時は2月12日。
バレンタインプラレール決行日です。
前の週から天気予報は雪一色、何年に一度の大雪になるという予報すら出ている状況で、はたしてバレンタインプラレールは開催できるのか、それ以前に、京成プラレーラーずは会場に到着できるのかが危ぶまれた準備日でしたが、当日になってみると雪のかけらもない見事な晴天。
プラレールの神様はぺたぞうに巨大プラレールの限界に挑戦せよと指示しているようです(笑)
そう、今回の隠れテーマは「限界に挑戦」。
普段であれば前日一日を設営に回すところ、今回会場の空き状況の関係から設営できるのは夜の18時から。翌日の開場時間をいつもより遅らせても、取れる時間は6時間ちょっと。
巨大プラレールを作るには、あまりに大きいハンデです。
ぺたぞう:「いや、出来ますよ。全然問題ありません。」
ぺたぞうはやけに自信満々ですが、他のメンバーは不安いっぱい(笑)
今回のメンバーは
ぺたぞう(一畳プラレール)
ケロさん(
ケロプラレール)
たっくん&たくぱぱさん(
たっくんととーたんのプラレール日記)
せーじさん&らいくん&らいママさん(
PLADASH)
前回参加のこうさんは多忙にて参加できず、ぱんだねこさんとさわさんは途中参加となっております。
そしてぺたぞうがお声かけした今回の招待選手は、ちばモノレールまつりにてプラレールレイアウトを担当しているS氏こと
ささにゃんさん。
さばくお客さん人数は数千人レベルという超ベテランです。
このメンバーでひとつの巨大プラレールレイアウトを作るのです。
ちびぺた:「ぷごぷご(つくえはぼくのおたちだいなのです)」
しかしエレベータの無い2階和室への搬入、そして思ったよりも部屋が細長く、予定していたレール数を並べると通路が無くなってしまうので、急遽横幅を変更、など、レイアウト以前の段階から問題は頻出。
そして19時をまわったころ、いざ、レイアウト作りに入ります。まずは基本となるひし形が狭さにより設置できずにいるところを、せーじさんのアイディアで平行四辺形へと変更。
そしてその外周に複線を高さ2段で張ります。
ここからはテーブルに乗り、レイアウトの中に入って作業。
せーじさん:「いま、ミシッっていった!ミシッて!」
ということなので「
おなかさん」のぺたぞうとせーじさんはテーブルに乗るのは断念。ケロさんとたくぱぱさんに机に乗ってもらい、ぺたぞう達はレイアウトの外からレールを渡したり指示を出したりします。
そして徐々にぺたぞうエンジンがかかり始めます。
ぺたぞう:「この2階部分には左からのレールが来ます。右から来たレールは結び目構造をつくって上を通るか下をくぐるかしなければならないので、このレールはここで3階に上がると、さっきの2階部分と立体交差できます。…あ、たくぱぱさん、そこから坂曲線を始めないと二階部分と橋げたが干渉します。」
全員:「???」
飛ばし始めたぺたぞうに全員がぽかーんと口を開ける状態。
そんな中、さきほども平行四辺形を提案したせーじさんが覚醒します。
せーじさん:「それはもしかして、こういうことですか?」
パーツを組んでみるせーじさん。
ぺたぞう:「そう!それです!」
終始このペース。
すでにもう累計で300段以上のレイアウトを組んできたぺたぞうにとって、レイアウト各段における路線の支配と、その支配をかいくぐり別の路線を配置する「空間認知」は小脳での行動になっています(笑)
それに対して、スタッフのみなさんはそれぞれ考えて配置するので、圧倒的に意思が疎通しません(笑)
考えるより先に手足が動くF1ドライバーと、「アクセルはみぎ、ブレーキはひだり」としゃべりながら運転する女の子が、サーキット上での最速ラインについて議論している…極端にたとえればそんな感じ。
もちろんケロさん、たくぱぱさん、ささにゃんさんもそれぞれプラレールには相当熟達した人物です。個人で作れば相当の物を作られる方々。しかし、今回はぺたぞうが指示を出す役割なわけです。他人にわかりやすく伝えるところまで含めてその人の能力なのですから、ぺたぞうには今回、圧倒的にそれが欠けていたわけです(笑)
タイミングよくニュータイプに覚醒したせーじさんが通訳となり、テーブルの上の二人にぺたぞうの本能を翻訳して伝達します。
そして前日準備はここで終了…。
果たしてレイアウトは完成するのか!?

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