『後妻業』  書籍関係

今日は親戚筋の家に出かけ、
↓のような豪華なランチをご馳走になりました。

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その後、銀座に出かけて、

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映画を2本
1本は当たり。
もう1本は大当たり。
こういう日は嬉しいですね。

↓みかけた看板。

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疑問その1:こんなのしてもらう人がいるのか。
疑問その2:20分といえば、片耳10分。
       10分間も何をするのでしょう。

通りで見かけた遅いイルミネーション

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〔書籍紹介〕

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91歳の中瀬耕造が脳梗塞で倒れ、入院する。
中瀬には、結婚相談所で知り合った
22歳歳下の竹内小夜子という妻がいる。
中瀬の二人の娘は
小夜子は入籍したとばかり思っていたが、
実は内縁の妻だった。
中瀬が息を引き取り、相続の話になった時、
小夜子が公正証書を持ち出す。
そこには中瀬の財産の大部分が小夜子に相続させる遺言が記載されていた。

納得出来ない娘は弁護士に相談し、
興信所を雇って調べた結果、
小夜子には過去結婚歴があり、
その結婚相手が不審な死をとげていることが分かる。

実は小夜子は結婚相談所を経営する柏木亨と結託して、
資産を持っている老人の後妻に入り、
夫の死後、遺産を相続する“後妻業”を続けていたのだ。

小夜子は経過を柏木に逐一報告していた。
柏木は結婚相談所に入会した男性会員の中で
妻に先立たれて資産を持っている男性会員を小夜子に紹介、
遺産を相続させた上で、
儲けを折半するという約束を交わしていた。

「次、よさそうなんがおるんかいな」
「天祥に太い客が来た。
齢は七十三。
不動産屋の隠居や。
東大坂の瓢箪山に千二百坪の土地と賃貸マンションを二棟持っている。
子供は四人。
外に認知した子がふたりいてる。
相続関係はややこしいけど、
中瀬の爺よりは
ええ金になるかもしれん。
おれはあんたを紹介したいんや」

柏木がマネージメントする
エース級の女はほかにも何人かいるが、
小夜子はナンバーワンだろう。
頭の回転の早さ、口のうまさ、
臨機応変の変身とごまかし、
中でも罪悪感のなさは
まちがいなくナンバーワンだ。

中瀬の娘たちが依頼した弁護士や探偵によって小夜子の過去が暴かれていく。

平成15年以降、
名城小夜子、黒澤小夜子、津村小夜子、武内小夜子と名字が変わったが、
夫であった名城善彦は和歌山の白浜海岸で突堤から転落して溺死、
津村泰治は大阪市大正区の特別養護老人ホームで病死、
武内宗治郎は徳島のつるぎ町で事故死(車で転落)していた。

というわけで、
少し前に話題になった
京都府向日市の連続不審死事件
夫の殺害容疑で逮捕された
67歳の筧千佐子容疑者の事件を彷彿させる内容に、
同事件を予言した作品として話題になっているのが本書。

実際の不審死事件は、
筧千佐子容疑者が
京都や大阪の結婚相談所を介して男性と知り合い、
結婚、または交際をしたが、
短期間の間に相手の男性6人(またはそれ以上)が
次々と死亡したとされる。
その結果、千佐子容疑者が得た遺産などは
8億円に上るといわれている。

『後妻業』の舞台も大阪の結婚相談所。
武内小夜子は、69歳という高齢女性。
まるでこの事件を知って書いたような内容で、
小説家の想像力はすごい。

とにかくすさまじい内容だ。
登場人物がことごとく金銭欲にまみれ、
共感できる人間など一人もいない。
その人物たちが
汚い大阪弁で金儲けの相談をする場面が連続する。

後半、小夜子たちの犯罪が
どんな結末を迎えるか、
多少溜飲を下げるものの、
読後感はすこぶる悪い
しかし、現代の一面を明確に切り取ったという点で、
稀有な一冊である。





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