オーバークロック☆基本編
自分のPCパーツの耐性を把握してオーバークロックが基本だと思います。
まずは基本編としてまずはパーツの耐性チェック☆
耐性チェックをするなかでいきなり耐性がわからずにオーバークロックは危険ですからPCパーツの個々の耐性チェックをします。
CPU☆編
いきなり電圧をかけても発熱もしますし適正電圧を探る意味でも定格電圧付近での耐性チェックから行います。
CPU:Core i7-920 メーカーでの定格電圧が定かではないですが1.25vを基準に1.25v以内でどれだけ通るか確認してます。その際CPU温度は重要ですオーバークロックは如何に冷やせるかも影響してきます。
CPUの耐性をみるのにメモリーやマザーが先におちる設定では耐性チェックはできませんのでメモリーやマザーは緩めてテストします。
Core i7 920ですとBCLK133X20=2660MHzです倍率はターボモードで21倍まで上がります。
オーバークロックはBCLKを上げてトータルクロックをあげます。
例としてCPU電圧1.248v(BIOS設定1.25v)にてBCLK200X20=4000MHz
※個人的な希望で立ち上がって欲しいクロックからテストしました(^_^)ある程度CPUのロット番号的に当たりロットだとわかっていましたし(^_^;)
メモリーやマザーが先に落ちないようにメモリーを緩めてマザーのNB Frequencyも低めに設定してます。
詳しくは下記リンクを見てください。
http://star.ap.teacup.com/pii-no-pc/177.html
http://star.ap.teacup.com/pii-no-pc/195.html
Core i7 920 3835A863 BCLK200X20=4000MHz

Core i7 920 3844A806 BCLK200X21=4200MHz

その後CPU電圧は1.248v固定のまま、OS的にCPU負荷の軽いXPにてBCLK210X21=4400MHz起動

さらにCPU電圧1.240v Vista環境でBCLK220MHzX18 1発起動
この辺でCPU電圧1.25vでのクロックやBCLKの耐性がわかってきましたので、ベンチ完走電圧も探ります。

CPU電圧1.192v(BIOS設定1.200v)BCLK211X19=4009MHz完走
個人的にオーバークロックはベンチ完走が目的ですのでこんな感じに耐性チェックしてます。
メモリー☆編
メモリーもCPUと同じ感じで定格電圧で無理なく耐性チェックしてます。
まずは基本のmemtestでオーバークロックメモリーのメーカークロックをテストしておきます、ここで通らないメモリーは不良の可能性もありますしオーバークロックメモリーの規定値が通る設定も把握します。
CorsairのXMPメモリーですからデフォルトXMPですとQPI1.6v DRAM1.65vかけてしまいますので発熱や無理をかけない意味でも低めの電圧で通るかもチェックします。
memtest 3PASSクリヤ
詳しい設定はリンク先をみてください。
http://star.ap.teacup.com/pii-no-pc/202.html
メモリーはメモリー電圧を1.65v以内でQPI電圧で調整してます、メモリークロックが高い方がメモリー電圧もQPI電圧も欲しがる感じです。あくまでもパーツ個々に耐性が違いますので電圧は探る必要があると思います。

オーバークロックメモリーの規定値のmemtestは3PASSを確認したのでベンチ完走クロックを探ります。
memtestが通ってもベンチが完走しないことの方が多いです(^_^;)
上記画像とかぶりますが、CPU4GHz Memory2110MHzCL7-8-7-20 2T(QPI1.55v DRAM1.65v)
3DMark Vantage完走
ビデオカード☆編
ビデオカードのオーバークロックも最近は電圧変更が簡単にできますし、ビデオカードのオーバークロックも身近になってきた気がします。オーバークロック版も人気ですね。
使用ソフト:MSI Afterbuner
http://event.msi.com/vga/afterburner/
※Catalyst Control Centerの範囲のオーバークロックですとBIOS書き換えは必要ありません。
まずはアイドル時の温度を把握します。
HD5970で室温が低めですが35度前後です。

ビデオカードも定格電圧の伸びをチェックします。HD5970はHD5870より定格電圧が低めに設定されて1.049vです。
いろいろなチェックのやり方があると思いますが、両方同時ですとどちらのクロックで落ちるか把握しづらいからですからコアクロックとメモリークロックは別々にチェックします。
※チェック用ベンチは基本的に3DMark Vantageで行ってます、理由はいろいろありますがGPUのオーバークロックでスコアの伸び率が高いのと負荷も高いベンチですしDirectX10対応であること、それと3DMark06までですとCPUがボトルネックになりやすい傾向が強いからです。
最初にメモリークロック、コアクロックですとスタート温度にかなり左右されますので、ある程度通常温度でも耐性が見やすいメモリークロックからチェックします。ただメモリークロックはコアクロックほど冷却には左右されにくいですが冷えてるほうがコアクロック同様伸びはあると思います。
画像はコアクロックも少し上げてありますがコアクロックでまず落ちないクロックの800MHzで検証してます。
定格クロックは1000MHzですがHD5870と同じメモリーチップを使っているので1200MHzからスタートして最終的にメモリークロックは1350MHzまで完走

続いてコアクロックチェック、スタート温度が低い時の方が高クロックが通りやすいので低めの31度スタート
GPU定格電圧1.049v コアクロック850MHz完走
この辺でコアクロックとメモリークロックの耐性がチェックできましたが両方を上げると個々に通ったクロックでも熱や耐性により落ちることもあります。
定格電圧1.049vでASUS Radeon HD 5970 ARESと同等クロックは完走、コアクロック850MHzメモリークロック1300MHz(ARESは1200MHz)です。ARESのデフォルト電圧が気になります、ファンAUTOで850/1200ですから最低でも1.125vは必要な気がします、マージン的にと選別してなければ更に電圧は高めな気がします。

ここまでの検証でスタート温度と負荷時の温度が何度までなら完走できるのかも把握できてきます、例えばHD5970ですと負荷時が70度を超えてくると落ちやすいですし完走できてもスコアは下がる傾向になります。
冷却に関してはビデオカードのサイドに120mm1800rpmのZM F3 LED Blue 120mmを1個あててます。ちなみにサイドファンをあてるあてないでスタート温度も負荷時の温度も変わりますので通るクロックは変わります。

つづく…