映画『アポロ11号 完全版』  映画関係

[映画紹介]

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アポロ11号の月面着陸が1969年7月21日だから、
今年は丁度50周年
それにあわせて製作されたのが、このドキュメンタリー。
アメリカ国立公文書記録管理局や
アメリカ航空宇宙局(NASA)などの協力により、
半ば忘れられたようになっていた秘蔵映像を新たに発掘、
同じくアクセス可能になった
1万1千時間以上に及ぶ音声データなどをもとに編集。

記録映画の手法として、
ナレーションで意味を説明し、
インタビューで当事者の声を採録する、
という方法を取りがちだが、
この映画は、ナレーションやインタビューは加えず、
映像と音声のみで構成するというセンスの良さ。
ただ、部分的に効果的な音楽が挿入されている。
加工の限度といえよう。
監督・編集・プロデューサーはトッド・ダグラス・ミラー

つまり、余分な解説を加える必要がないほど、
圧倒的な映像の力があるということだ。
打ち上げに使われたサターンVロケットの
宇宙開発史上世界最大前兆110mの巨大さ。
その巨体がロケット組立棟から約5キロ離れた発射地点まで
4〜5時間かけてゆっくり移動する様。
宇宙服を着用する飛行士たちの緊迫した表情。
巨大な重量を持ち上げる史上最強エンジンから出る火炎の迫力。

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管制センターの巨大な空間。
ものすごい人数。

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地球周回軌道に乗った後、
エンジンを吹かして月へ向かい、
月周回軌道に入り、
母船「コロンビア」から2人乗り着陸船「イーグル」に
乗り換えて月面を目指し、
着陸地点を探して着陸。

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月面表面の土質の報告、
そこから見える地球の光景。
様々なものを採取して、
再び月面から上昇して月周回軌道に戻り、
待っていた母船とドッキング、
地球に向かい、大気圏に再突入、
回収の過程が
事実だけが持つ迫力で迫る。
作り物でない、実物の持つ力を発揮する。
特に、着陸船が月面に近づき、
アラーム音が鳴る中、
月面がぐんぐん迫って来るところは息が止まるほど。

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ここに来るまでの実験に次ぐ実験、
様々な模索と失敗と成功・・・
そういう積み重ねが一つのチャンスを生む。
今のような巨大コンピューターもない時代、
計算だけで噴射の時間、ドッキングの方法を編み出した
技術者たちの鍛練が思われる。

発掘映像はデジタル補正技術によって鮮明になり、

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発射から月面調査、地球への帰還までの8日間の出来事を
90分程にまとめているが、
発射直前まで燃料漏れの修理をしていた、
などという事実にも驚かされる。
発掘され音声記録の現場と管制センターとの
生々しいやりとりも興味津々。
臨場感と緊迫感に満ちた傑作ドキュメンタリーの誕生である。

アボロ計画は6回の月面着陸をし、
12人の宇宙飛行士を月面に立たせて終了。
今では、わざわざ遠くの天体に人間を送らなくても、
無人の宇宙船による探査とサンプルの採取が可能になったが、
やはり生身の人間が着陸したという意味は大きい。

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5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/P6W5vyI7F_s

アップリンク渋谷で上映中。

同様の題材を扱った映画「ファースト・マン」の感想は、↓をクリック。

「ファースト・マン」

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