは、
人がいないので非常にスムーズ。
職員は、手持ち無沙汰状態。

搭乗口に向かう途中、
オープンしていた店舗は、
口紅などを売る免税店と電器店など。
シャネルは開いていたが、エルメスは閉店中。
お土産を買う人はほぼ皆無。

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搭乗口では、一部の椅子に
警告文を書いたステッカーが貼られていたが、
そもそも人がいないので、そんな心配をする必要はなし。

搭乗時の優先搭乗も、
搭乗人数が少ないので、意味はあまりない。

使用機体は、
総座席数195のボーイング787−9「ドリームライナー」。
普段なら座席数の多いB777を使う路線だが、
燃費がよく、機体が小さい「ドリームライナー」を使う。

搭乗者は約40名
これでも多めで、
前週は10人のときもあったそうだ。
航空会社が赤字覚悟で飛ばす理由について、
航空関係者によれば、
将来の発着枠確保の関係から
フライトを継続して飛ばしているのだという。
非常時だから、そんな枠確保のルールは無しにすればいいのに。

B787−9のエコノミークラスの座席配置は2−4−2。
前後の座席は、1列空け。
しかし、それもなにしろ搭乗人数が少ないので、あまり意味はない。
筆者の席(窓側)の前後左右には誰もいない。

フライトアテンダントに話を聞くと、
「今月は3本フライトが入りました。
これでもここ数カ月よりは多いんですが、
普通のときと比べると、
1 カ月あたりのフライト時間数は半分にも満たないですね」
と。

窓の外を見ると、駐機場が満杯という初めて見る光景。

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機内で驚いたのは、フライトアテンダントが
エコノミーの乗客にも名前を呼びながらサービスしていたこと。
ファーストクラスやビジネスクラスの客をもてなすとき、
個人名を言いながらサービスをするのだが、
まさかエコノミーで「タケダ様」と呼びかけられるとは思いもしなかった。
こういう心遣いは嬉しい。

機内食は1種類のみで、
「チキン・オア・フィッシュ」などという選択の余地はなし。
今回は、チキン、炒飯、味噌汁、カステラ、アイスクリームなど。

搭乗客が少ないので、
座席を2つ自由に使える。
自分の座席の画面で映画を観つつ、
隣の座席の画面にフライトの現在地を表示させることも可能。
トイレも使う人がいないので清潔。

飛行機は、ほぼ定刻通りに香港国際空港へ到着。
そして筆者は、検疫プロセスへと向かった。

というのが、国際線の実情。
航空会社がよくつぶれないもんだと思う。

今、映画館に行くと快適なのは、
一つ置きに客が座らされるているので、
必ず隣が空席なこと。

飛行機の座席も、
隣が空席だったりすると、
「ラッキー」ということになる。
長い国際線で隣がいるといないでは、ストレスが違う。

昔は、よくゲートで座席を調べてもらい、
空いてる中央の4人席に移動したり、
窓側の3人席に移動してもらったりしたが、
最近は複数の航空会社のコードシェア便が増え、
座席の調整をする上、
航空機自体も中型機が増えたので、
大体満席で、そういう便宜もはかってもらえなくなった。

一度、国内線で、着陸時強風のため着陸を断念、
他の空港に不時着し、
その時点で仕事(会議)に間に合わなくなったので、
そのまま羽田に引き返したことがあったが、
その時は、300人ほどの機内に客は3人だった。
国内線なので、何のサービスもなかったが、
良い経験をしたと思った。
(航空券は払い戻し)




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