■メイド刑事/早見裕司/はいむらきよたか/GA文庫
まあ、夜中にTVを見てですね。
あー、、、みたいな。
まあ、いいんですけどね、話としては悪くなかったし、深夜なんてあんなものでしょ。
で、たまたま書店に行ったら小説があったのでびっくりしました。
しかも早見裕司さん(Mr.サイレントがいい感じだった)だし、絵が広島出身の方ということで、読んでみたのでした。
第1話がちょうどTVで見た話でしたが、終わり方がちょっと違ってますね。
こっちの原作のほうがいいと思います。
第2話は、なんだかなあ。
まあわかりやすくていいけど、とにかく若槻葵が全て正しいように見せる書き方が気に入りませんね。
メイド喫茶を知らないとか、コスプレであってもメイドのプライドを落とすのが許せないとか。
逆に葵のほうに引いてしまうような台詞もあるのですが、物語ではほぼ全て葵が正しいというように周りが動いてしまいます。
そこはやりすぎでしょう。
そしてメイドとして国家特殊資格を持っているくらいなのに、物事を知らなさすぎですね。
第3話。
まあ、これは書かないといけない物語なのでしょう。
自分の後輩のごたごたと、病院の次男の家庭をうまくからめて描いていると思います。
全体的に簡単な構成というか、古くさいというか。
絵がかわいいので救われている、というところはありますね。
でもほんとにかわいいのでいいです。
1巻のときの縁なし(あるいは極細?)メガネがよいです。
葵がすごんでいるときの台詞、文体にいまいち本当っぽさがないのが残念ですね。
軽いというか。
絵も戦っているシーンはちょっとダメ。
まあ、ひまつぶしにいいのでは、くらいで。
(H21.7.10)

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