毎年恒例ですが、
うちの5歳児クラスの女の子たちに、
「ごめん!先生は子どもから何かもらったりしたらアカンことになってるねん。
だから、持ってきたチョコレートは受け取られへん。
気持ちだけもらっておくから、カバンから出さずに持って帰ってな!」
と言うと、
「はぁ?持ってきてないし!」
とブーイングの嵐でした。
そりゃあ、気持ちを込めて作ったチョコレートが、
受け取ってもらえなかったら怒りもしますよね。
その後、男の子から、
「アキラ先生!ボクな、〇〇ちゃんからチョコレートもらったで」
と嬉しそうな顔での報告が。
「よかったな!先生は〇〇ちゃんや△△ちゃん、□□ちゃんからも、
もらえそうやったんやけど、もらったらアカン決まりやから断ってん」
と、話をしていると、
「だから渡そうとしてないって!だいたいウソつく人にはあげたくない!!」
と、聞こえていたのか、
さっきの女の子が、ものすごい形相で走ってきました。
あーあ、受け取ってもらえないことで、まだ怒ってる。
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「先生、折り紙ください」
と、私のところに折り紙を取りに来たある女の子。
茶色の折り紙を2枚、持って行きました。
あ、本物は受け取ってもらえないとわかったから、
折り紙でチョコレートを作る気だな。
見ると、折り紙の本を見ながら、
一生懸命に私のためにチョコレートを折っています。
「ありがとう!先生のために折り紙でチョコレートを作ってくれてるんやね」
「え?これ手裏剣だけど?」
「手裏剣型のチョコレート、素敵じゃないか!ありがたく受け取っておくね!」
「ああ、手裏剣だって!遊ぶんだから返して〜!」
恥ずかしいからか、嫌がる素振りを見せていました。
女の子も5歳児くらいになると、
なかなか素直になれないようです。
本当に申しわけない気持ちになった一日でした。

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