4月の土曜日の早朝、横須賀の街に
「ガッシャーン」というプラレールを道路にぶちまける音が響き渡りました。
犯人は寅さん。台車にプラレールを積んでイベント開催場所へ運ぶ途中につっかかってひっくり返したのです。通りがかりの方々の協力を得てなんとか大事にならずに回収(笑)
思えば、この時点から戦いは始まっていたのでした。
この日は久しぶりの横須賀でのイベント。住宅展示場さんがテントにレイアウトスペースを4畳分用意してくださったのでいつも(2畳)と同じ設営時間で、いつもの2倍のレイアウトを制作です。 いつもそれぞれ1畳のところ、それにナナメひな壇を加えた2畳をそれぞれ作るのですが、場所は広くても路線数が変わらないのであまり時間に変化はなく、いつもより巨大化に成功しました。 そして運営開始しましたが…。
寅さん:「風、強くね?」
ぺたぞう:「強いね…」
寅さん:「テント動いてね?」
ぺたぞう:「動いてますね…。」
寅さん:「橋が吹っ飛びそうじゃね?」
ぺたぞう:「吹っ飛んだね…」
寅さん:「テントが浮いてね?」
ぺたぞう:「浮いてるよね……っておいおい押さえないと飛んでくよ!」
寅さん:「やべえ俺ちょっと浮いた!!宙に浮いたよ!!」
彡 彡 彡 ゴオオオ...........
彡 ブワッ 彡 彡 彡
へヘ./ゝ、 彡 彡
ノ\ | / ,' ' 彡 彡
ソ \|/ 彡
 ̄ ̄ ̄ \≡(`Д´ )≡ 彡
パパー 彡
彡
0⊂ ヽo 彡 彡
彡
ヽU Uゝ 彡
と言うわけで、横須賀の町を襲った強風により、いつも相当の風対策をしていて、地震が来ようが風が吹こうが倒れないようにすることを目指して作っており、東京を襲ったこれまでの地震でも倒れなかったレイアウトが、あっさりと吹き飛びます。
ついでにテントもぶら下がった寅さんとぺたぞうごと浮き上がります。
寅さん:「これさ!!プラレールが自然現象に勝てるかとかいうさ!!レベルをさ!!超えてない!?」
ぺたぞう:「超えてる!!ちびぺたどこ!?」
ちびぺた:(飛んでった)「パパ―」
と言うわけで風が弱まった隙を狙って半分の高さに残ったレイアウトをセンターハウス内に移設することに。斜めひな壇を含む基礎部分は残っているので、移設すればあとは瀬戸大橋などを架橋すれば済みます。
今回それぞれの島が2畳になっているレイアウトをちょん切って1畳サイズにし、4人でテーブルごと持ち上げて移動開始。みんなで息を合わせて移動します。
寅さん:「あと1mでセンターハウスなので、ぺたさんは右に回転してくださ…」
ぺたぞう:「あっ」
その瞬間強風で残りも根こそぎ吹っ飛ぶレイアウト。
ぺたぞう&寅さん:「………」
寅さん;「……これさ、苦労して持って行く意味、あるのかな…」
その瞬間、テントの方角でさらにレイアウトが吹っ飛ぶ音。
ぺたぞう:「……最初から作ろうか、センターハウス内で。」
と言うわけで、センターハウス内で再設営となったのでした…。
ぺたぞう:「ちょっとちびぺた拾ってくるね」

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