「絶好調なり!永遠の星空の仲間たち!」
晴れ晴れな感じの最終回でしたね。
いかにも最終回っぽいといいますか。
悪く言えば可もなく不可もなくともいえますけどね。
戦闘をさっさと切り上げて、その後のみんなを描いてくれたことは、やはり1年間見てきた視聴者としてはありがたいもので。
というか絶対にやってほしいところでして。
前回に引き続き、上下左右前後にと、非常にスピーディで流麗な戦いはよかったです。
1年通してできなかったものの、この戦いの描き方はSSならではのものだと思いますし、とてもかっこよくて好きですね。
最後のゴーヤの散り方も、非常にシンプルだけど、一瞬の出来事を非常にゆっくりと時間をかけて印象深く描いており、ここはすばらしかったと思います。
ゴーヤの「私が負けるなんて、ありえな〜いっ」っていう感じがよくでていたと思います。
先週に続いてドラゴンボールでしたが、今回はちょっとだけエヴァンゲリオンも入ってましたかね。
ソフトボール。
あの悔しい試合が思い出されました。
高校の制服(たぶん)をきて後輩を見守りにきてくれてた前キャプテンと目が合った咲。
このあたりはほとんどセリフがなかったですが、後輩への思い、先輩への思い、ソフトボールへの思い、なによりも戦力で一生懸命いい試合をしたいという思いが出ていたと思います。
このシーンはちょっとお気に入りです。
そのシーンを見て、咲がらしくないのですかさずサポートに出向いた舞ちゃん、いい子です。
ここはやはり「ふたり」を強調するところですね。
先週の戦いの中で「みんなに会いたい」というセリフがありましたけど、そこで一応ふたり←→みんなのお話は終了、今回は原点の「ふたり」に戻りました。
満薫も自重気味でしたね。
その満はパン屋で咲パンを焼いているし、薫はみんなが出演している絵を描いているし。
特に薫の絵ですけど、「顔」がたくさん正面向いて描かれていましたね。
単にそうなっただけなのかもしれないけど、心がほとんどなかった自分たちがずっと迷いながら親に逆らいながら身に着けていった人間たちが持っている暖かい心、というものをダイレクトに描いているのかな、と思いました。(※もしかしたら舞の絵かも?)
この先もまだまだ生きたいと思いながらも、滅びの力がなくなったことを身にしみてわかっているふたり、咲舞&小生物にお別れをしますけど、ここでやっと、ほんとにやっとのことでフィーリア王女が活躍を?してくれました。
ほんのちょっとですけど。
緑の郷の精霊たちがお礼をこめてその力を満薫に分けてあげようとしたところを、導いてあげたんですね。
ここなんですけど、先週も満薫が一瞬逝っちゃったかっ、、、ていうシーンがありましたよね。
正直2回続けてやるのはどうなのよ?て思いました。
先週のが要らなかったです。
でもこのふたりが生き続けることはみんなわかっていただろうけど、どうやるのかなーって、それが最終回の楽しみのひとつだったんですけどね。
うまいなあと思いました。
前回の反省があったからかどうかわかりませんけど、あまりうやむやにしなかったのはいいことだと思います。
なんとなく助かったっていうわけでなく、完全に人間になったわけでもなく。
泉の力と緑の郷の精霊の力でつなぎとめてる、ということですか。
それと世界樹ですが、これはストレートに大空の木でしたねえ。
結局世界樹がなんなのかよくわからなかったんですけど、フィーリア王女って世界樹の精霊だったのですかぁ。。。
だからなんだ、って感じなんですけど。
まあ、やはり王道な最終回でしたよねえ。
最後に、咲舞のナレーションで終わるところなんか、70年代かよって思いましたけど、ああやって視聴者にありがとうの意を伝えることとか、僕は大事なことだと思います。
これで「終わったぞ」という感じがしますしね。
そういえばエピローグ的なシーンで前のEDがかかりましたね。
こうやって聞いてみると結構いい曲ですが、やはりOPとタイプがかぶってたのは残念でした。
いやあ、まさしく最終回。
一時がなくなって、単に元に戻るのではなく、+アルファがあってこそ最終回です。
満薫が咲舞だけでなく、健太や加代ちゃんたちと普通の会話を普通にしていたのって、実に感慨深いじゃないですか。
また異世界との交流もぱったりなくなったわけでなく、大事なときには駆けつけてくるっていうのもです。
まあ欲を言えば、今回の冒頭があまりにも普通に入ってきたことが物足りなかったので、ここは咲舞のモノローグで入ってほしかったかな、と思いました。
とてもさらっとしていて明るくて、途中の1話のような感じでもあり、やはり王道の最終回でもあり。
いい言葉が浮かびませんけど。
途中どうなっていくんだSSは?なんて思ったりもしていましたけど、1年見ててよかった、登場人物をみんなこれからも応援し続けたい、そう思った最終回でした。

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