2012年5月22日、けいぷらが根城にする東京都23区東部では、スカイツリーが開業するという世紀の大イベントに湧いていました。
もちろんプラレーラー的に重要なポイントは、スカイツリーの商業施設「ソラマチ」にプラレールショップが入っていることですが、それは別の記事にしましたのでよいとしまして。
そのスカイツリー開業後の初週末。けいぷらはプラレールショップソラマチ店に……はおらず、いつもの「高砂北集い交流館」にて運転会準備にいそしんでおりました。
前日夜にたくぱぱさんと荷物の搬出を行ったあとちびぺたの遊んで攻撃を受け、当日も朝早かったため眠気でぐでんぐでんのぺたぞうと、前日にどういうわけか気合を入れて勉強して徹夜してしまった寅さんが、ふたりで検証を行っていました。
今回のでんしゃ王国のテーマは「長大編成が走れるレイアウトを」ということで、いつもの絡まったスパゲッティのようなレイアウトではなく、ダイナミックに走る長大編成が見栄えするレイアウトを目指します。
そのためには、まず、どの程度のカーブ、どの程度の坂なら16両編成が通過できるのかを確認しなくてはなりません。
最初は何も考えずに螺旋を設置してみてもののみごとに撃沈したぺたぞうたち。
あーでもない、こうでもないといいながら16両編成がスムーズに登れる坂の配置を確認していきます。
寅さん:「うーん、まだダメですね、坂の直後にカーブが来ると、坂で後ろ向きに引っ張る力と、先頭車が前向きに引っ張る力で、弓の弦みたいに一直線になろうという力が働いて内側に脱線しますね。」
ぺたぞう:「先頭車がカーブにかかった時に、編成の大部分が坂を通過している必要があるわけだね。」
寅さん:「間に直線4本は欲しいところですね…。」
というわけで、今回のレイアウトにかかる制限がどんどん明らかにされていきます。
せーじさんも参上したところで、検証を終え、レイアウトプランを組み始めます。
今回、長大編成をレイアウト上で並べるのは難しいので、レイアウト外部にヤードを作成し、そこからレイアウト内へ入り込んでいくルートを通って合流する、という計画を立ててみたぺたぞう。
左右のヤードからレイアウトへ引き込む線路の構築をそれぞれせーじさんと寅さんに任せ、ぺたぞうはもう1つの懸念に取り掛かります。
ぺたぞう:「で、あとグランドガイナーだけど…」
全員:「えー!!」
すっごい嫌そうな合唱。
ぺたぞう:「いや、だってたくぱぱさんがグランドガイナー走るってオープンしちゃってるし…(笑)」
■プラたく日記(たくぱぱさん)
http://purataku.seesaa.net/article/270895801.html
ぺたぞう:「というわけで、左右のレイアウトを中央のヒンジ部分で接続し、ヒンジ部分に『鉄橋ナナメひな壇』を設置してその下をグランドガイナーが周回するというレイアウトを目指します」
全員:「えー!!」
これが
「グランドガイナーといえばけいぷら」とまで言われるものの実際の姿です(笑)
そして昼食にプラたくにお邪魔したあと、午後の設営はヒンジ部分ぺたぞう、右側ヤードからの接続線は寅さん、左側ヤードからの接続線はせーじさん、左側レイアウトはさわさんと設営初参加の夢すずめさん(以後あだ名「すずめさん」)と、分担が成立して設営が進みます。
が…。
寅さん:
「ここが右行ったらどうなります?」
ぺたぞう:
「えー。ここにひっかかるよー。」
寅さん:
「そこは左です。」
ぺたぞう:
「え?このルートの話じゃないの?」
寅さん:
「あれ?どっちのルートの話してるんだっけ?そもそもここ何階?」
ぺたぞう:
「え?5階だよね?」
寅さん:
「4階じゃないんですか?」
さわさん:「6階ですよ。」
眠い二人の会話が恐ろしいほど成り立たない。
そして夜7時を過ぎて。
ぺたぞう:「zzz……」
寅さん:「直線が14本…直線が15本…直線が」
さわさん:「ちょっと、二人とも!起きてますか!」
中央ヒンジのグランドガイナーと雛段は見えてきて、すずめさんとさわさんの活躍で左側レイアウトはほぼ完成。
しかし半分以上意識が飛んでる二人組が組んでいた右側レイアウトは半分以下の完成度で翌朝に持ち越しとなったのでした。

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