映画『ムーンライト』  映画関係

団地の中庭の桜が満開になりました。

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下で見ると、こんな感じ。

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[映画紹介]

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私はLGBTの映画は苦手である。
特にゲイの映画は駄目。
基本となる感性が分からないので、
描かれる世界を理解することが出来ないからだ。

LGBT=レズビアン(lesbian) 、
      ゲイ(gay) 、
      バイセクシュアル(bisexual)、
      性同一性障害を含む肉体と精神の性別が一致しない
      トランスジェンダー(transgender)
      の人々の総称。それぞれの頭文字を取っている。

だが、普通なら敬遠し、
アカデミー賞作品賞受賞作だからこそ観た
この映画は少し違った

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マイアミの貧困地域で、
麻薬常習者の母親と暮らす少年シャロンは、
学校ではいじめられ、母からは見捨てられ、
たまたま出会った麻薬売人のファンとその妻に
親近感を抱いている。
そして、唯一の友人のケヴィンだけが心の支えだった。

高校生になったシャロンの中で
ケヴィンへの思いが次第に形をとり始める。
そんな時、いじめをそそのかす友人の手によって、
シャロンとケヴィンの仲は引き裂かれる。

大人になったシャロンは売人として贅沢な暮らしをしており、
母親は施設に入っている。
ある日、ケヴィンから電話を受けて、
車を飛ばして会いに行くが・・・

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小学生時代、高校時代、そして成人したシャロンと、
3つの時代を別な役者が演ずる。

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貧困といじめと腐った環境の中で、
自分を見つめるシャロン。
大人になった時、
その人生の結実にシャロンはおののく。
老人ホームに入った母親と初めて和解し、
長い間疎遠だったケヴィンに会いに行く後半で、
一挙に感情が高まる。

母も失い、心の中の父であったファンとも死別し、                 
暴力事件で少年院に入った後、大人になった自分は、
結局ファンと同じ売人になった。
一方、ケヴィンは刑務所の中で習得した料理の腕を生かし、
ダイナーの料理人として、まともな暮らしをしている。
再会は苦く、悲しい。
結局、あこがれていたファンと
同じ道を行くしかなかった自分への羞恥が包む。
それと共に、悲惨だった子供時代への
悔恨とある種の憧憬と痛切な記憶がシャロンを責める。
そして、その夜、
シャロンは重大な告白をケヴィンにするのだが・・・

ケビンと再会したダイナーの場面以降、
涙が止まらなかった

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ここには、幼少期、少年期の集大成としての今の現実が
残酷に突きつけられ、
それでも、人生の輝きを取り戻そうとする
シャロンの狂おしい希求が感じられるからだ。
設定はLGBTだが、
描かれた内容の本質はLGBTを越えて普遍的だ。
その点でLGBT映画が苦手な私にも
受け入れる余地があったのだろう。

良い映画はおしなべて脇役がうまいが、
ファンを演ずるハマーシャラ・アリ
アカデミー賞助演男優賞を受賞

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母親を演ずるナオミ・ハリス助演女優賞にノミネート

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しかし、成人したシャロンとケビンを演ずる
トレヴァンテ・ローズアンドレ・ホランドという
二人の役者の演技もうまい。
両人ともまなざしの演技をする。

題名の「ムーンライト」は、
老婆が語ったという
「月明かりの下、黒人少年の肌は青く見える」
による。
元々「In Moonlight Black Boys Look Blue 」という戯曲が原作。
監督のバリー・ジェンキンズ脚色賞を受賞
映像的にも黒人の肌に青を乗せる加工がされている。

題名は、常ならぬ光の下、
別なものとして光り輝く人生の一瞬を象徴するようだ。
それと共に、シャロンが抱えた記憶の輝きも内包する。
ケビンとの再会で再び差して来た月光に輝く
子供時代のシャロンの映像が印象的で、
深い感動と余韻が観客を包む。

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出演者は全員黒人
そういう意味で、白人映画の「ラ・ラ・ランド」と対をなす。
今年のアカデミー賞は、
前年の「ホワイト・アカデミー賞」の反動で、
黒人映画が有利だった。
「ラ・ラ・ランド」には華があり、
映画の祭典の作品賞にふさわしいが、
会員は、この黒人映画に軍配を挙げた。

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時代の流れなのだろう。

5点満点の「4.5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/jiN_11Q_TOk

TOHOシネマズ等で上映中。

タグ: 映画



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