9月下旬、ぺたぞうと寅さんは東京駅東北新幹線ホームにいました。
寅さん:「グランクラスっすよ…」
ぺたぞう:「グランクラスだな…」
二人が乗ろうとしているのは、新青森行きのはやてグランクラス。
翌日青森でイベントを行うために新幹線で移動するのですが、東北新幹線といえばE5系。
E5系といえばグランクラス!!
というわけで、
グリーン車にすら乗ったことがない二人が、行き返りのコストを調整しつつ奮発して、グランクラスに乗ってみることにしたのでした。
興奮のあまり1時間近く早く駅に来てしまった二人は、コンビニでサンドイッチやジュース、発売したばかりのBトレインの箱などを買い込んで、いざグランクラスに向かいます。
■グランクラスとは!!
E5系の先頭車にわずか18席しか存在しない、一列3席という超ゆったりシートに、アテンダントさんが常時飲み物や軽食などを持ってきてくれる、という高級車両なのだ!

ぺたぞう:「と、とらさん見て見て!!座席のリクライニングが電動だよ!!」
寅さん:「これは楽チンですね。」
ういん、うぃっ、うぃっうぃっうぃっうぃっうぃっうぃっ
寅さん:「ぺたぞうさんボタン連打しないでください。」
うぃっ。
寅さん:「では、さっそく」
ぺたぞう:「アテンダントさんに何か注文しますか。」
と、お品書きを渡そうとすると、テーブルの上にBトレインを並べてニッパーを握りしめている寅さん。
ぺたぞう:「えっ?」
寅さん:「えっ?」
アテンダントさん:「お飲み物は何になさりますか?(にこにこ)」
二人:「……りんごジュースお願いします…」
そんなわけで、3時間の超高級シートの旅が始まったのでした。
途中、二人で合計2リットル以上のりんごジュースを注文(サービス品)しつつ、プラレールのE5系を出しては動画を撮影したりしながら、のんびりとすごす二人。
ぺたぞう:「ジュース買ってくる必要無かったね…」
しばらくすると、アテンダントさんから軽食のサービスが。
軽食はサンドイッチでした。
ぺたぞう:「サンドイッチ買ってくる必要無かったね…」
そして1時間ほどたったころ、もぞもぞしだすぺたぞうと寅さん。
アテンダントさん:「お食事終わりましたらお下げいたします。」
アテンダントさん:「お飲み物の御代わりはいかがですか。」
アテンダントさん:「お茶菓子はいかがですか。」
ぺたぞう&寅さん:「なんつーか、常に監視されてる感じでコミュ障にはつらい…(笑)」
お世話されることに慣れていない、人目が気になる二人にはまだ早すぎるグランクラスだったようです。
そんなわけで、お尻の落ち着かないグランクラスで3時間、ぺたぞうたちは青森へとやってきたのでした。

4