4月10日にららぽーと富士見がオープンしましたが、その中に鉄道模型の店ポポンデッタさんが経営する鉄道模型カフェ
「スチームロコモティブ」が入っております。
昨年夏の宇都宮に引き続き、このスチームロコモティブのレイアウトも作らせていただけることになったぺたぞう達。たくぱぱさん、寅さんと共にまだ内装工事中のららぽーと富士見へ向かいます。
■宇都宮プラレール
http://star.ap.teacup.com/pettanesa/704.html
今回のレイアウトの土台は1657ミリ×814ミリ。
そう、一畳プラレール(1800ミリ×900ミリ)よりも少し小さい。
一畳より小さいサイズで店舗用固定というと、入らないカーブと止まらないネジに苦労した相鉄海老名駅の件が頭をよぎります。
■海老名プラレール
http://star.ap.teacup.com/pettanesa/669.html
しかしまあ、経験も積んだことだし、いざとなればナナメレイアウトではなくS字レイアウトでなんとかしてしまおう、ということで気楽に乗り込んだのですが…。
ぺたぞう:「…狭い。」
寅さん:「斜めレイアウトは当然入りませんが、S字レイアウトも入りませんね。」
ぺたぞう:「最外周だけS字をカットすれば入るか…でもそうするとこのルートを通った路線は戻ってこれるのがこのルートだけになって、集中する。」
寅さん:「しかもそれ橋脚が干渉してるので、置ける段が一番上だけになりますよ」
一畳プラレールのレイアウトの多様性は、特にナナメレイアウトが、左右を繋ぐことができ、橋脚の干渉し合わないルートが多数あることで成り立っています。
特に、斜めレイアウトにすることで可能になる直線2の楕円は、そこで八の字を描くことで回転方向の反転や、通れるルートの多様性の確保に相当に役立っています。
しかし、今回の幅では、斜め直線2のナナメレイアウトは、入らない。
その結果、レイアウトの多様性が大幅に失われ、ただループすることしかできない。
これでは、ぺたぞう達が作る意味がありません。
悩むこと
5時間超。
寅さん:「あのさ、斜め2Sだと、どれだけはみ出るんだっけ?」
ぺたぞう:「左右に5ミリぐらいずつかな…。」
寅さん:「台座を置く場所に、周囲の板って無いの?そのまますぐガラス?」
ぺたぞう:「いや、ガラスまではそれぞれ10ミリぐらいあるけど…そうか、はみ出してしまえばいいんだ」
寅さん:「べつにだれも怒らないでしょ」
ぺたぞう:「それだ!」
というわけで、出来上がったレイアウトを嵌める台に、わずかにはみ出すことができるだけの幅があることを確認し、その幅も使ってナナメ2直線のレイアウトに。

通常のナナメに加え、すこしループをはみ出させた構造。

足が板から5ミリはみ出してます。板は、ジオラマ職人さんが芝生を本気で敷いてくれた高クオリティの板です。
このナナメレイアウトは慣れているぺたぞうたち。そうと決まってしまえばあっと言う間です。わずか1時間もかからず、15段1m越えのレイアウトが姿を現しました。
あとはまあ、とにかく必死にネジ留め。お客さんのお料理に電車がダイブしてきては困るので頑張ります。
そして出来上がったのがこちら。

カウンター席側

ファミリー席側

一番高いところには橋上駅が設置されています。隣で作業していたNゲージジオラマ職人に「ジオラマでは無い発想だ…」と苦笑いされたポイントです(笑)

客席からみるとこんな感じ。見上げる形になります。
4月10日より、ららぽーと富士見スチームロコモティブに設置されています。
■スチームロコモティブ・ブログ
http://popondetta.com/blog/cat83/steam_locomotive_with.html
是非、お店に足を運んでみてください。
寅さん:「やっぱ、一畳っていうのは有意なプラレールレイアウト作るときの最小単位ですよね…」
ぺたぞう:「感嘆してないで、さあ、次の場所に出発だ。」
設営を終えたぺたぞうと寅さんは、たくぱぱさんと別れ、夜の圏央道に消えていったのでした…。

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