さてABC2014翌日。
今回プラたく店長に、以前イベント展示をお手伝いした相鉄さんから、「海老名駅」にある相鉄グッズショップのリニューアルに伴う展示レイアウトのリニューアルのお手伝いの依頼がまいりました。
たくぱぱさん:「というわけで、今回は作りつけのレイアウトです。」
ぺたぞう:「ネジ止めが1時間ぐらいかかるかもしれないですが、あとは楽勝ですね。」
もじもじするたくぱぱさん。
ぺたぞう:「どうしたの?」
たくぱぱさん:「実は…サイズが180×77センチです。」
一同:「い、一畳以下…だと!?」
ご存知のとおり、一畳というサイズはプラレールをするにあたってはもはや最小と言ってよく、それ以下になるとその制限は想像を絶します。しかし、狭い範囲でのプラレールを得意とするぺたぞうたち、これに挑まないわけには行きません。
ぺたぞう:「それは難問ですね…まあ、ナナメモチーフで、ナナメの直線をいつも2本のところ、1本にしたらいけるんじゃないかと思いますが…。あれ?たくぱぱさんどうしたの?」
たくぱぱさん:「あと、おおきなドームステーションを組み込んでほしいそうです。」
一同:「お、おおきなドームステーションだと!?」

↑これです。
ご存知のとおり、おおきなドームステーションは2線2階さらに長さ2直線分ある超巨大ステーションです。立体化をまったく考えていないつくりで、この上に線路を走らせるのは困難を極めますが、そこは立体化を得意とするぺたぞうたち、これに挑まないわけには行きません。
ぺたぞう:「そ、それはさらに苦しいですが、まあ、その部分だけ上に何も載せないとかいう選択肢も……あれ、たくぱぱさんどうしました?」
たくぱぱさん:「それから、左右にタワーを1つずつ…」
一同:「さ、左右にタワーだと!?」
ドームステーションの上にものを乗せない、という選択肢は左右にタワーという容赦ない要求によってあっさり崩れ去ります。
ぺたぞう:「そ、相鉄さん……やってくれる……」
寅さん:「っていうか、むしろ10m四方やってくれとか言うよりもはるかに困難では…?」
たくぱぱさん:「ま、まあ、ドームステーションは全部の線路通さなくてもいいって言ってくれたから…」
ぺたぞう:「そんなこと、ぼくらのプライドが許さない!!」
一同:「ゆ、許すから!!」
そして作成当日。180センチ×77センチにカットしてきた板を直に目にした一同は、その小ささに戦慄していました。立ちすくむ一同に、ぺたぞうは厳かに口を開いたのです。
ぺたぞう:「トミプ、例のアレを持ってきてくれ。」
トミプラ:「例のアレ、使うんですか…」
(続く)

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