映画3本  映画関係

先日、
今年も映画は100本達成、
でも映画紹介は少ない、
と書きましたが、
今日は休日なので、映画紹介を。
(古いのも入っているのは、ご容赦を)

1本目は「2012」

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「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」と
スケールの大きいデザスター(災厄)映画を作った
ローランド・エメリッヒ監督最新の
地球崩壊映画。
「日本沈没」を世界的規模にした地球的地殻変動を描く。
早めにその兆候を掴んでいながら、
世界各国政府は秘密にして、
ある人類生き残り計画を進行させるので、
一般大衆は、全く突然危機にさらされる。
その崩壊を描くCG映像が全て
なにしろ、ロサンゼルスは地滑り的に海に落ち、
ワシントンDCを含む東海岸には
巨大な津波が襲う。
日本列島は次第に形を変え、
チベットのラマ僧の庵にまで海は押し寄せて来る。
システィナ礼拝堂のミケランジェロの壁画には亀裂が走り
サンピエトロ寺院は転がって民衆を襲う。

ドラマの方がご都合主義なのは、
こういう映画の宿命だから、
言っても仕方ない。
イエローストーン国立公園で空に舞い上がる火山弾は
主人公にだけは当たらない。
住宅街の地盤が崩落しても、
主人公の車には追いつかない。
高度な運転技術など持っていない素人が
ジェット機を操縦するし、
燃料は切れても、
目的地の方が近づいてくれる。
主人公が死ぬと映画が終わってしまうので、
どんなことがあっても、救済の道は用意されている。

(映画が始まった途端に主役が死んでしまい、
「主人公が死んだので、
ここで映画は終わります」
という字幕が出て、
客席が明るくなる映画があったら、
面白いと思うが。
観客は怒るだろうね)

冗談はさておき、
CGで描く世界崩壊の有り様は
身の毛のよだつ物凄さ。
CGがない時代の特撮監督(円谷英二など)に見せたら、
「どうやって撮ったんだ」と悩むだろう。
もはやCGで描けないものはない。
技術の進歩によって可能になった
観たことのない映像をたっぷり2時間半にわたって展開。
一見の価値はある。

5段階評価の「4」


次は、↓。

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調べてないが、
日本映画では史上最長の長さの題名か?
2ちゃんねるの書き込みから始まった実話の映画化。
その意味で「電車男」の延長上にあるが、
今の労働市場の現実を描いて興味深い。

何を隠そう、わが家の娘も
過酷な労働環境 (広告代理店の制作部門) で働いており、
毎日0時を回ってから帰宅する。
そのことで家族の口論は絶えない。
ちゃんと給料をくれて、
経費も落ちるし、
社員のスキルも高いから
ブラック会社ではないが、
労働基準法違反という意味では、グレー会社か。

更に、何を隠そう、
事務局長自身もある時期、
過酷な労働環境で働いていた。
例の直木賞作家が出していた航空時刻表の編集部に
駆り出され、
1週間くらい泊まり込みの生活が続いた。
日曜は保育園が休みなので、
(カミさんは町の不動産屋に勤めていたので、日曜も出勤)
娘を連れて行き、
脇で遊ばせておいた。
幼児の手を引いて帰っていく後ろ姿に、
老社長は手を合わせていたという。
今でもその頃のことを思い出すと、涙が出る。
あの仲間たち、今は何をしているのかな。

思い出話はともかく、
不景気の中の就職難で、
IT企業は一層ひどい状態になっているらしい。
映画は、いじめにあってひきこもりをしていた青年が
母親の死を契機に就職しようとするが、
中卒の元ニートに世間はそう甘くなく、
ようやく拾ってくれた会社で
忍耐の日々をすごす様が面白おかしく描かれる。
青年が過酷な労働や人間関係を
コンバットや三国志にみたてて妄想するシーンが笑わせる。

最後の展開は感動すらした。
人が人生を建て直す姿は、やはり胸を打つ。

今の日本社会の断面を見せるという意味で、
最尖端の映画。
一見の価値はある。

5段階評価の「3」


最後は、「のだめカンタービレ」

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人気マンガから始まって、
テレビドラマになり、
ヒットしたので、
正月特番になり、
ついに映画になった。
ストーリーはそのまま進んでいくので、
映画から観た人には、
人間関係その他分からないことだらけ。
映画の中に時々回想される学生オケや
中華料理屋にたむろす若い音楽家など、
ドラマを観ていない人には、何のことか分からないだろう。
そういう意味で、ドラマのファン向けに作られているのは間違いない。

事務局長はさいわい、ドラマを観ており、
原作マンガも読んでいる (お恥ずかしい) ので、
この「のだめワールド」にはすんなり入って行けた。

マンガのことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070925/archive

娘とのクラシックのことは↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070108/archive

どころか、実は、感動した。

映画は、主人公の千秋 (玉木宏) が指揮コンクールで優勝した後、
あるオーケストラの常任指揮者になる。
そのオケは歴史と伝統はあるものの、
資金不足と内部分裂でボロボロ。
しかも古手のコンサートマスターは
若造の千秋をなめてかかり、
何かと邪魔をする。
その千秋のボロオケ再建の苦労話が軸になり、
一方で野田恵 (上野樹里) はパリの音楽学校の進級試験を控えており、
どんどん先に進んでいく千秋に取り残されていく寂しさを感じている・・。

という話を、オケの練習風景や本番、
ビアノのレッスンなどを通じて
豊饒なクラシック音楽の中で展開する。
演奏される曲や背景に流れるのはポピュラーな曲ばかりだから、
コアなクラシックファンでなくても楽しめる。
というか、この演奏会のシーンが抜群にいい。
ボロボロな「ボレロ」の演奏はめったに観れないものだし、
チャイコフスキーの「序曲1812年」の演奏は
スリリングな驚きさえ覚える。
現地のホールを借り、
沢山のエキストラを動員して、
どうやって効率のいい撮影をしたのか、
一度体験したいものだ。

玉木宏は相当修練したと思われるタクトさばき。
ドラマの時より進歩して、格好いい。
対する上野樹里は、はまり役を上手に演じて笑わせる。
この人、いい表情をするね。
それに、外人の役者の演技は実にしっかりしている。
客待ちをしながら練習をするタクシー運転手や
子供たちが遊び惚ける台所で練習する人など、
感動的なシーンもある。

それに、パリの名所が次々と出て来るので、
観光映画としても楽しめる。
大きくきれいな映像、
大音量での上映だから、
是非映画館で観てもらいたい。

事務局長は、音楽を素材とした映画はついつい甘くなるが、
甘いという自戒をこめても、
感動したので、
5段階評価の「4」



タグ: 映画



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