映画『パッドマン』  映画関係

本日夜、娘はヘルシンキに「飛び」ました。
フィギュアスケート・グランプリ・シリーズのフィンランド大会で
羽生結弦選手を応援するためです。
やれやれ。

フィン・エアーの直行便は高いので、
半額ほどの中国国際航空を使います。
安い代わりに、2度乗り継ぎ。
行きは、羽田→北京→ミュンヘン→ヘルシンキ。
帰りは、ヘルシンキ→ストックホルム→北京→羽田。

直行便なら11時間なのに、
2度の乗り継ぎのため、22時間かかります。

北京空港での荷物検査が厳しいので、
乗り継ぎ便に乗れなくても、自己責任で、
という文書に羽田で署名させられたそうです。
北京空港を通るとなると、
ロストバゲッジの心配もあります。

試合は午後、エキシビションは夜なので、
昼間は観光をして、
フィンランドを楽しむようです。

血は争えない。


[映画紹介]

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題名のパッドとは、女性の生理用品のこと。
この映画は、愛する妻のために、
安価で清潔な生理用品を開発した男の物語だ。

インドの片田舎の機械工のラクシュミは、
新婚の妻が汚い布を隠すように干しているのを目にする。
それは、生理を処置する布だった。
生理用ナプキンは高くて買えない。
不衛生な布を使っている妻のために、
ラクシュミは安価で清潔なナプキンを開発することを思い立つ。

まず、綿を求め、布を買い、試作に試作を重ね、
自分で試してみるが、なかなかうまくいかない。
それどころか村人からは奇異な目で見られる。
なにしろ、生理の5日間、
女性は「穢れている」として、家の中に入ることさえ許されない。
そういう微妙な問題に男が目をつけるとは。
ラクシュミは変人扱いされ、
それどころか変態の疑いさえかけられ、
妻の実家からは離婚の申し入れがされてしまう。
しかし、諦めないラクシュミにある援軍が現れて・・・

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日本でもアンネナプキンのCMが登場した時、
いろいろな議論があったという。
今では全く普通に通用しているが、 
長い間、女性独特の問題として、
タブー視されてきたのだ。
その微妙な領域に入り込んだラクシュミの動機は、
それで金儲けしようというのではなく、
あくまでも愛する妻のため、と設定されている。

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ラクシュミのモデルとなった人がいる。
アルナーチャラム・ムルガナンダム氏がその人↓。

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従来のナプキンの3分の1という
低コストで製造できる機械の発明者で、
それだけでなく、
女性たちが自らその機械を使って製造し、
顧客に届けるシステムを開発した。
つまり、インド女性の雇用と自立を生み出したのだ。
その活動は高く評価され、
2014年には、TIME誌が選ぶ
“世界で最も影響力のある100人”も選ばれた。
2016年にはインド政府から褒章も授与されている。
インドの人口は10億人(正確には13億2400万人)。
その半分の5億人が生理の不衛生から救われたのである。

という、扱い方によってはヘンテコリンになってしまいそうな題材を、
妻への愛が動機という位置づけで、
明るく、楽しく、ほろりとさせる感動作に仕上げた。
成功の要因は、明るく前向きなストーリーに作り上げた
R.バールキ監督の手腕と
ラクシュミを演ずる
アクシャイ・クマールの演技によるところが大きい。

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インド人らしからぬ容貌だが、
素朴で誠実な男性を演じさせたら右に出る者がいない人気男優だ。
とにかく始まって10分で
観客の心を掴んで感情移入させるのだから、すごい。
応援者パリーを演ずるソーナム・カプールの知性美も心地よい。
そして、インド映画だから、
ところどころ歌で展開する場面が明るさに拍車をかける。
最後のある場所でのスピーチの素晴らしさ。
ほろ苦い恋愛模様も交えて、
感動的な最高のサクセスストーリーが出来上がった。
                                        
5段階評価の「5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/sK0mP7n4518

東京国際映画祭で鑑賞。
12月7日からTOHOシネマズ新宿他で拡大上映。

タブーを取り扱っているため、
クウェートとパキスタンでは上映禁止となったという。
まだまだ不自由な国は沢山ある。

タグ: 映画



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