??米朝首脳会談??  政治関係

???
何ですか、今日の米朝首脳会談
拡大会議の途中で、
予定が急遽変更され、
昼食会も中止、
共同声明の署名式も見送られた。

要するに、
「合意に至らなかった」のだ。

トランプ大統領の記者会見によれば、
「北朝鮮は制裁の完全な解除を求めたが、
われわれはそれには応じられなかった」
と述べ、
北朝鮮が制裁の完全な解除(!)を要求してきたことを明らかにした。

「緩和」ではなく、「解除」。
しかも「完全な」付き。

それだけの要求をする以上、
北朝鮮が「核廃棄に向けて、これだけのことをする」
と言ったのだと思うが、
トランプ大統領によれば、
金委員長がニョンビョンの核施設については
廃棄する意思を示したものの、
アメリカはニョンビョンの施設に加えて、
ウラン濃縮施設を含むほかの核施設の廃棄を要求し、
折り合えなかったのだという。

そりゃそうだ。
アメリカの求める核廃棄とは、
「永久的で、検証可能で、不可逆的な全破壊兵器の廃棄」
なのだから。
小出しの戦略にトランプが乗らなくてよかった。

トランプは、
「制裁は今後も維持する」と言っている。

事実上の物別れ
準備されていた合意文書に署名することなく
それぞれ首脳会談場から宿泊先に戻った。

最初からトランプ大統領と金委員長の間にはすきま風が吹いていた。
両者、なかなか目を合わせない。

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トランプ大統領は
「キム・ジョンウン委員長との関係は良好だ」
と強調し、
引き続き、交渉を進めていきたいという考えを示した。
ただし、次の会談は未定だという。

しかし、不思議なのは、
普通、首脳会談というのは、
それ以前に実務者ですり合わせて結論を出しており、
会談は儀式に過ぎない、
というのが常識。
以前からポンペオ国務長官が乗り込んで散々議論をし、
ハノイにも先乗りして準備したというのに、
なぜこうなったか。

ポンペオ氏は
「私はより多くのことを求めたが、
金委員長は準備ができていなかった。
長い時間がかかると思う」
と述べた。

だったら、会談を延期するという選択肢もあったはず。
金委員長など、
60時間もかけて陸路でやって来たのだ。
この結果で満足のはずはない。

あるいは功を焦っているトランプなら、
無理な要求も通るとでも思ったのか。

実務者同士では細かいことを詰めず、
トップ同士の判断に丸投げする方式だった、
という説もあるが、
これほど危険な首脳会談はあるまい。

ただ、気になるのは、
今後に期待、とする点で、
やけに「楽観視している」と強調したことだ。
その根拠は何か。

トランプ氏は
「金正恩委員長と非常に生産的な時間を共に過ごした。
金委員長、北朝鮮とよい友人の関係を維持する」
と話した。
「北朝鮮には潜在力があり、
経済大国になるだろう」
とも持ち上げた。
あの国が経済大国に?
無理無理。

帰国したトランプには、
成果に対する批判が待っている。
それでも、安易な妥協をしなかった点は評価できる。

それにしても、金正恩の頭の中は分からない。
今アメリカの進攻なしの約束を取り付けた上で
譲歩すれば、
アメリカはじめ各国が経済援助して、
国が豊かになる、
その絶好の売り時で、
拉致問題も、今返せば、
日本から莫大な経済支援を引き出せるのに。

やはり、本当は馬鹿なのか。

会場のホテルを後にする金氏は、
不機嫌な仏頂面をしていた。
これから60時間の手ぶらで帰る旅は、
気の重いものになるに違いない。
それとも、
また中国の飛行機で帰るのか。

その後、北朝鮮側が韓国など一部メディアを対象に開いた記者会見で、
「我々が要求したのは全面的な制裁の解除ではなく、一部の解除だった」
と主張、
トランプが合意をまとめられなかった理由としてあげた
正恩氏の経済制裁の全面解除要求は事実でなかったとあかした。
「国連制裁決議の計11件のうち
2016年から17年までに採択された5件で、
民間経済と人民の生活に支障を与える項目」
について、まず解除を求めたとのこと。

おやおや「藪の中」になってきましたな。

韓国の文政権は、
今回の首脳会談で
経済協力事業である開城工業団地の再稼働や
金剛山観光事業の再開、
更に朝鮮戦争の「終戦宣言」までも期待し、
制裁の事実上の緩和を目論んでいたようで、
それも雲散霧消した。

しかし、金委員長、
制裁の解除を求めたことで、
制裁がいかに効いているかを露呈してしまった。




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