映画『メランコリック』  映画関係

[映画紹介]

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東大を卒業したものの、
まともな就職をすることもなく、
実家暮らしでアルバイトにあけくれていた30歳の和彦は、
たまたま訪れた近所の銭湯で
募集の紙を見て、応募し、採用される。
その時、同じ面接で採用されたのが金髪の松本という男だった。

偶然の成り行きから、
その銭湯が営業を終えた後、
風呂場を「人を殺す場所」としてヤクザに貸し出していることを知る。
しかも同僚の松本は殺し屋だった。
無理やり手伝わされた和彦は礼金の多さに驚き、喜ぶ。

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銭湯のオーナー東には借金があるため、
ヤクザの田中の下請けをしていたわけだが、
田中が和彦の存在を危険と見たため、
和彦は抹殺されそうになり、
せっかく出来た恋人とも別れるよう強制される。
家族も危険で、その状況から逃れる方法は
田中を殺すことだと松本から提案を受けた和彦は、
その殺害計画に参加することになるが・・・

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「カメラを止めるな!」同様、独立系の作品。
主人公・和彦を演じた俳優の皆川暢二の呼びかけにより、
アメリカで映画制作を学んだあと
IT業界でサラリーマンをしていた田中征爾(監督)と、
俳優の傍ら
タクティカル・アーツ・ディレクターとしても活躍する
磯崎義知(松本役)
という同い年3人で立ち上げた映画製作ユニット
One Goose(ワングース )による映画製作第一弾。

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第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞、
ヨーロッパ最大のアジア映画祭・
第21回ウディネ・ファーイースト映画祭で
新人監督作品賞に輝いた。

駆け出し映画関係者の作品だから、
カット割りは悪いし、
セリフも間が抜け、
お世辞にもうまい映画ではないが、
奇妙な設定、読めない展開、
登場人物の何とも言えない「おかしみ」が逆に新鮮さを与える。

それにしても、
銭湯を殺人現場として提供する
という意表をつくアイデアが面白い。
なるほど、血で汚れても洗い流せば済むし、
死体の処理も釜があるから燃やせば証拠も残らない。
この銭湯、よく撮影場所として提供したものだ。
ちゃんと脚本読ませてもらったのだろうか。

実は、この銭湯「松の湯」は、
東西線浦安駅から徒歩5分ほどの場所にある銭湯。
東日本大震災の時、マンションの水が止まってしまったので、
この銭湯のお世話になったことがある。
のっけから住所表示で「猫実」(ねこざね)という字を見て、
おやおや浦安でロケか、と嬉しくなった。
和彦が恋人と散歩する場面は、
私が自転車で行く、
旧江戸川沿いの道で、遠くに東西線の橋が見える。

和彦を演じた皆川暢二、
松本を演じた磯崎義知が面白い。

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その他、一人として顔を見たことのある役者はいなかったが、
「カメラを止めるな!」に出演した無名の役者が
その後、テレビに出るようになったのと
同様なことが起これば、喜ばしい。

5段階評価の「3.5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/tH3viviJJlE?t=10

アップリンク渋谷で上映中。

タグ: 映画



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