柏原舞踊協会 各派競演舞踊大会、無事に終了いたしました。
三年ぶりに開催でき、たくさんのお客様にお越しいただきました。
ありがとうございました!
数年前に比べるとプログラム数も出演者も少なくなり、午後1時に開演して午後4時に終演となりました。ですが、短かったおかげと言いますか、最初から最後まで席を立たずに通してご覧くださった方もたくさんおられたと聞き、最後に踊るものとしては有難いことと思いました。
出演者が少なくなったとはいえ、今回は師範の人数も少ないのと母も忙しく着付け出来なくて楽屋は相変わらずのバタバタでした。始まる前に汗だく

午前に場当たりとリハーサルができ、お弟子さんが作ってきてくれた昼食をいただく時間も取れて、1時の開演です。
2番に禿獅子を踊った女性は古典を習って日が浅いのにきちんと歩けるようになったし、直前に直した獅子の扱いも出来て、彼女のノビノビしたいいところも出て、袖で見ていて嬉しくなりました。
次は80代の女性で以前ブログで紹介した術後すぐにお稽古に復帰してくれた人。
足や脳梗塞の術後なのに、いつも速くなるところも待ってしっかり最後まで踊れて、「先生のおかげでまた舞台に立てました」と喜んでくださいました。
獅子を踊った人は、入院中のお母様が具合悪くなり心配しながらも、その時だけは集中して堂々と踊られました。熱心にお稽古された成果が発揮できて本当によかったです。
そして新舞踊の江戸の四季。品のある女性で昔から古典を習っておられただけあって落ち着いて踊ってくださいました。
娘は仕事が忙しく先月から毎日11時過ぎや12時に帰宅するほど残業続き・・・
2週間ほど前に発熱したり、数回しかお稽古に通えずどうなることかと心配しました。たぬきという難しい演目を表現するにはまだまだですが、たぬきらしい動きや綱渡りの振り付けなどで、お客様には分かりやすく観ていただけたかと思います。
私は「日本橋から」を最後に踊らせていただきました。
前回も新舞踊でしたが、こんなにはじけた新舞踊は初めてで、おとなしすぎても面白くないし、派手にやりすぎても品がなくなりそうだし、と試行錯誤を重ねて、自分なりに踊ってみました。
昨年まで習ってくれてた新舞踊のお弟子さんたちがすごく喜んでくれたり、ずっと観に来てくださる先輩も「おおっ」と思ったとLINEくださったり最終的にすごく楽しく踊れた気がします。
コロナ禍で沈み込んでた世の中でしたが、三年ぶりに開催でき、発表した出演者だけでなく様々な方々から異口同音に楽しかったと声が聞かれて、伝統文化、伝統芸能の大切さを感じた会でした。ありがとうございました

(長文にお付き合いいただき、ありがとうございます

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