ミャンマーの中古車と『殺したい蕎麦屋』  書籍関係

袴田事件について、
過去のブログの「美談の男」を読み返してみたら、
次のような記述が見つかりました。

袴田事件は、
あれだけの無罪になる証拠がありながら、
再審請求はその都度退けられている。
法曹界のどういう常識が
そうさせているのかわからないが、
誰一人勇気もって発言しないとすれば、
随分情けない話ではないか。

今度、勇気ある裁判官によって再審の道が開かれ、
本当によかったと思います。

「美談の男」のブログは、↓をクリック。

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先日、
ミャンマーで見た日本の中古車のこと

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を書いたら、↓

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20140309/archive

今日読んでいるこの↓本に

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そのことが書いてあったので、
抜き書きします。

モンゴルやミャンマー、インドネシアなどを行くと
日本のクルマがいっぱい走っている。
殆どが中古車だ。
クルマのブランドをひけらかすのと同時に、
中古車のボディや荷台などに書かれている
日本の企業の名やその製品名なども消さず
そのまま誇らしげに残してあるのが殆どだ。
(中略)
なんとなく
戦後の日本、
アメリカから中古車が入ってきて、
そこに書いてある
英語のロゴなどを
そのまま消さずに
得意気に走っていた時代を彷彿する。
アメリカの中古車に書かれていた
英語のロゴを嬉しがっていた国が、
やがて高度成長して
アメリカを抜くクルマを作るようになり、
それをアジアの小国などの人々が
うっとり眺めている時代がくるなんて
当時は想像もできない話だった。
もっと面白いのは
モンゴルのとんでもない田舎の草原を
「佐川急便」なんて大書きして
例の飛脚の絵のついたトラックが走っていたりすることだ。
最初にモンゴルのとんでもない草原の果てで見たときは
「へえ! 凄いなあ。
佐川急便はいまや
こんなところまで配達している
大国際宅配会社になっているんだなあ!」
とびっくりし、
感心したものだ。
やがて佐川急便の中古車が走っているだけ、
と知って残念と思ったり納得したりした。
佐川急便は、
そのロゴを消さないことを条件に
途上国に中古のトラックをあげている、
という話を聞いたことがあるけれど
本当だろうか。
ミャンマーのヤンゴンでは
「西早稲田行き」なんて
普段東京でよく見る表示をつけているバスが
やってくるのを見て
やっぱりびっくりし、
つい乗りたくなってしまった。

「殺したい蕎麦屋」とは、
ある青山の有名蕎麦屋に行った時のことを
書いたエッセイから取っている。
ビバルディをBGMに使うこの蕎麦屋で、
椎名氏は一番安い「せいろ蕎麦1260円」を注文。
しばらく待って出て来た蕎麦を見て驚いた。

しゃれた蕎麦猪口に
やや不思議に湾曲した
謎楕円のセイロの上にちらばる蕎麦。
ちらばり具合が寂しい。
どう考えても二十本ぐらいしかない。
いつものように箸で蕎麦を掴んで
五回上げ下げすると
全て終了という量であった。
二十本の蕎麦を
五回の箸の上げ下げで食いおわってしまう。
ということは
一回に蕎麦四本である。
四本の蕎麦を
なんとか箸にからめて
口までもっていくまでの
緊張感といったらない。
おれはいつもの倍くらいのスローペースで食べても
二分もたなかった。
それにしても二分だ。
よく噛みなさい、
ということなのだろうか。
よく噛んでも
やっぱり一箸四本である。
一本だけで63円だ。
三本分で
駅のソバが一杯食える。
六本で二杯だ!
九本で三杯。
二十本分で七杯はいく。
もうそんなに食えません。
そういうセコイ計算をするような人は
当店にこないでください、と、
この店は言っているのだろう。
ビバルディも
そう言っているような気がする。
でも殺意にみちみちたおれは
この店を出るとき
最後に絶対後ろ足で戸をしめちゃろ、
と思っていたのだが
自動ドアであった。

続く「『本場』と『本格』には気をつけよう」では、
南青山のイタリアンに行った時、
ぬるいビールが出て来た時のことを書いている。

なにかの間違いかと思って
店の人にそう言ったら
「当店は本場のイタリアどこそこの
料理を提供していますので
本場の料理の味をそこなわないように
本場と同じように
ビールは通年、
常温でおだししています」
という
信じられない説明を
店の人が慇懃にするのだ。

ときどきこういう気取りまくりの
大勘違い店というのがある。
ここは日本で、
そのぎこそこの『本場』ではないのである。
イタリアのどの地方が
その本場なのか知らないが、
我々は湿気があって暑い
日本のトウキョーにいるんだから
日本のあたりまえに冷えたビールが飲みたいのだ。

続けて信州の蕎麦屋での経験。

おすすめのセイロそばを頼んだ。
しかし出てきた蕎麦の横の蕎麦猪口に
「つゆ」が入っていない。
透き通っているそれは水のようだ。
つゆはまもなく出てくるのだろうと思ったが
いっこうに出てこない。
何かの間違いかもしれない、
と思って店の人に聞くと
「当店は自信をもって
本格的な信州蕎麦を提供しています。
蕎麦の本当のおいしさを
十分味わっていただくために
まずは渓流の水で
じっくり蕎麦をめしあがっていただいております」
その作務衣を着た
「本格」の人はやはり慇懃に言った。
このときは金だけ払って
何も手をつけずに出てしまった。
東京山手線界隈の
券売機で買う駅そばが
しみじみ懐かしかった。
いらい「本場」とか「本格的」という言葉に
アレルギー性の
拒否反応がでるようになってしまった。

お客無視の「本場」「本格的」な店、
まだまだありそうです。

それとは関係ないですが、
あるラーメン屋に一人で行ったら
カウンターに座れという。
席はがら空きなのに。
客に好みの席を提供する精神がない。
こういうお店も駄目ですね。
あるラーメン屋は、
席を指定して、
連れの客でも
並んで座らせない店もあります。




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