8月17日(木)〜19日(日)
ぺたぞうは「けいぷら」の面々と、第13回国際鉄道模型コンベンションに参加しておりました。
国際鉄道模型コンベンションでは鉄道模型の裾野をひろげる活動としてプラレールを展示しており、昨年に続き今年もぺたぞうのところへご招待があったのです。
前回は設営開始が12時、終了が17時と聞いていたことと、メンバーの参加を考えない準備だったため、レイアウトの大きさは4畳半のもので、あらかじめ設計を行ってから現場で再現する方法をとっていました。
が、前回メンバーの協力により設営が早く終わったことと、実際は17時を過ぎても設営は行われていたという実情があったため、ぺたぞうもこの設営時間とメンバー総動員ができれば、巨大レイアウトを作れる、という見積もりがあったため、今回お借りしたのは12m×10mのスペース。ここに、けいぷら総力結集宣言し、時間も「30時までは設営日です(笑)」という宣言の下、これまでに無いレイアウトをつくりあげよう、ということになりました。
レイアウト全体は、それぞれ島に分かれています。
1畳レイアウト2つを空中でつなげる、という「プラたくでんしゃ王国レイアウト」のミニ版をメイン島「二畳城」とし、そこから銀河の腕のように2つの大きな腕が渦を巻くように配置されています。
それぞれの腕は4畳の島、2畳の島、そしてその間に木製のテーブル上の一畳の島が橋となる構造です。
そして、入り口の反対側にテーブルでスタッフ本拠地が作られ、その脇に2つの独立島が設置されます。
今回はこの「ぎんがプラレール」を、すこしずつ紹介していきます。
まずは中心の1畳プラレール2つを空中でつなげた大型レイアウト「二畳城」。

(二畳城全景)
一方の1畳は全部のレイアウトを貫通する長大路線「大陸横断鉄道」のルートになっており、ここを基準に二畳城が作られます。
レイアウトそのものは、斜めモチーフをベースとした、エンドループ式の一筆書きレイアウト。お子さんが遊ぶ前提のレイアウトでエンドループ式は、衝突を起こすので最近は使っていなかったのですが、今回はたくさん遊ぶブースがあるため、「魅せる専門」として、ぺたぞうはあえてエンドループにしました。エンドループ式のほうがレイアウト製作が圧倒的に楽、という理由もあります(笑)
そして、2つある一畳のうち一方を1時間ほどで作ったところでマネジメントに専念したぺたぞうが残していった、地下レール橋で谷を越えた状態で放置というとんでもないミッションを引き継いだのはすずめさんとわかばさん。

(左がぺたぞう、右がすずめさん、わかばさん、さわさん)
無事、斜めモチーフを使って10階まで積み上げてくださり、さらにそこからはさわさんも協力してトップの飾り部分、通称「王冠」の「サスペンションブリッジ」も配置し、中央を飾るにふさわしい「絡まったスパゲッティ」レイアウトが完成しました。

(サスペンションブリッジの「王冠」が見事です)
しかも、設営終了間際にはモノレール島で製作されていた十数階建てのタワーレイアウトを、この二畳城の一部に融合しつつ移植するという大作業(笑)

(中にお子さんが入ってあそべるのが最大の特徴)
さらに、一日目にお子さんによる橋の崩落を目にしたぺたぞうが、初期設置位置だとタワーが橋の崩落に巻き込まれて倒壊する可能性があるため、初日終了時にスタッフでタワーを二畳城内の別の位置に移動するという「おみこし」も発生しました。

(写真手前の円から奥の円へ移植)
つづく。

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