?《2017年に発表された第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中からグランプリに選出された脚本を映画化。プロ棋士とコンピューターの対局の実話に発想を得て、幼い頃からライバル同士の若き棋士たちの異種対決を描く。『ハッピーエンド』で長編デビューを果たした俊英、山田篤宏が吉沢亮を主演に迎えて、勝者と敗者のドラマを鮮烈に描く。》
吉沢亮くんが棋士の役というのに惹かれての鑑賞だったけど、プロ棋士とコンピュータとの対局という展開を絡めながらの、宿命ともいえるライバル同士の青春映画としても楽しめた。
実話を元にしたという、その2015年の電王戦の顛末をもっと知りたくなったというか、ライバルを見返してやろうというより、ソフトをより強くしようという純粋な思いという意味では、比較するのは違うけど、吉沢亮くんが屈折した役どころを演じて好演の「青くて痛くて脆い」が負のエネルギーの暴発としたら、こちらはプラスのエネルギーの噴出とも言えるのかも。
あらすじ
子供の頃からのライバルとの対局に敗れて棋士の道を断たれ、大学生活に戻った若者・英一。ある日、コンピューター将棋と出会った彼は、そのプログラムの面白さに目覚める。やがて彼が開発した無敵のコンピューター将棋は、因縁のライバルからの勝負を受ける。
119分
監督
山田篤宏
キャスト
吉沢亮
若葉竜也
落合モトキ
寛一郎
馬場ふみか
川島潤哉
永岡佑
森矢カンナ
中村まこと
新宿武蔵野館3 17:30〜観客15人程/86席


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