さて、1キロ先の折り返し地点に到着すると、先に到着していたじゅんさんとそーなん、べーやんさんが篠山口駅の再現にチャレンジしていました。
ボランティアスタッフの地元の方が、昔の篠山口駅をご存知とのことだったので、ご意見を伺いながらも再現を試みます。
そして、ようやく篠山口駅が形になってきたので立ち上がり、振り返るとその後ろでは1キロの直線がどんどんと延びていきます。
お子さんたちがレールをもって競うようにつなげているのです。
そこで、ぺたぞうたちもダッシュ。篠山口から先の駅の再現に走ります。
篠山、矢上、丹波日置、村雲、終点福住…。
それぞれ廃線資料の路線図を見ながら再現です。
そして、プラレーラーがダッシュで駅を再現し終わったころ、1キロのプラレールも全部つながりました。
廃線に直線1キロの再現プラレールレイアウトの完成です。
めでたしめでたし……
というところで、いつもはレイアウトが完成してしまえばおしまいのぺたぞうたちですが、今日のメインイベントは「お別れ列車の再現」
というわけで、お昼過ぎに、地元手作りと3Dプリンタ製の2つのお別れ列車がスタート地点に置かれ、セレモニーが開始されました。
篠山線の運転手だった方、通学で篠山線を使われていた(当時は)女学生だった方、沿線で親しまれた方。
たくさんの方が集まって、懐かしみながらセレモニーが行われました。
そして、2台のお別れ列車は時間差で発車。
たくさんの人たちがそれを追いかけて、横を一緒にあるいて行きます。
お別れ列車は1時間かけて1キロを走り、篠山口駅で折り返し。
また1時間かけて戻ります。
途中にあった、水路の上を水路が越える橋に、ぺたぞう大興奮。
廃線跡とはいえ、道として使われているところなので、早めの撤収のため、2台のお別れ列車がとおりすぎたところから、お子さんたちが全力でお方付け。
実は駅の設置が終了したころ、ユッキーさんのお手伝いで大阪のプラレーラー暁さんとも合流。関東の若いプラレーラーたちから改造プラレールの腕で尊敬され、「レベルが高すぎて、逆に細かすぎて伝わらないプラレールを作る人」と認識されている改造プラレーラーです。
暁さんがイベント用に用意された自転車で衣装ケースを持って走り、子供たちがそこにはずしたレールを放り込んでいきます。
満タンになった衣装ケースはそこに置かれ、さらに後方から道路封鎖を解きながら走ってくる軽トラが荷台に回収。
完全に「収穫」です(笑)
そして車両はセレモニーとともに福住駅に到着。
イベントは無事終了を迎え、そのあとはプラレーラーたちの記念写真会。
みんな農道に寝そべり、「プラレーラー基本姿勢」で撮影会でした。
そんなわけで地方活性化の取り組みに協力でき、関西プラレーラー集合となった今回のイベントも無事に完了。
帰りはじゅんさんに六甲山と神戸の町の関係性について話を聞きながら新神戸駅まで送っていただき、新幹線で東京へ。
楽しい3日間の旅となりました。
※暁さんがちっこいのは
「ずっと自転車に乗っていて正確な大きさがわからなかったから」だそうです。

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