M.A.N.A.

最もムカつく友達…
友達なのか？多分…微妙に…

それは高校時代の出来事…
高校2年、クラス替えして周りが変わった…
(後にこのクラスは逆選抜と呼ばれることになる…)

ソイツはまじめそうな奴だった…
こっちの話すことに全て影響を受けて
ある意味話やすかったが…奇妙な奴だった…
何でもかんでも他人に合わせるだけで
ソイツ自身の個性というものが見えてこない…

コイツは無知なくせにやたら生意気なことばかり言う…
「口は災いの元」ということわざが似合う奴だった…
あと、脇を突いてやると飛び上がって感じていた…
マゾなのかな…そういうことで…
クラスの男子みんなから脇をつつかれては飛んでいた…

実は2年生になるとき、理系か文系か
選択しなければならなく…
僕は数学や理科系が好きなので理系を選んだ…

ただ、この友達(？)は数学・理数系が
全く出来ない人間だった…
てか、一緒に勉強しようにもレベルが中学以下なので
とても理系についていけるような奴じゃなかった…
「オマエ、よくそれでこの高校には入れたな…」
とみんなで口をそろえて言っていた…

僕は生まれてこのかた、たった2度だけ暴力を振るった…
その2回目がコイツへのパンチ…
あまりにもウザク僕に突っかかってくるので
左ジャブ＆ストレート！！奴の右耳に炸裂！！
ソイツは体がふっ飛び耳から血を流した…
少し切れたぐらいだったので大事には至らなかった…
精神崩壊中の僕にあんなことをするから…
アイツの自業自得だね･･･

高校3年の時、僕は逆選抜脱出条件…
いや、選抜クラスに届くかどうかという成績で
3年を迎えてみたのだが…
結果はまた逆選抜…どういうこと？
僕は結構、荒っぽく成績に波があるから？
…と渋々、逆選抜クラスに入ると…アイツがいるし！！
いや、オマエ先生に頼んで文系に変えてもらえって！
コイツは東京の有名なある大学に行く！と豪語していた
しかし、ソイツの成績で行ける様な大学は
ほとんど無いのに…みんなで呆れていた…
それでも本人は絶対に行く！っと豪語していた…

いざ、受験を迎えると…
ソイツは理系クラスにいながら早々に文系に転身…
この行動も意味不明だったのだが…
さらに驚いたのは…
絶対に受からない東京にある大学を3校ほど受けて
不合格だと分かったら早々に諦めやがった事…
僕は最後の最後まであきらめずに頑張り
国立大学に行くことが出来たのだが…
コイツみたいに妙に諦めが良いとさらにムカついた…
「俺は予備校で頑張る！」とか何とか言っていた…

1年間浪人した後、東京の大学に行ったらしい…
豪語していたある大学ではなくかなりレベルの低い大学へ
しかも、普通以下の私立大学…
もう少し親の苦労を察してやれよ…と思ったね…

今でも同じクラスの同窓会では話のネタになる
大馬鹿者だった…

あなたの周りにはいませんか？
あまりに馬鹿すぎて話のネタになってしまう人は…