党首討論と都への報告  

昨日の党首討論を聞いていると、
そろそろ、こういう「儀式」はおやめになったら、
という気がする。
「政策論争」どころか「議論」にさえなっておらず、
結局は非難の応酬
パンチのテクニックを繰り出すボクシングではなく、
相手のケガしたところばかり狙って打つ
アンフェアな試合のよう。

今朝の産経新聞に
佐伯啓思京都大学教授の興味深い論文が載っていた。
簡単にまとめると、次のとおり。

・日本でも「二大政党」が政権可能な状況にまで育って来た。
・二大政党のモデルはイギリスやアメリカから輸入されたもの。
・イギリスやアメリカには二大政党が生み出される歴史的必然性が存在した。
・イギリスには貴族・ブルジョワ階級と平民・労働者階級の対立
・アメリカには建国理念の自由な個人と信仰や道徳心を求める考え方とアメリカを多様な民族や文化からなる巨大なコミュニティーと考える考え方、つまり、白人プロテスタントと移民国家としての多様性の対立
・しかし、日本にはこれらの歴史的条件がない。冷戦が終わり、「保守と革新」というイデオロギー的対立さえ喪失した。
・その中で無理やり作り出した「二大政党」なので、政策選択にも二大政党政治にもならず、「兄弟政党政治」になってしまった。
兄弟が親 (国民) に向かって、それぞれ相手の悪口を言い合っているようなもの。
・その結果、政治は人気と支持率によって動く他なくなってしまった。
・無責任で情緒にあおられた人気主義に動かされるため、品格のない政治になった。

以下の議論はやや難しくなるので、省略。

事務局長も英米の政治の仕組みを見て、
二大政党制で政策の優劣により政権交代できるようになれば
さぞ緊張感のある政治が出来るだろうという「幻想」を抱いた一人だが、
最近は、二大政党は日本には向かなかったのかな、と思い始めている。
いざそんな状況が出来てみると、
政策は似通って、対立不能、
結果として政策で切磋琢磨するのではなく、
足の引っ張り合いになってしまったからだ。

そういう欲求不満が
あのヤジの騒々しさを呼ぶ。
学校でも、会社でも、あんな会議は許されないはずで、
国会が日本一ルールのない会議になっているのはどうしたことか。
あんな会議を会社の取締役がしていたら、
社員はみんなやめていくだろう。
議員だってそれに気づいているから、
ヤジ自粛の申し合わせはあったようだが、
結局は守られず。
議長はヤジをする人間に退場を命ずるくらいのことをしたらどうか。

あんなヤジの中で議論の出来るのは、
よほど図太い人間か
よほど言葉に対して鈍感な人間しか残らない。
ますますまともな神経の持ち主は国会議員にならなくなるだろう。

同じ産経新聞に、
政治コントのメンバーの感想が載っていて、これも面白い。

「まるで学者対社長の対決のようだった。
学者出身の鳩山代表に、
社長経験のある麻生首相が"社長的"なアドバイスをして教えるという感じ」

「鳩山代表は言っていることは良いのだが、
ずっと遠くを見ている感じ。
逆に麻生首相は目先のことばかり。
ただ、二人とも偏っているようで、
国民目線ではない」


お願いだから、鳩山さん、
「友愛」なんて外交はやめて下さい。

小沢さんは党首討論をいやがったが、
そもそも党首討論の言い出しっぺは小沢さんのはず。
きっと「こんなはずではなかった」
とでも思っているのだろう。
国会議員の中で最も討論が苦手な方が提唱したのも皮肉だ。

ようやく総代会の議事録を作り、
東京都に決算報告書を提出。
これが済まないと、総代会が終わったことになりません。
その段階で
法改正に基づく定款変更をしなければならない部分がまだあったことが分かり、
剰余金処分案の考え方で変更があったことが分かった。
こういう重大な変更部分は
やはり行政の方は専門家なんだから
ちゃんと指導しなければいけないと思う。

おかげで、都庁を出たのが6時近くとなってしまった。

旅行記を期待してアクセスして来ている方、
近く再開しますので、
もう少しお待ち下さい。




2009/5/29  7:52

投稿者:与六

政治にも欧州「FKK」のような討論が いまオバマさんのチェンジが わが国にも

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