相変わらず、外出を極力、極限まで(笑)絞っている日々、
読書は進みますですよ。
松村潔先生の「土星占星術講座」
これは占星術初心者でも楽しいわかりやすい内容です。
占星術のホロスコープ上に散りばめられた10天体。
月に始まり冥王星まで、それぞれ担当する年齢域があり。
土星は56歳からの10年。
人生の総仕上げの時期でございます。
私も・・・角を曲がったところに土星先生が
すでに控えていらっしゃいます。
占星術を勉強しはじめる前、雑誌の占いを読んでるだけの頃は
木星があなたの星座にくるとラッキー、逆に土星が滞在する
星座はアンラッキー、とそんな風に考えていました。
で、実際、土星は楽しくなかった。
若い頃は特に土星は楽しくないです。
松村先生は土星の説明に、タロット大アルカナ16番「塔」を
引き合いにだしています。
固い殻は外敵の侵入をふせぎ、内側の安定を築くのに必須。
でも、時間が経つと殻もカチンカチンの凝り凝りになって
新陳代謝が必要となる。
そこで殻をむくのが土星。
ぺロリと剥けて気持ちよいのか
痛いのか。
人間は変化を嫌う習性がある生き物。
痛いと感じるなら、起こるべき変化を嫌い抵抗しているんだな。
変化は成長に必要なもの、と考えて覚悟をつける、腹をすえる。
変わらないものは劣化するのだ〜、と。
定期メンテナンスなので、まずいところがなければを
くれるし、まずいところは部品取り換えとなります。
取り換えずに、ムリクリ運転し続けると
あとで・・・・
かえってまずい事態を招きます。
虫歯かな〜と思って放置しておくと・・・
そこが、土星を怖いと感じるゆえんなのですね。
変えましょう。
替えましょう。
代えましょう。
今は蠍(固定宮)の土星。
ぐりぐりと底の底まで降りて行って皮をむく。
降り切った後は、射手の土星が新しい目標を用意して
待っているでしょう。

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