ああ山根会長  様々な話題

世の中、いろいろな組織があって、
いろいろなトップがいるものだが、
日本ボクシング連盟の山根明会長ほど、
最近特異な個性の持ち主はいないだろう。

クリックすると元のサイズで表示します

その言動と風貌は、まさしく、ヤクザ
前歴不明。
それがやがて本物のヤクザだったと判明するのだから驚きだ。

というより、このような人物をトップに置く、
日本ボクシング連盟という組織について驚きが隠せない。
外から見た時、
そのトップの人物像で、その組織というものがはかられるが、
このようなトップを持っている組織がどんなものか、
不思議を通り越して驚愕である。

ロンドン五輪の実績により、終身会長に就任、
というのも驚き。
「終身会長」
死ぬまで会長をする。
定款にもどこにも書いていない制度。

どの組織でもトップの任期を決めており、
中には再選回数の限度を決めているところもある。
そのいずれも「長期政権は腐敗を呼ぶ」という
教訓から学んだものだ。
それなのに、終身会長とは。
組織の私物化だ。
誰も周囲の人間、たとえば理事の中から
「それはいけません」
と発言する人はいなかったのだろうか。

疑惑の一つに、試合で使う公式グローブを
会長指定の一業者だけに独占させるという仕組みがある。
しかも、一時、
代金は会長の孫の口座に振り込ませることにしていたという。
つまり、「山根商店」だ。
それについて、会議の場で、
「山根明がなぜ商売をしてはいけないのか」
と発言した録音が公表されている。
その発言をした時、
「それは会長の公私混同の恐れが生ずるからです」
と諫める人が誰もいなかったのだろうか。

ある市長は、土建屋出身だが、
選挙に当選した時、
あらゆる入札から自分の会社を除外する措置をとったという。
首長の鑑だ。

自分の息子を副会長、会長代行に任命するという、
これまた公私混同。

しかし、もし仮に諫める人がいたとしても、
あの勢いで恫喝されたら、
誰も沈黙してしまったのだろう。
そもそも、この人物は、
公私混同がいけない、ということを
理解することさえ出来ないのだろう。

法的知識の欠如という点で言えば、
成松大介選手に交付された助成金240万円について、
3等分して別の2選手に80万円ずつ渡したことについてもそう。
その後、間違いだと指摘されて、
息子から買ってもらった時計を売って160万円を成松選手に送った、
と主張している。
しかし、税法上、様々な問題が起こる。
そんなことをしたらいけないという認識すら持てない人物が
トップをしている組織なのだ。

大体、自分の所属選手に対して、
公の場で「仮面をかぶっている」とか「生意気だ」とか
発言する人間がトップと言えるだろうか。
女子職員に対する叱責の録音も公開されているが、
弱い立場の女子職員に5時間にわたる説教を続けるなど、
この人物がどんなに低い人間性の持ち主かということが分かる。

しかし、ここへ来て致命傷と言える事態が明らかになった。
反社会的勢力との交流が発覚したのだ。
反社会的勢力とは、すなわち、ヤクザだ。

その山口組系暴力団の元組長がテレビカメラの前で語っている。
「彼とオレとは20代のころやから、かれこれ50年になるわけや」
と長い付き合いを明かし、山根会長は
「どんな男か」と質問されると
「元はヤクザや。17〜19歳とわしの下で6、7年間、ヤクザして」
と明かしたという。

やっぱりヤクザだったか。
それに、釜山生まれの在日韓国人で、
本名を文甲明といい、
日本に帰化して山根明と名乗っているという前歴も、
韓国紙の報道で明らかになった。

番組では、この男性の「ヤクザだ」という証言を山根会長に聞くと、
「そうですか。本人が言うならしゃぁないですけど。
ボクは違います。杯も何ももらってません」
と反論した。

会長就任後もこの男性と交際していたことは
「まずいことありません。
昔から何十年前からの関係ですから。
お茶ぐらい飲んでいます。
アルコールも飲んでいます」
と言い、
しかし3年前にケンカになり、交流を絶っていると主張した。

これに対して、本村健太郎弁護士は、このように言っている。
「杯はいただいていないということをやたら強調されていますけど、
法律上の線引きはそこじゃないんですよ。
全国の暴力団排除条例で暴力団員と
食事をするゴルフをする結婚式に出席をすると、
こういう交際をしている人は
みんな暴力団関係者ということになっていて、
あらゆる契約関係から排除するとなっていますから、
勘違いされています。
こういう交際があったことを自分で認めているすでに」
「3日前もそういう相手から脅迫されたというようなことを
おっしゃっていますから、
今でも一定の関係、接触があることを認めており、
暴力団関係者だということを自分で言っているようもんですからね。
こういう人は直ちに辞めないといけないですよね。
辞任しないなら解任すべき」

さすがに暴力団関係者との接触については、
周辺も放置できず、
全国高等学校体育連盟(高体連)が
全国高校総体(インターハイ)での
山根会長の出入りを禁止したという。
「とても高校生の試合会場には入れられない」と。

つまり、山根会長には、
「杯を交わしていなければ関係ない」
という判断で、
接触しただけで社会的にはアウト
という認識がないのだ。

一般社団法人のトップが反社会的勢力とのつながりがあることで
コンプライアンスを逸脱した形となり、
JOC(日本オリンピック委員会)、
スポーツ庁などの監督団体が問題視し、
連盟の存続だけでなく、
2年後に迫る東京五輪への出場さえ危ぶまれる事態にまで追い込まれている。

この事態を受けて、
さすがの理事たちも動き始め、
これまで山根会長を支えてきた副会長の吉森照夫氏を筆頭に
約20人の理事が6日、
一連の騒動と告発を受けた諸問題の責任を取る形で
電撃辞任する意思を固めた。
そして、「我々もやめるから、会長もやめて下さい」と、
山根会長に共に身を引くように退陣を迫ったという。
もし聞かれなければ、
今日7日にも大阪市内で臨時理事会を招集し
解任を決議する考えだ。
会長は理事会での選任だから、解任も出来る。
しかし、理事からも追放するには、
総会を開かねばならない。

その本日の緊急理事会だが、
解任にまでは至らず、
進退は山根会長に一任されたという。
「自分の進退をどうするか、家族や友人と相談して、自分で決める」
ということらしい。
「一任」して「やっぱり辞めない」と言ったらどうするのだろう。

山根会長は理事会後、
「あす正午に私の気持ちを言います」
と、8日に会見する意向を示した。

山根会長の記者会見については、
連盟の各県組織に聞いたアンケートでは、
記者会見は「開かないでほしい」という意見もある。
理由は「恥ずかしいから」。
たしかに、あの個性が記者会見をしたら、
ますます連盟の評価は下がるだろう。

審判に対する圧力の問題もあり、
これでは選手が可哀相だ。
日大アメフット部の問題といい、
日本ボクシング連盟の問題といい、
組織の上に立つ人たちが腐っている状況は、
日々練習に励んでいる
若い選手たちの努力を無にすることなのだ。

余談だが、
日大の田中理事長と山根会長のことを

クリックすると元のサイズで表示します

「新アンガールズ」と呼ぶのだそうだ。
田中と山根と同姓なのだけの話だが、
アンガールズもいい迷惑だろう。

クリックすると元のサイズで表示します




コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ