『シレンとラギ』  映画関係

〔映画紹介〕

クリックすると元のサイズで表示します

ゲキ×シネ
作・中村かずき、演出・いのうえひでのり
のコンビによる、
劇団☆新感線舞台を映像化したもの。

北の王国と南の宗教教団が対立する架空の土地。
北の先代王の十三回忌が催されてい宴の場は、
野望渦巻く王宮の広間。
最近、警護陣を一新したために、
早速王の命を狙う刺客が送られていた。
その刺客を倒したシレン(永作博美)の姿に、
守護頭のラギ(藤原竜也)は魅了される。

シレンは暗殺者一族の出で、
重臣でラギの父キョウゴク(古田新太)に呼び出され、
20年前にシレンが殺害したはずの
南の王ゴダイ(高橋克実)が復活したというのだ。
再びシレンにゴダイ暗殺の命が下り、
シレンはラギを連れて南へ向かう。
ラギはシレンを慕うが、
暗殺者一族に生まれ、
人を殺めるために存在する自分の宿命を語り、退けるシレン。
しかし、いつの日か二人は結ばれていた。

一方、北でも陰謀が表に現れ、
キョウゴクは南の将軍に誘われて、北を去り、南に行く。
ゴダイの教団に入り込んだシレンとラギ。
ついに訪れたゴダイ襲撃の時。
その時、衝撃の事実が告げられる──。

というわけで、二つの国を交互に描きつつ、
王宮での陰謀、教団での確執、
そして、シレンとラギの運命は・・・
手に汗握る展開

ストーリー展開がスピーディーで、
笑わせる場面も随所にある。
衣裳も装置も照明も音響も迫力満点。
まさに映像化するにふさわしい華麗な舞台だ。
殺陣があざやかで、
斬られた瞬間、その人物に赤い照明が当る。

二つの国の争いの中での
愛と死とは、その救済とは・・・
まるでシェイクスピアかギリシャ悲劇を彷彿させる
まさにまさにいのうえ歌舞伎と呼ぶにふさわしい。

藤原竜也は宿命に翻弄される若武者をよく演じた。
永作博美は熱演だが、やや力が入りすぎ。
古田新太は要を押さえるが、
ファンとしては役不足の感あり。
高橋克実は、演技の幅の広い人だと改めて感心した。
他に橋本じゅん三宅弘城らがよかった。

岡崎司の音楽が哀切でかつ迫力あり。
映像化の際のカメラワークも的確で、
ライブビューイングの可能性の広さを感じさせる。




タグ: 映画



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ