映画『インフェルノ』  映画関係

[映画紹介]

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大ベストセラー作家ダン・ブラウン原作による
「ダ・ヴィンチ・コード」(2006)、「天使と悪魔」(2009)に続く、
ハーバード大学宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授シリーズの第3弾。
日米同時公開。

ダ・ヴィンチの絵画、ベルニーニの建築や彫刻
の謎に迫った前2作に対して、
今度はダンテの「神曲」を巡る謎を教授が解き明かす。

あらすじや舞台となる建造物の写真は、
前に原作本の紹介をした時のブログ↓を参照。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20160803/archive

話の骨格は、
人口過剰増加による人類滅亡の危機を感じた
大富豪にして生化学の天才、ゾブリストが
中世のペストに匹敵するウィルスをばらまいての
人口淘汰
を意図し、
その仕掛けを設置して、自分は自殺を遂げてしまう。
ウィルスが拡散するまで、既に時間が迫っている。
病原体の置かれた場所を巡って
富豪が仕組んだをラングドン教授が解明していく、
という話。
これに美人医師やWHO、謎の組織「大機構」などがからんで来る。

ほぼ原作通りの展開で、
WHOの代表者エリザベスの取り扱いと
ラストのウィルスの拡散が違う。
原作の終わり方の方が意外性があるし、 
ウィルスの正体には驚かされた。
あのままでは何か影響があると製作者は考えたのだろうか。

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しかし、原作にも存在した致命的な欠陥
映画化にあたって是正はされなかった。
まず、謎解きが自己目的化していること。
ゾブリストがわざわざウィルスの在り処を
ダンテに絡ませて誰かに分からせようとする意味は全然ない。
まして、教授を記憶喪失にするという無理やりの必然性が納得できない。
というのは、前の2日間で
教授はダンテのデスマスクにまで到達しているわけで、
わざわざ記憶喪失にして
双六を「はじめ」からやり直す必要はない。
ご都合主義の連続で
なんとかクリアして再びデスマスクまで到達するが、
一つ間違えば、計算通りにはいかないだろう。

まあ、映画なんだから、それでもいいが、
前2作にあった教授による謎解きの面白さは希薄になってしまった。

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人口過剰増加に対する危機感は、
原作にあったグラフを提示すれば
観客に分からせることが出来たと思うが、
どうしてやらなかったのだろう。

しかし、舞台はフィレンツェに始まり、
ヴェネチアイスタンブールへと変転し、
名所が次々と出て来るから
旅行好きにはたまらない趣向。
そういう意味で目を楽しませてくれる映画だ。

ラングドン教授はトム・ハンクス
教授と同道する美人医師にシエナに
「博士と彼女のセオリー」(2014)のフェリシティ・ジョーンズ
他に「最強のふたり」(2011)のオマール・シー
「めぐり逢わせのお弁当」(2013)のイルファン・カーンら。
良い映画に出て好演すれば、
大作に起用されることが分かって、嬉しい。

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監督はシリーズ全作品を手掛けるロン・ハワード
手堅いし、面白く見せるが、平均点

5段階評価の「3」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/Dhtd_ztIoPs

タグ: 映画



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