6月3日日曜日。
以前から住宅展示場イベントを取り仕切っている社長さんからお声かけいただき、本所吾妻橋ハウジングギャラリーにて二畳プラレールを作らせてもらえることになったぺたぞう。
本所吾妻橋という地名にまったくピンとくるところが無く、グーグル先生で調べてみると、なんとスカイツリーのお膝元ではないですか。
るきさん:「るきさんもいくのです。ソラマチいくのです。」
るきさんも高らかに宣言。そしてケロさんも地元なので参加。さらにさわさんも奥様と参加。
おもわず大人数になることになった設営は、朝8時からスタートしました。
当日朝は雨が降っておりましたが、設営のころには雨じたいは止み、濃い霧がかかっている天気。
もちろん一番の懸念点は地面がどれだけ平らかということですが、社長さんから、心強い新アイテムを用意したという連絡が入っていました。
社長さん:電話「私は行けませんが、下が土のようでしたので、黒いプレートを用意しました。その上でやっていただければと思います。」
というわけで安心して現地へ。
濃い霧のなか、現地に到着しました。
(最新秘密兵器:魂を揺さぶる黒い板)
ぺたぞう:「……これっすか??」
さわさん:「そうみたいですね。」
ぺたぞう:「……小さくない??」
さわさん:「0.5畳ですね。」
ぺたぞう:
「あの、地面でやらせてもらっても大丈夫ですか?土むき出しではないみたいなんで。」
というわけで、最新秘密兵器の
圧倒的な面積不足により、今回も結局でこぼこの土の上で設営することになったラフテラインプラレーラー軍団けいぷら。
ぺたぞう:「やりますか!ラフテラインプラレーラーの誇りにかけてこんなでこぼこの上でも電車を走らせてみせますよ!!」
さわさん:「ぺ、ぺたぞうさん、谷が!デスバレーが!ここにミニ橋桁3個分ぐらいの傾斜があります!」
ぺたぞう:「なんとかしてください。そこは創作意欲で。」
ケロさん:「斜めですね。全体的に。おかげで構造が歪んで本来つながるべきここがつながりません。」
ぺたぞう:「なんとかしてください。そこは創作意欲で。」
ぺたぞう:「痛ったい!ひざ立ちしたら石踏んだ!」
ぎゃあぎゃあ言いながら楽しい設営です。
予め作って設計図を作ってあるので、それにしたがって設営していきます。
ケロさん:「しかし地面に微妙な段差がありますね。ミニ橋脚1段では高すぎるが、補正しないと大きすぎる段差です。」
ぺたぞう:「うーん、ミニ橋脚をさかさまにして、そのへこみ部分に足を乗せてみてはどうでしょう。これでマイルドになりませんか。」
ケロさん:「おお、いいですね、マイルドで!」
ぺたぞう:「じゃあこっちもマイルドで!」
ケロさん:「いいっすね、マイルドで!」
さわさん:「なんか、楽しそうっすね。」
るきさん:「zzz…」
ぺたぞう:「ケロさん、そこは6段の橋桁ソロで。」
ケロさん:「橋桁ソロ??」
さわさん:「設計図を見るところ、たぶん、そこまで何も無かったところに橋桁を立てて、そのてっぺんにレールが1本通ってるだけ、という状態のことかと思います。」
ケロさん:「ああ、ソロね。ソロ。ぺたぞうさん、次もソロ?」
ぺたぞう:「5段ソロで。」
簡潔な意思疎通のためにどんどん専門用語が出来ていきます(笑)
途中、プラたくを抜け出してきたたくぱぱさんも参戦。
たくぱぱさん:「ちわーす、これはまたずいぶんな山あり谷ありなところでやっておりますなあ…(笑)」
さわさん:「たくぱぱさん、めずらしい部品がありますよ。」

たくぱぱさん:「ちょっと、これ、いいんですか、ぺたぞうさん(笑)」
ぺたぞう:「いいんです!組み立て時間短縮のために、使えるパーツは使うの!」
さわさん:「でも本当は悔しいんですよ、さっきからずっと『つかわなくていいなら使わなかった』ってつぶやいてるんです(笑)」
たくぱぱさん:「(笑)」
設営も佳境を迎えたころ、中央のモノレールを設置していて、足をひっかけそうになるケロさん。
ケロさん:「おおっと!危ない、また壊すところだった!」
ぺたぞう:「ケロさん、また酔っ払いですか?」
たくぱぱさん:「いやいや、35歳を過ぎると、自分が思っているほど足が上がらなくなってくるんですよ。」
ケロさん:「……」
そしてケロさんによる蹴り倒しの危機を何度か乗り越え、10時58分に完成。
ぺたぞう:「11時開場に間に合った…」
さわさん:「ほっとしている場合じゃないですよ。電車をセットしないと。」
さわさんがモノレールを持って、ケロさんが作成したモノレールレイアウトに設置に行きます。そして、不思議な顔をしてしばらく悩んだあと…

(さかさまにはまったエントリーレール)
さわさん:「ケロさん……酔っ払ってますね。」
たくぱぱさん:「35歳を越えると、記憶力も衰えて来るんですよ。」
ケロさん:「…………おかしいな、昨夜はビール1本しか飲んでないのに(笑)」
というわけで、ケロさんへの「酔っ払いは帰れ」コールの中、無事時間通り開場。
久しぶりに内蔵電池まで入替えたところ、新幹線をぶっちぎる高速になったぱんだねこカスタムモノレールの爆走音に、お客様も集まってまいりました。
るきさん:「zzz………ん?朝ですか?」
ぺたぞう:「昼です。」
(続く)

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