先週末ぺたぞうは、三十路氏の依頼で、三十路氏率いる「関東プラレーラーの会」が船橋市より依頼されて行うことになった運転会のお手伝いに行っていました。
ご存知のとおり、ぺたぞうや「けいぷら」の面々は橋脚を使った立体構造物の建築がメインですが、関東プラレーラーの会はデフォルメされたジオラマチックな路線の表現が得意な人たちの集団です。なので、普段とは違うことを試せるため、ぺたぞうは積極的に協力させていただいております。
以前参加した運転会では「始点と終点のあるプラレール路線」を設置してプラレールレイアウトの本質的な可能性を検討しましたが、今回のテーマは「ポイント操作」
お子さんとパパが20組予約済みということで、パパとお子さんに触れ合ってもらうため、ひとつの巨大なレイアウトの上にポイントをいくつも作り、パパがポイントを操作してお子さんが電車を追いかけて走る、というのが今回の運転会のメインテーマなのです。
というわけで、今回なんと15m四方はある講堂にプラレールを敷きまくります。
けいぷらとしてもかなりうらやましい状態。
机を40枚使い、周回路線やそれをつなぐ短縮路のベースを作ります。
そして、そこを「田舎」「島」「都会」などとわけて、それらを表現するための情景を分配していきます。
(そのころちびぺたはるきさんに連れられてちかくの公園のお池で鴨さんを見ています)
さらに、ポイントと駅を分配したらそれらをつなぐ路線を建設開始。
ぺたぞうと三十路さんが路線を建設している間に、チーズベーグルくんが情景的路線で「東北新幹線ルート」を設置してくれます。
今回チーズベーグルくんは情景的路線の設置に大活躍。この9m×7mの大レイアウトを走る情景路線のすべてを一人で作り上げてくれました。
そして、完成全景。9m×7mはさすがにでかいです。
一番目立つ中央には、トミプラ氏とプラマニ氏のカタカナ4文字コンビが作った「しまなみ海道」が鎮座。
その下を、トンネルたくさんの路線とガーター橋たくさんの路線が交互にクロスしながら通る、という、情景的には非常にすばらしい作品。
手前側を街、奥側を田舎、と設定したので、手前には巨大駅が並びます。
まずは2面4線の中心となる駅。
そして新幹線も止まる駅。
さらにツインタワー的なビルのある駅。
この都会と田舎の間には、赤い鉄橋群がかかって区切っています。
田舎には超複雑なポイントが。
パパさんはここをコントロールして、それぞれの路線がどこにいくのかを把握し、お子さんの要望にこたえて電車をさばかなければいけません。
そして田舎には対向式ホームの駅がいっぱい。
基本的にすべての線路がつながっている、という、これまでにない、しかし、本当の鉄道に一番近い形のデフォルメジオラマが完成しました。
そして、翌日は実際にパパとお子さんが遊ぶ時間。
貸し出し電車もたくさん用意しました。
そしてイベントは大盛況。
「パパ、こっちに走らせて!」
「そっちから来てるからぶつかっちゃう!」
と、あっちこっちでお子さんの声が飛び交っていました。
大成功です。
この、ポイントでコントロールして電車をさばいて遊ぶ、というシステムと、全体がひとつのレイアウトとなっているという実際の鉄道に近いデフォルメジオラマ、また新しいことが試せてぺたぞうは大満足でした。

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