11月前半の平日、ぺたぞうは会社の休暇を使って、イベントでのプラレール設営に協力してまいりました。
イベントは、浅草で行われる、ネットワークカメラの展示会。
ですので、いつもとは違い、大人が相手で、しかもプラレールを見てもらうわけではなく、プラレールを映すことでカメラの性能を見てもらう、という内容。
例によってあまり調べずに現地へ向かい、浅草の町を迷ってうろうろすること30分で、ようやく現地に到着しました。
今回は8,1m×1,8m。この縦長で、「周回軌道」を作ることが求められているという珍しいタイプの設営。なので、いつもの「分割、天辺接続」ではなく、最初から周回軌道を取ってそれを増設していきます。
左側にはナナメ大鉄橋が3箇所、右側のM字構造はそれによって発生するレールのズレを矯正しています。
そのゆがみ吸収のためのM字部分はせっかくなので全部高架レールにすることにしました。カッコいい。
お店を放り出してお手伝いに駆けつけてくれたたくぱぱさんのアイディアで、ひな壇高架駅。
そんなわけで、いつもより直線が長い構造にあっと言うまに直線が半分なくなり、危機感から裏面は全部高架にしたため、高架レールも全部使い切るという、使った部材の全体量が少ない割りにはいつもよりギリギリ感溢れる設営でしたが、予定の7時間より大幅に短い4時間ちょっとで完成。
では完成形を。
カメラからは裏側、人が見るほうとしては正面からの全景。均質でカラフルな構造が8mにわたって続きます。
カメラから正面。手前がわにはめずらしい灰色一色の構造。これが今回の目玉になりました。
今回はカメラの性能比較のため、「カラフル、かつなるべく同じ景色に」という要望があったため、ナナメひな壇を多用。このモチーフが3箇所並んでいます。
完成したM字部分。よく考えると、ただ90度に4回曲がっているだけなのですが、並んで高架レールになるとカッコいいです。
高速道路ジャンクションを彷彿とさせる迫力のある見栄えです。
中央の灰色ゾーンは、お互いがお互いの下を繰り返しくぐるという、長い路線がないと作れないモチーフ。直線レールの下をくぐって、またくぐって、というのも面白い形。
そして一番手前には超連続赤ガーター橋。普段では2分の1レール幅でこんなにロングな直線をとることはできませんので存分に楽しませてもらいました。
たくぱぱさんもひさしぶりの設営お手伝いで楽しんでいただけたようです。
うれしくなっちゃって下から見上げるアングルの写真をとりまくるプラたく店長。
そんな、楽しい設営のまわりではこんなかんじでイベント設営が進められていました。
ネットワークカメラと、接続されたモニタが大量に搬入され、並べられていきます。
ネットワークカメラがこんな風にプラレールを捕らえます。
イベント自体は2日間開催されますが、招待制なので一般の方は入れません。
というわけで、普段とは目的がまったく違うプラレール設営プロジェクト、ぺたぞうはまた面白い経験ができたと喜んでおりました。

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