昨年との違い  

月の変わり目になると、
事務局長は翌日の月間計画を立てるのですが、
昨年の予定表を活用して作り変えますので、
前の年の同時期にどんなことをしていたかが分かります。
それで、去年の今頃がやけに忙しかった理由が分かりました。
安井潤一郎衆議院議員の当選後のあれこれをしていたんですね。
青年部の講演会とか
安井議員の後援会とか、
生鮮三業種の会合とか。
それがない分、今年は楽です。

帰宅途中、銀座の博品館劇場に寄りました。
久しぶりですね、博品館。
ここはしゃれた芝居を1週間や10日の短いサイクルで上演しますので、
昔はよく来たものです。
終わって外に出た時の銀座がにぎやかで華やかなので、
何だかブロードウェイみたいで好きでした。
芝居がはねた後のニューヨーク・ブロードウェイのにぎわいは
こんなものではありませんが。

来年の観劇会の下調べをしている段階で、
昔組合が観劇会をしていた劇場にいた方の関係で
ご招待されました。
作品は劇団絵生の「Friendship --未来をください--」

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白血病にかかった級友を励ます中学生の友情の物語。
既に8年間に343回上演したストレートプレイのミュージカル版初演だそうです。
大変真面目で真剣な取り組みで、
好感の持てる舞台でした。
内容も社会性がありますし、
全国の中学校を巡演したら、
教育効果があると思います。
これで白血病への関心が高まり、
ドナーが増えれば大変良いことです。

ところで、
知ってる人は知っているとおり、
事務局長はミュージカル・ファンで、
ニューヨークやロンドンに出かけてまで新作を観にいく人です。
本場を観てしまったら、とても日本のミュージカルは観られず、
人気の劇団「四季」でさえ、
事務局長に言わせれば、
「パワー不足で、線が細く、安易」で
もう何年も観ていないそうですから、
その満足度のハードルの高さは推して知るべしです。

そのような高い基準で、
今日のような若者たちのミュージカルを判定することが
適切でないことくらいは事務局長もわきまえています。
ブロードウェイのミュージカルは、
まさに「ショウ・ビジネス」で、
厳しい競争をくぐり抜けた超一流のわざです。
それと比較するのは、まさに牛刀で鶏をさくようなものです。
(ちょっと意味は違いますが)

それをわきまえた上で
日本のミュージカルの向上のために助言するとすれば、
次のようなことでしょう。

@ミュージカルという表現形態を取る以上、音楽は命
ならば、もっと音楽性を高めるべきで、
あまりに音楽が安っぽすぎます。

➁上記と同じで、やはり、歌で表現するなら、
歌詞は専門の作詞家にさせるべきで、
脚本家が作ったセリフの延長のような味のない歌詞では
作曲家は大変でしょう。
歌詞は「意味を伝える」だけではなく、「詩」でもあるのですから、
響きは重要です。
事務局長は、
「この言葉は不要、これは他の言葉に置き換えられる」と、
歌詞をいちいち添削しながら聞いていました。

➂友情や命や、人生の本質に至るテーマを
かくも安易に扱うのはどんなものでしょうか。
これで感動するのは、
せいぜい高校生止まりで、
大の大人の心を掴むのは無理です。
ブロードウェイやロンドンのミュージカルの描く世界の何と奥深いことか。

➃全体的に甘口の味付けは飽きが来ます。
女子供(失礼)を相手にするような甘口の作品ばかり作っていた結果、
日本の演劇界は大人の男性観客を遠ざけ、
女子供のものになってしまったのです。
文化にお金を使わない男たちも悪いですが、
これはニワトリと卵で、どちらが先かは分かりません。

やっぱり「牛刀」だったかなあ。
ここだけではなく、
日本の演劇界全体に言えることだから、
どうすることもできないでしょう。

しかし、
アメリカや英国とは違い、
このような演劇活動を全て包み込む
日本の文化はやはり幅広いと思います。

若者たちの演技は一生懸命で、
歌はさすがに岡まゆみなどはうまく、
歌詞の内容をよく咀嚼した歌唱を見せました。
また、コーラスはきれいでした。
こういうところで初めて見る佐藤蛾次郎さんは実にユーモラスで、
笑えました。
観て損はないと思います。

この作品はあと2日で、
明日28日(土)は2時と6時
千秋楽29日(日)は2時
大人は6,500円、高校生以下は4,500円
骨髄バングの普及のためにも、
是非観てやって下さい。










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