12月24日夜、
ちびぺたはぺたぞうの買ってきたクリスマスのケーキのクリームをホール半分舐めたあと、るきさんママさんに連れられてるきさん実家へ旅立って行きました。
ちびぺた:「ぷごー!」
ぺたぞう:「ちびぺたすまん、明日は遊んであげられないんだ…」
ちびぺた:「ぷごー!(楽しそう)」
なぜかというと、ぺたぞうがクリスマス運転会にパワー全開するためです!
そして明けて12月25日クリスマス!運転会設営&関係者忘年会です。
ぺたぞうは朝早く、るきさんのお人形のイベントで寒空の下並び、凍死寸前になったものの、なんとか回復して車でぶーんと高砂へ。一度来たにもかかわらず道に迷って設営開始10分後に漸く到着。
すると、すでに今回のクリスマス運転会設営に参加するみなさまは集合し、たっくんぱぱさんカーに山積みになったぺたぞうのプラレールを搬入しておりました。
今回参加されたのは、前回のカメリアプラレールの際に「次回やるときは設営から!」と言っていただいた「
せーじさん」「
さわさん」のパパプラレーラーお二人。
そしてお声がけにお応えいただいた、「大人プラレール」でステキな物語を織り成すストーリーレイアウトの作り手「
こうさん」。
また、AE100プロジェクトでのぺたぞうの無茶振りに嬉しがって付き合ってくださる、いわずと知れた京急の大家「
Panda NEKO No1さん」。
そしていつものパパプラレーラー「
たっくんぱぱ(たくぱぱ)さん」「
ケロさん」。
ぺたぞう入れて総勢7名です。
さらに翌日も合わせて最終的には、たっくんぱぱさんの息子さんでありプラレール息子たちのカリスマ「
たっくん」と、ケロさんのご一家「
長男くん」「
次男くん」に奥様「
ミロままさん」。ぱんだねこさんの奥様「
MERUNEKO」さん、せーじさんの息子さん、奥様、さわさんの奥様、そしてもちろんわれらがちびぺた先生と、総勢16名の集大成となりました。
今回、たくぱぱさん、ケロさんとぺたぞうが設定した目的は
「
こちらでたくさんのプラレールと場所を用意して、レイアウトを作りたいプラレールパパさんに好きなように作ってもらい、それでたくさんのお子さんたちに遊んでもらう」
というもの。なので、さわさんやぱんだねこさんなどは、ご自宅でもめったにレイアウトをつくらないパパさんたち。ここぞとばかりに、山のようなレールと橋げたのなかからパーツを抱えて持って行きます。
真ん中に全体を周回するグランドガイナー用レイアウトを作り終えたケロさんは、早速それをまたぐ「成田空港」を作成開始。たくぱぱさんはグランドガイナー2台目の坂上りレイアウトを製作し始めました。
さわさんのところでは奥様が興味津々。旦那さんのレイアウトを奥様強権で手直ししつつ、「プチ一畳プラレール」をどんどん組み上げていきます。ぺたぞうにも質問しまくりです。
せーじさんは巨大駅を作成し、そこから楽しそうに周回レイアウトをつなげており、ぱんだねこさんはまるで風景のようなレイアウトを少しずつ立てています。
しかし、個別のレイアウトはどんどん製作されていきますが、中央を繋げるぺたぞう担当部分は、グランドガイナー周回レイアウト以外、何も立ち始めません。
レイアウトの中央に仁王立ちし、腕を組んだまま動かないぺたぞう。
ケロさん:「どうしました?」
ぺたぞう:「いや………グランドガイナーが邪魔で(笑)」
そう、グランドガイナーは地上3段を複線で占有する電車です。今回の目的は「お子さんがたくさん遊べるように」というものもあるので、いつものようにただただ一筆立体化してしまうのは、翌日いらした大阪大学鉄道研究部の方が指摘してくださったように「そうしてしまうと自己満足に終わってしまう」状態になってしまいます。さらに、天井近くから電車が落下すると、お子さんも怪我をしますし、お子さんの持ち込み電車が壊れてしまうことにもなりかねません。
そこで、お子さん用の長大周回レイアウトを、このグランドガイナーレイアウトと絡ませながら、しかもある程度の迫力を持ちつつ、でも高すぎもしないところで繋げないといけないのです。
これはこれまでにない難問です。
途中、レイアウト作りで問題が発生したみなさんのところへ出張しては修正方法を伝授し、中央に戻ってきては腕を組んで仁王立ち、を繰り返すぺたぞう。
ぺたぞう:「誰だ、グランドガイナーを走らせたいなんて言ったのは…」
たくぱぱさん:「ぺたぞうさんですね。」
とりあえずいったん考えるのをやめたぺたぞう、翌日には千葉都市モノレールのsasanyanさんもお招きしていたので、レイアウトを貫通する長大モノレールを設置に走ります。
ところが…
ぺたぞう:「しまった、モノレールがグランドガイナーを越えないといけないのか!!」
僅かしかない、個人別レイアウトを結ぶスペースには、すでにグランドガイナーが周回してしまっています。なので、そのレイアウトを貫通するということは、グランドガイナーを越えるということです。これまた難問です。
ぺたぞう:「誰だ、グランドガイナーを走らせたいなんて言ったのは…」
ケロさん:「ぺたぞうさんですよ。」
しばらく再び腕を組んでいたぺたぞうは何かを思いついたように、
ぺたぞう:「さわさん、さわ奥さん」
さわさん:「はいはい」
ぺたぞう:「レイアウトの最上階を借りていいですか。」
さわさん:「いいですが…?」
ぺたぞう:「むこうの端のたくぱぱさんのレイアウトまで、最上階を繋ぐレイアウトを作ります。」
たくぱぱさん:「えっ!!こっちまでくるんですか!!」
ぺたぞう:「ええ、なので、さわさん、机を回転しましょう」
さわさん:「なぬっ!!」
そしてさわさんご夫婦を動員してレイアウトを乗っけたまま机を回転し、さわさんレイアウトの一番上の周回から線路を伸ばして、たくぱぱさんレイアウトにつなげようとするぺたぞう。しかし…。
さわさん:「ぺたぞうさん、このままだと、たくぱぱさんの手前でグランドガイナーの直上にジョイントが来てしまいます。」
ぺたぞう:「誰だ、グランドガイナー走らせたいって言った奴!!」
さわさん:「残念なことにぺたぞうさんです。」
すると、むっつりとしたままたくぱぱさんに歩み寄るぺたぞう。
嬉しそうに高層レイアウトを完成させかけていたたくぱぱさんに無言で肩に手をかけます。
たくぱぱさん:「ふふふん♪……うわっ、ビックリした、なんですか、ぺたぞうさん。」
ぺたぞう:「たくぱぱさん、あなたのレイアウトに乗り入れたいんです。」
たくぱぱさん:「もちろんですって。でも、グランドガイナー越えられないですよね。」
ぺたぞう:「いや、このたくぱぱさんのレイアウトの根元が、複線構造じゃ無くて、たくぱぱさんのレイアウトの横幅が6レールじゃなくて5レールで、たくぱぱさんのレイアウトのこの橋げた部分の高さが6段目ではなくて5段目で、たくぱぱさんのレイアウトの位置が、もう少しこっちにあれば大丈夫です。」
たくぱぱさん:「それって、一から作り直し…」
ぺたぞう:「いやあ、乗り入れされていただいて嬉しい限りですよ。」
呆然とするたくぱぱさん。
たくぱぱさん:「誰だ、グランドガイナー走らせたいって言った奴!」
ぺたぞう:「確かたっくんぱぱさんだったように記憶しておりますがねぇ。」
こうして夕方すぎにレイアウトの一からの作り直しが決定してしまったたくぱぱさん。
そして夜の帳も降り始めたころ、「こうさん」が到着し、クリスマスカラーのステキなレイアウトを作り始めます。
こうさん:「遅くなりました。みなさんもうほぼ完成ですか。ところで、たくぱぱさんが苦労されているようですが…?」
たくぱぱ:「グランドガイナーが…グランドガイナーが…(ぶつぶつ)」
そしてこの後も何度もうわごとのように「グランドガイナーが無ければ」という言葉が響いた会場でしたが、夜9時…。
全員:「とりあえず、本日完成!!」
なんとか完成に持っていくことができました。
その後、ご近所のたくぱぱさん家で完成記念と運転会前祝も含めて、パパさんプラレーラー忘年会が始まったのでした。
翌日に続く。
参加者のみなさまの視点からの前日準備はこちら
ぱんだねこさま
■プラレール クリスマス運転会の準備から(東京・高砂)
http://pandaneko1.blog120.fc2.com/blog-entry-318.html
こうさま
■「クリスマス運転会」、12月26日開催!
http://plarail.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-4d24.html
(主催3人は1時近くまで忘年会していたため、前日準備記事を掲載できず…どうしようもない奴らです(笑))

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