ジホはこのまま立ち直れないのか、それともはね返していくのか、髪型はどう変化するのか(笑)いろいろ楽しみです。
17話。
ヨンランに父の死の真相を話せと詰め寄ったジホに「冗談はやめて」と言うヨンラン。「録音機で母さんが殺したという目撃者の証言を聞いた。僕の知っている人だった。ドンヒさんに間違いない。僕を引き取った父さんがそんなに憎かったから殺したのか。今ここで答えてくれ。」と言うジホ。偉そうに、とジホの態度をたしなめるだけのヨンラン。「母さんの言葉はもう二度と信じない。母さんは恐ろしくて恥知らずで憎たらしい人だ。」とジホ。(このときのジフン氏の表情は今まで見たことない!)「録音機はどこなの?まさかダミの家族が持っているの?」と言うヨンラン。「ダミが誰の子供か知っていたんだな」とジホ。「やはりダミが持っているのね。ダミの家族に脅されているの?」とヨンランが話すところに、「誰がダミの家族に脅されているの?」と割り込んでくるナ女史。ごまかそうとするヨンランに「嘘おっしゃい、目がつりあがっているわ」と言うナ女史。黙って部屋に行くジホ。ジホのほうを唇をかみしめながら見ているヨンラン。
泣きながら歩いているダミを車でやってきたイナが呼びとめます。車を降りて「大丈夫か」と声をかけるイナ。送ってあげると言うイナに「大丈夫よ」と言うダミ。バスに乗って帰るダミですが、イナも同じバスにこっそり乗っています。結局家までずっと付いていくイナ。家の前で大きなため息をついて、それから入って行くダミ。ダミが家に着いたので安心するイナ。
ナ女史がジホの部屋に行きますが、鍵がかかっていて入れません。ベッドに座ってぼーっとしているジホ。
家に入ったダミは、待ち受けていた母と兄の前を素通りして部屋に入って行きます。「今日はそっとしておこう」と言うウジン。「ダミがかわいそう。どうしたらいい。」と言うダミ母。部屋の中で座り込み、泣きながら謝るジホを思い出すダミ。「ジホさんを憎めない」と泣くダミ。
携帯電話の待ち受け画面のダミを見て、「違うと言って」と言うダミを思い出すジホ。ダミに会いに行こうと立ち上がりますが、また座り込んで頭を抱えてしまいます。
ジホから聞いた録音機の存在を思い出して焦るヨンラン。
自分のことが書かれた新聞記事を見ているジホ。上着を着て出かけようとするところにイナが来ます。「盗作の件は残念だった。昨日ダミが泣いていたのはなぜだ。悲しそうだったぞ。自分の女ならちゃんと守れ。」と言うイナ。「彼女と僕の問題だから構うな」と無表情に言い出ていくジホ。
朝食の支度をしているダミ。「無理しないで」とダミに声をかけるダミ母。「ごめんなさい。今まで黙っていてつらかったでしょう。」と母を気遣うダミ。学校で「人殺しの娘」と言われたショックで病院で治療を受けたり、転校や引っ越しを繰り返してつらい記憶を消そうとしていたと言うダミ母。「私は平気だからもう母さんに苦労をかけないと約束するわ」というダミ。
オ秘書にジホの行動を監視して誰と会ったかも逐一報告するように指示するヨンラン。ヨンランに駅三洞のビルはドンヒ名義だったと報告するオ秘書。ドンヒの居場所をつきとめるようオ秘書に言うヨンラン。
会社でウジンに会い、マンション建設の進捗状況を聞くヨンラン。順調だと報告するウジン。浮かない顔のヨンランに、契約内容に問題があるかと聞くウジン。「問題が起こればすべてうちの責任になるから慎重になるわ」と答えるヨンラン。最高の企業を目指すなら当然だと言い席を立とうとするウジンに「エルビン・キム会長が韓国に来る予定はあるの?」と聞くヨンラン。「チェ会長に会いたいと渡航準備中ですからじきに会えます」と答えるウジン。楽しみだわとヨンラン。会長室から出てきたウジンを「話がある」と呼びとめるジホ。
会長室にいるヨンランにオ秘書が「ユ本部長とホン室長が話をしている」と報告に来ます。
ウジンにダミの様子を尋ねるジホですが、「今後はダミを気にするな。そっとしておくのが妹には一番だ。」と言うウジン。「気持ちはわかるが別れる気はない」と話すジホ。柱の陰でこの会話を聞いていたヨンランは「妹ですって?」「ダミは誰よりも父さんを愛していた。何がっても家族を捨てない。君のことは忘れるだろう。」と言い行ってしまうウジン。ホン室長がダミの兄だと気付いたヨンラン。提出されていた経歴書を投げ捨て、「意図的に私に近づいたの。すべて計画したことなの。プソングループをつぶす気!」と慌てるヨンラン。
ナ女史にお肉をお土産に持ってユ家を訪れるジョンウク。プソンに横領事件があったことを知っています。「どこの家庭でも問題を抱えている」とうまくかわすナ女史。ナ女史にヨンランと会ったと話すジョンウク。「あなたたちに子供がいればよかったのに」と言うナ女史。占いでは子供が持てない運命とジョンウクは言いますが、「私の勘では年をとってから子供を得るわ」とたきつけるナ女史。
本部長室に来たジホを待ち構えていたヨンラン。「ホン室長がダミの兄だといつから知っていたの?何故私に黙っていたの?」とジホに尋ねるヨンラン。「二人が兄妹だと知ったのは最近だ。母さんこそあの家族に何をしたか話してくれ。」と言うジホ。まだダミ父が殺人犯だと言うヨンランに「正直になってくれ。イナにもわかってしまうことだ。」と諭すジホ。しかし、立場をわきまえないと一生刑務所で暮らすことになるとたたみかけてくるヨンラン。「それが目的だろう。僕が再起不能になるのを望んでいるんだろう。もう何も怖くない。今からでも自首してダミの家族に許しを請うんだ。」とジホは言いますが、まだダミ父が犯人と言い張るヨンラン。この会話をイナが聞いていました。慌てるヨンラン。
ヨンランはイナと二人になりし、ダミ父がマンセを殺した犯人だと教えます。「大やけどで苦しむあなたにショックを与えたくなかった」とイナに言うヨンラン。さらに「私も事実を知ったのは最近で、ジホが隠していたの。」と嘘をつきます。ダミ父が自分の父を殺したと知りショックを受けるイナ。ダミの家族がお金のために自分を脅しているとか、ダミもグルだとか散々嘘を並べ立てるヨンラン。ジホはダミに騙されてヨンランが犯人だと思っている、とまで。ダミ父が自分たちの父を殺したなら、ジホもダミを諦めるしかないと思うイナ。
ヨンランが会っていた看護師と会うナ女史は、看護師からヨンランがすべてを知っていたことを聞いて驚きます。看護師が子供を預けた施設を訪ねるナ女史ですが、自分が預けた時におくるみに書いた「キム・ジョンウク」とは異なる名前が書かれていたのでおかしいと思いつつ、子供の養子先を聞き出します。
エルビン会長に会うチェ弁護士。エルビン会長はウジンの黒幕が自分であると明かし、チェ弁護士がヨンランを追い詰める証拠を持っていると聞いた、と言います。否定するチェ弁護士。チェ弁護士がプソングループの会長になれるように手を貸すと提案するエルビン会長。断ったら君など簡単に処分できるとまで言われたチェ弁護士は、ヨンランがマンセを殺した時に着ていた服を持っているとエルビン会長に話します。
ダミに会いに来るジホですが、「話すことはない」と冷たい態度のダミ。「これで終わりか?」と聞くジホに「じゃあどうすればいいの?どちらかが親と縁を切る?」と言うダミ。場所を変えて話し合おうとする二人ですが、会話になりません。たまり兼ねて帰ろうとするダミに、「どうすればいい?」と言うジホ。ダミは「世間に事実を公表してお母さんを刑務所送りにできるの?親を大事に思うなら別れましょう。父の死の真相を知らずあなたと会っていたことが家族に申し訳ないの。本当につらいの。もう苦しめないで。」とジホが贈った指輪を外し、去っていきます。でも本心ではジホが忘れられず、泣きながら歩いて行きます。残された指輪を手に取り、涙ぐむジホ。
会社に戻ったジホは無理矢理ヨンランを車に乗せて警察署に連れていきます。「最後のチャンスだ。父さんに謝り、ダミの父親の潔白を証明してくれ。」と言うジホ。ジホを「恩知らず」と罵るヨンラン。「育て親を警察に渡したくはないが、父さんの死の真相を知ったからには謝りは正すべき。息子の死因は自分にあると思っているお祖母さんのためにも。」と言い返すジホ。「お祖母さんは私が面倒を見ているわ。立派な嫁よ。虐げてきた嫁に面倒見てもらって幸せだわ。お祖母さんが大切なら黙っていなさい。私を捕まえたいなら明確な証拠を出しなさい。脅しにはのらないわ。」と言ってのけ、行ってしまうヨンラン。録音機の所在が気になります。
ダミの家でダミ母とウジンにヨンランが犯行時に着ていた服を渡しているエルビン会長。チェ弁護士から受け取っていたんです。ついにヨンランを追い詰めたと喜ぶダミ母。ウジンに録音機とこれを証拠に警察に再捜査を依頼しようと言うダミ母。しかしウジンはヨンランが否定したら終わりだから、脅迫してどんな手を使っても自白させようと言います。警察に任せようという母の声にも耳を貸さないウジン。
自分が完成させた名画ピアノのもとに来るイナ。「誰にも渡さないという僕の願いが通じたのか?」とつぶやき、名画ピアノを演奏するイナ。イナの演奏をバックに、ダミ母とウジン、ヨンラン、ダミ、ジホの様子が映し出されます。ピアノを弾き終えたイナのほほに伝う涙。
ピアノの演奏を終えたイナの携帯に誕生日パーティーの誘いの電話が。誘いに応じたイナが会社の外に出ると、雷が鳴っています。
雷の音が聞こえる中、リビングでお茶を飲んでいるヨンラン。携帯にメールが来て、開けてみると犯行時に着ていた服の画像があり、驚いて携帯を落とします。そこにウジンから電話が。偽名を使っていたウジンの正体はわかっているというヨンラン。脅迫にも全く動じるそぶりもないヨンランを「チャンスは今だけだ。証拠品を警察に渡されたくなければ来い。」と呼び出すウジン。「ユ・マンセはホン・スピョが殺したのよ」と自分に言い聞かせるようにつぶやくヨンラン。
電話を切ったウジンに着いて行こうと言うエルビン会長。会長にダミと母を守ってくれと頼み、一人で家を出て行くウジン。
家を出たところでウジンはダミに会います。ウジンを止めるダミですが、これで終わるから僕を信じろと行ってしまうウジン。
ヨンランが慌てて家から出かけようとしているところにイナが来ます。ただならぬ母の様子を見てあとをつけるイナ。
兄が自分の言うこと聞かず出ていってしまったので、ダミはジホに電話で助けを求めます。
「わかった。またあとで。」と電話を切り、車で家に帰るジホ。
雷雨の中ウジンが手配したタクシーに乗りこむヨンランの後を、イナは帰宅したジホの車で追いかけます。(イナがジホの車で走って行くところを近所の家の監視カメラが撮影しています)。家に入ったジホはナ女史にヨンランのことを聞きます。「出かけたみたいよ」と答えるナ女史。ジホはウジンに電話をかけますが出ません。
待ち合わせ場所の仁川の建設現場で対決するヨンランとウジン。血痕のついた服とドンヒの声の録音機を見せ「父に土下座しろ」というウジン。あなたの父が夫を殺したと言い張るヨンラン。激しい言い争いが続いているところにジホの車に乗ったイナが到着します。
家にいるダミ母とエルビン会長。ダミ母は「なぜか不安なんです」と話し、ウジンを巻き込んだことを悔やんでいます。自室にいるダミにジホから電話が来ます。ウジンには連絡がつかず母も出かけているので捜しに行くというジホに、「兄に何かあったら今度こそ、あなたもあなたの母親も許さないわ」というダミ。
ウジンはクムダン建設が行動施工から手を引く旨の契約書をヨンランに見せ、クムダン建設がプソンをつぶす計画を明かします。「そんなの許さない」というヨンラン。「グループを救いたければすべてを話して罪を認めろ」と言うウジン。そこにイナが飛んできてウジンを殴ります。「ここにいてはダメ」とイナに言うヨンラン。イナとウジンは殴り合いになり、それを止めるためにヨンランが自白しようとします。そのとき倒れていたイナが起き上がり、ウジンを足場に突き飛ばします。足場に激しく身体をぶつけたウジンは倒れこんで動きません。イナではなく自分がやったと言い聞かせるヨンランですが、イナは自分が殺したと自首しようとします。ヨンランはそれを止め、自分が処理するから言う通りにするようイナを説得します。イナがジホの車で来たことを知り、ジホに罪をなすりつけることを思いつくヨンラン。
自宅にいるジホにウジンから「建設現場に来い」というメールが来ます。止めておいたはずの車が無いのでおどろくジホですが、タクシーで現場に行きます。現場に着きウジンの名を呼ぶジホですが、ウジンの無残な姿を見つけます。そこに警備員が来てしまいます。
帰宅したイナとヨンラン。すぐにイナを着替えさせ、誕生日パーティーに向かわせます。「人が死んだのにそんなことできない。自首する。」というイナをどうにか思いとどまらせ、チェ弁護士を呼び出すヨンラン。しかし、力なく床に座り込み号泣してしまいます。
建設現場から警察官に連行されるジホ。
ダミの家に警察からウジンが被害にあったと連絡があり、ショックで倒れてしまうダミ母。
ウジンの証拠品をすべて燃やしてしまうヨンラン。イナを現場から連れ出した後証拠品を取りに戻り、ウジンの携帯にジホから着信があったのも見ています。「大切なのはイナだけ。罪は私が負う」と決意するヨンラン。
クラブに行き酔いつぶれるイナ。
警察の取り調べを受けるジホ。不利な証拠ばかりが提示され窮地に陥るジホ。
マンションの価格が安すぎるからホン室長に会うためアポを取るようチェ弁護士に指示するヨンラン。そこに警察からジホが殺人でつかまったとヨンランに電話が来ますが、何もしらなかったふりで電話に出るヨンラン。
17話終わり。
ヨンランはどこまで悪事に染まって行くのか。母親に振り回されているイナがかわいそうになってきました。そしてジホはどこまで堕ちて行くんだろう・・・
18話。
警察からの連絡に、自分は一切知らなかったようにふるまうヨンラン。ジホがウジンを殺したと聞きびっくりするチェ弁護士。オ秘書と3人で警察に向かいます。
ウジンが搬送された病院に来ているダミとダミ母。ウジンはきっと助かると励ましあっています。エルビン会長も近くにいますが、部下から現場にあったはずの新しい契約書が無くなったと報告を受けてヨンランが奪ったと気付きます。自社が手を引く内容の契約書を失くしたので、共倒れにならないよう、プソンつぶしの手形決済計画を実行しないことにするエルビン会長。
エルビン会長に「誰が兄をあんな目にあわせたのですか?」と聞くダミ。ジホが容疑者として警察にいることを伝えます。ヨンランの息子ならやりかねないし、部下が現場に行ったときにいたのも彼だと言うエルビン会長。「信じない」と言うダミ。
警察に来てしらじらしく「息子(ジホ)はそんなことしません」と言うヨンラン。しかし現行犯逮捕なのでまちがいないという警察官。徹底的に真相を究明して、と頼むヨンラン。でも心の中では「ここまでやるつもりはなかったけど仕方ないわ」と思っています。
取調室に入り、ジホに対面するヨンラン。「こんなことまでしてどこまでやる気なの」と聞くヨンランに、「母さんがすべて仕組んだことだろう。僕をここまで憎む人間は母さんしかいないから。」と無表情に答えるジホ。ジホにはすべて見抜いています。しかし、認めようとしないヨンラン。「母さんが望むとおりに一文無しになり音楽界も追放された。この上濡れ衣を着せようというのか」というジホ。「被害者(ウジン)が目覚めればすべて明らかになるわ」としゃあしゃあと言うヨンラン。ヨンランが部屋を出た後、怒りに震えながら泣くジホ。
警察署にやってくるダミ。取調室のガラス越しにジホを見て泣いています。「あなたは悪人じゃないのになぜそこにいるの。怖くてたまらない。」と心で思うダミ。
ダミも警察の事情徴収を受け、ウジンがヨンランに会いに行ったことを話します。しかし現場にはヨンランがいた痕跡はなく、ジホの車しかなかったという警察官。兄が心配でジホに電話をし、二人を会わせないように頼んだというダミ。一部始終を聞いているチェ弁護士。そこにウジンの携帯の通話記録が届き、最後のメールがジホあてだったことと、ヨンランとの通話履歴があることがわかります。チェ弁護士の携帯にヨンランから電話が入り、アリバイを聞かれたら夜通し自分と打ち合わせしていたと答えるように言われます。了解するチェ弁護士。
ベッドで目覚めたイナは昨夜のことを思い出します。そこにやってくるナ女史。ヨンランに頼まれたと紅参を持ってきます。ヨンランに平静を装うよう言われたことを思い出し、紅参をのむイナ。ナ女史は「ジホが警察にいる理由を私の目を見て話しなさい」とイナに言いますが、イナは知らないふりをし、ダミが自分たちの父を殺したホン・スピョの娘だとナ女史に言います。この話を初めて聞いたナ女史は驚き、ジホの不運を嘆くのです。
帰ってきたヨンランにナ女史はダミ家族のことを聞き、「あの家族に悪いことをしていないわよね?」と言います。ジホがあの家に縁があるのは、マンセかホン・スピョの恨みが深いせいに違いないと言うナ女史。「母親がダミを利用して近づいたのよ」というヨンラン。「本当にあなたはこの件に無関係なの?ジホが憎くてもこれ以上追い詰めすぎないで。」と言うナ女史に、「私が何をしたというの?あの子を救うために駆け回ったのに。」と言い返すヨンラン。そのやりとりを聞いていたイナ。
ヨンランと二人きりになり、母さんの秘密を教えてと父親の死の真相を確かめるイナ。自分は関与していないというヨンランですが、「それならウジンの呼び出しに応じて工事現場に行く必要があるか。おかしい。」と言うイナ。「誰が何と言おうと母さんを信じて。すべてあなたのため。」と言うヨンラン。「後ろ暗いことがあるから不安におびえていたんだろう。真実は何?」と言うイナですが、自分ではないと言い張るヨンラン。真実がわからなくなり混乱するイナ。
家のことでバイト先に謝りに来ているダミ。ウジンが回復する日まで休暇をとってもいいという社長やダミの身体を気遣うマネージャー。スタッフの優しさが心にしみるダミ。
ジホの部屋の机の引き出しに自分が渡した盗作事件の証拠品のイナの駐禁呼び出し状が残っているのを見つけるナ女史。弟をかばうジホを哀れに思います。
外出しようとしたイナのところに警察が来ます。イナは顔の傷のことを聞かれ、「酔っぱらって転んだ」と言い訳します。アリバイを聞かれるイナ。警察官はイナの左手の小指の指輪を見て、見せてくれと言います。素直に見せるイナ。「変わった指輪ですね」と警察官。
もう少しのところで車で人を轢きそうになったイナはその拍子に火事のときのことを思い出します。自分を落下するシャンデリアからかばってくれたのがホン・スピョだったと気づくイナ。
食事をしないヨンランにナ女史が小言を言っているところに警察官が来て、ヨンランに話が聞きたいと言います。警察に行くため着替えて化粧をしているヨンラン。「私のせいで死にそうになった子(=イナ)のためなら、たいしたことじゃないわ。」と考えています。
ジホにスープの差し入れを持って面会に行くナ女史。「こんな姿を見せたくなかった」と沈むジホ。「これはあなたの母親がやったことなの?どうしてこんなことになってしまったのかしら。」と言うナ女史。「こうなるのを避けたくてチャンスを与え続けた。でももう真実を明かすしかない。」と話すジホ。あなたには無理だとナ女史に言われますが「やってみせる」と言うジホ。自分が5人の子持ちのヨンランの父親に嫁いで誓ったことは子供に情を注がないこと、情を注いで後で継母だと無視されたら傷つくからと話すナ女史。「あなたは母親に情を注ぎすぎたから、元に戻るには傷が深すぎる」と。「これ以上我慢したらおかしくなりそうだ」と言うジホをそっと見つめるナ女史。
手術が終わったのに目覚めないウジンを心配するダミとダミ母。ウジンの意識が戻ったら復讐はしないと言うダミ母。復讐に時間を費やし、息子を死地に追いやったことを後悔しています。二人を離れた所から見ているイナ。ダミの父に自分が助けられたことを思い出し、どうすればいいのかを悩みます。医師からウジンの意識が戻ったことを告げられるダミとダミ母ですが、それを聞いたイナはウジンから事件の真相が明らかになることを恐れます。
警察の事情徴収を受け、アリバイを話すヨンラン。ホン家との悪縁を聞かれ「夫を殺された」と話すヨンラン。そこにチェ弁護士が来ます。アリバイの裏付けを求められるチェ弁護士。ウジンの顔にイナの指輪の跡があると警察官が言いますが、「イナまで疑うのか」と起こるヨンラン。
警察署の廊下でジホと会うヨンランは、身体を気遣う言葉をかけますがジホは無視。ヨンランの前で警察官に14年前の火事の再捜査を依頼します。ウジンが証拠の録音機を持っていたことも話します。録音機を持って行った誰かがウジンに危害を加えたと言います。警察に来た瞬間に自分の母親は死んだとも。別の警察官がウジンの意識が戻ったことを知らせに来ます。
ICUでウジンに対面するダミとダミ母。ウジンに「ありがとう」と言うダミ母。兄を励ますダミ。何も心配せず元気になることだけ考えてと言うダミ母。呼吸器をつけているので話せないけどじっと二人を見ているウジン。
意識が戻ったと聞いてICUにかけつけるエルビン会長。自分がついているからとダミとダミ母を休ませようとします。自分を恨んでもいいのにそうしなかったダミ母に感謝を述べます。ウジンの荷物を取りに帰るダミとダミ母。
自室でどうすればいいかを考えているイナ。友達から警察が話を聞きに来たと電話が来て自分が疑われていると知ります。
オ秘書に何かを指示するヨンラン。イナには悪いことは絶対に起きないわと心でつぶやきます。
エルビン会長が離れたすきに、ウジンがいるICUに誰かが忍び込み、ウジンの呼吸器を止めます。心拍が停止するウジン。
ジホの犯行ではないことを裏付ける証拠は現場に残っておらず、ヨンランたちには完璧なアリバイがある。「意識を取り戻したウジンが証言してくれるはず」とジホは言いますが・・・。
ベッドで眠っているイナのそばに座っているヨンラン。オ秘書から「無事に処理しました」という電話を受け、ほっとした顔になりなす。イナの寝顔に「イナが安らかに眠れるのならそれで十分」と語りかけるヨンラン。
病院にかけつけたダミ母とダミ。息子は死んでいないと叫ぶダミ母。「兄さん起きてよ」と泣くダミ。「ウジンを守る、任せてって言ったじゃないの」とエルビン会長に言うダミ母ですが、「すべてはチェ・ヨンランのせい。私の手で復讐する。」とICUを飛び出して行きます。
ヨンランの家の前で、ヨンランを「人殺し」と呼びびんたをくらわすダミ母。「人殺しですて?」と知らないふりをするヨンラン。「息子まで失った今私はなんでもできる」と言うダミ母。「あなたの息子のせいでジホが殺人の汚名を着せられている」と反論するヨンラン。
「まだ終わりじゃない」と叫ぶダミ母。道路にへたりこんで号泣しているダミ母を見ているエルビン会長。
ウジンの死を知ったジホ。殺人未遂から殺人罪になり、あなたを守る証拠はないと警察官に言われ、愕然とします。
ジホが留置場に移送されることをヨンランに報告するチェ弁護士。ウジンの問題は解決したと安心するヨンラン。クムダン建設との取引はすべて中止にすることを決めます。そのときヨンランの携帯に「思い通りになると思うな。贈り物を送ってある。」と死んだはずのウジンからのメールが届きます。
火事やウジンの事件のことを思い出しながらソユルと山道をハイキングするイナ。でも、ソユルが足を滑らすとやさしく手を差し伸べます。イナに心が動くソユル。
車を飛ばして帰宅するヨンラン。一足先に帰宅したイナがホン・ウジンからの郵便物を見つけ、開封すると中からマイクロカセットテープが出てきます。遅れて帰宅したヨンランが郵便物を探していると、イナが「探しているのはこれ?」と現れます。
マンセの死について口論するイナとヨンラン。「僕はホン・スピョを知っている。彼は母さんがジホを助けているときに、火事から僕を助けてくれた人だ。そんな人が父さんを殺したり泥棒するはずがない。」と話すイナ。「あのときは仕方がなかったの。父さんがジホに会社を譲ろうとしていた。あなたにプソン楽器を継がせたかったの。」と言うヨンラン。「僕のために父さんを殺したと言うのか。ダミの家族に申し訳ないから、僕は自白する。」と言うイナに、「すべてを捨てられるの?」と言い返すヨンラン。「命の恩人の息子を殺して平然と生きていられない。ジホがどれほど憎くても人の心は捨てたくない。」と言うイナに「ジホを助けてあなたの罪悪感が軽くなるならそうする。」と言うヨンラン。「あなたは私の生きる希望。捨てられたら死ぬわ。」
ウジンの呼吸器を止めた男がエルビン会長の前に連れて来られます。エルビン会長に脅され「ユ・ジホの命令でやった」という男。「ヨンランではなくジホだったのか?」と思うエルビン会長。
ジホに面会に来るヨンラン。「あなたを救いに来た。私とイナの前から消えると約束するならここから出してあげる。あなたさえいなければ私たちは幸せになれる。二度と韓国に戻らないと約束できる?」「いやだ。逃げたら罪を認めることになる。真犯人が見つかるまでここで闘う。」と断るジホ。「あなたを信じてくれる人がいるかしら。イナに頼まれたから助けたかっただけ。」言うヨンラン。「僕は真犯人を知っている」と言うジホに、「韓国に戻り私と衝突し、ダミを傷つけることになっても構わないのね。」とジホを脅迫し去っていくヨンラン。一人になり「誓います。僕はあの人を罰するまで二度とピアノを弾きません。」とつぶやき、ヨンランが置いて行ったペンを自分の左手に突き立てるジホ。ジホの手から流れ落ちる血が床を濡らします。
ウジンのお墓に来ているダミとダミ母。二人が去った後イナがスピョとウジンに花束を供えに来ます。スピョの遺影に向かい「なぜ僕なんかを助けたんですか」と言いながら泣くイナ。
「私は兄のためにもチェ会長を許さないと思います。」とエルビン会長に話すダミ。復讐は自分に任せろと言うエルビン会長。「太刀打ちできなくても自分でやるから母を守ってほしい」というダミ。
ジホの部屋でスーツケースに荷物を詰めているヨンラン。その目には涙が浮かんでいます。机に置かれたエゾマツの彫刻も荷物に入れます。荷づくりの手を止め、ぼんやりとジホの部屋を見回すヨンラン。
警察から釈放され、ヨンランの車に乗せられるジホ。空港に行く前に「1か所寄りたいところがある」と言い、ダミの家のそばに行きます。喪服姿で泣いているダミを見て「君は笑顔がに会うのに。僕を許すな。」とつぶやき、立ち去るジホ。
当座の生活費を渡し、搭乗口に入って行くジホを見送るヨンラン。そっとカーディガンを羽織らせ「私を死ぬほど憎んでいい。甘んじて受け入れるわ。」と言葉をかけます。羽織らされたカーディガンをはぎ取り歩いて行くジホ。その時ナ女史から「イナが睡眠薬自殺を図った」とヨンランに電話が来ます。慌てて病院に向かうヨンラン。
搭乗口に入ったはずのジホが戻ってきます。ヨンランからもらったカーディガンをゴミ箱に捨てて、無表情に歩くジホ。
18話終わり。
ジホが本格的な反撃に入って行くのでしょうか。手の内をすべて出してしまったヨンランですから、これ以上ジホを追い落とすのはムリでしょうね。イナは大丈夫なのかな?エルビン会長は???うーん、続きが気になります。

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