映画『スノー・ロワイヤル』  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

コロラド州の雪深い田舎町キーホー
長年除雪作業に従事した功績で
模範市民賞を受賞したネルズ・コックスマンの息子が、
麻薬取引のイザコザに巻き込まれ、殺される。
絶望のあまり一時は銃で自殺も考えたネルズだったが、
一緒に拉致されそうになった息子の同僚の情報から
地元の麻薬王バイキングの組織が関与していることを突き止め、
復讐を開始する。
末端のチンピラから芋蔓式に血祭りにあげ、
金網に巻いて滝に放り込む。

クリックすると元のサイズで表示します

3人の構成員が蒸発した組織は、
敵対関係にある
先住民による麻薬組織の仕業だと思い込み、
先住民の頭領の息子を殺害したことから、
組織同士の抗争に発展してしまう・・・

息子を殺した組織に対しての復讐劇、
その親父を演ずるのがリーアム・ニーソンとくれば、

クリックすると元のサイズで表示します

「96時間」シリーズ的な作品を予想するが、
映画は意外な方向に展開する。
ネルズの意に反したところで、
長年対立していた麻薬組織同士の争いに
火をつけてしまい、
事態はあれよあれよという間に
血で血を洗う展開になり、
沢山の死体が山と積まれる。

その色合いは、ダークどころかブラックそのもの。
人が殺される都度、
その人物の名前が十字架などのアイコンと共に
テロップで出るのも面白い趣向。

クリックすると元のサイズで表示します

ネルズの武器は素手と銃、それに除雪車が活躍する。

クリックすると元のサイズで表示します

「最強復讐親父」の面目躍如である。
観光地であるために、
麻薬を大目に見ていた地元警察まで巻き込んだ騒動に発展していく。
たった一人の殺人事件が
パンドラの箱を開けてしまったような大事件になっていくのがおかしい。
底には人間の愚かしさと哀しみが感じられ、
また、コロラドの雪深い風景と
高い山の光景が絶好の舞台効果をあげている。
また、登場人物が皆個性的だ。
「ファーゴ」(1996)やタランティーノの映画に一脈通じる。
誘拐した男の子を寝かしつけるために
読む本がないので、
除雪車のパンフレットを読むシーンなど、たまらなくおかしい。

ノルウェーのハンス・ペテル・モランドが、
自身の監督作「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(2014)を

クリックすると元のサイズで表示します

ハリウッドでセルフリメイク
オリジナル版のセルビア系犯罪組織を
ネイティブ・アメリカンの麻薬組織に変更、
アメリカ的な病巣も現出する。
ホテルのリザベーションを「居留地」と誤解してごねる、
などはオリジナルにはない。

会話や設定に思いも寄らないことが現出し、
監督のセンスが光る映画だ。
ローラ・ダーンエミー・ロッサムなどが共演。

クリックすると元のサイズで表示します

特に、先住民の頭目の役者がいい。

クリックすると元のサイズで表示します

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/QnYpbtkFoGY

TOHOシネマズ日比谷他で上映中。

タグ: 映画



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ