年度末と『花のあと』  

年度末。
ついこの間新年で南の国にいたというのに。
今は寒さに震えながら、
3枚目のカレンダーをめくっています。

数字は徐々に固まりつつあり、
予想通り、生衛組合、事業組合共に黒字で終えることが出来ました
よかったよかった。
このまま水面下飛行 (赤字) では、
組織が腐ってしまいますからね。


午後から、亡くなった畑野専務の奥様とご子息が
組合を訪れて下さり、
じっくりと思い出話にひたりました。
闘病生活のことも聞き、
ああ、あの時はそういうことであったか、
この時は、無理をおして参加して下さったのか、
と後で分かる事情に胸を痛めました。

仕事熱心で、
お店を閉めることがいやな方だったのに、
組合のことで無理をさせてしまったようです。

ただ、夏の常務会暑気払いは、
お盆に設定したので、
堂々とお店を閉めて参加できたので、
とても楽しみにしてくれていたと聞いて、
それはいいことをしたかな、と思いました。

任期一杯専務職を務めたかったようで、
それだけが心残りです。


今日から総代会の事業報告に取りかかりました。


[映画紹介]

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藤沢周平の短編を映画化。

おなじみの海坂藩 (うなさかはん) が舞台。
幼い頃から父に剣術を指南され、
いつのまにか藩の男たちよりも強くなった以登 (いと) 。
しかし、女がどんなに剣の道を励んでも、
そんなことは評価されない時代だ。

その以登が、
藩内一の剣士と噂される江口孫四郎と
一度だけの試合をし、
心の中にその面影を抱えてしまう。

やがて、孫四郎は藩の重臣の陰謀によって自害するが、
その事情を許婚者の片桐才助に調べてもらった以登は、
その重臣に真剣勝負を挑む。
なぜそれまでに、と問う重臣に、
「江口様は、女だからと侮ることなく私と剣を交えて下さいました」
と答える。

恋愛など自由にできない時代に、
秘めた恋心を剣術に託して守り続け、
しかも、それに殉じて命懸けの闘いに自分を駆り立てていく姿。
日本人の心の中に凛然と存在する一つの心根が胸を打つ。

この時代の男と女の所作、たたずまいが美しく
日本人の魂に響く。
期待していなかったのに、
藤沢文学のテイストが再現されていたのに驚いた。

以登を演ずる北川景子は、剣道に励み、努力の結果が現れているが、
殺陣の場面は、
カット割等で助けてあげるべきだった。
孫四郎を演ずるのは、バレエダンサーの宮尾俊太郎。
二人とも清新な印象だが、
表情に乏しいので、
無言のうちに内面を伝えることが出来てないのは、残念。
ここの味付けがしっかりしていれば、
もっと後味の深いものになっただろうに。

才助を演ずる甲本雅裕は、
藤沢作品の一つの典型をよく演じた。
何よりも以登の父親を演ずる國村隼が
一時代の日本武士の姿を演じて、
言葉を発しなくても通じる説得力があった。

映画のラストに一青窈の主題曲が突然挿入され、
そのために藤村志保のナレーションが駆け足となり、
曲の長さに合わせたかのように
才助と以登の歩くシーンが無駄に長く続く。
「半落ち」のラストでも
森山直太朗の甲高い歌声が突然入って来て、
余韻をぶち壊しにしたが、
こういう音楽的センスのなさはいい加減にしてもらいたい。

5段階評価の「4」






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