日曜の夜、NHKの「未解決事件ファイル」を見ました。
あの尼崎の角田美代子の事件をとりあげていました。
率直にいって、よくわからない部分が多い事件で
容疑者も自殺してしまったので真相は闇の中に。
関係者の証言と、それに基づく再現ドラマの構成で
何があったかに迫る内容です。
家族同士が暴行しあう、互いが加害者になる、
気に入った子供を取り込む、そして家族を分断していく。
何故逃げるたびにまた捕まるのか、何故警察はなんにも
せず放置していたのか、何故家族一致して対抗できなかったか。
暴力と恫喝による恐怖支配。
単純な私が考えたこと。
家族の中に一人、武道の達人・・・とまでいかなくても
(攻撃力のある)護身術を見につけた人がいたら
美代子の後ろにいるごろつきを投げ飛ばしたり、
ぶっ飛ばすことができただろう・・・と。
肉体的な力の支配の前には、学歴も預金残高もなんにも
役に立ちゃあしません。
近所にイスラエル発の護身術のジムがあるんだな、実は。
治安の悪化も進む日本、武道を身につけることが切実な
課題になってくるかも知れません。
ちゃんとした武道のいいところは精神論があるところ。
普通に生きてると、ちょっとこづかれてびびったり
恫喝で簡単に洗脳されても不思議じゃないのかも知れません。
番組に出演した作家の高村薫さんが最後に言った言葉が
印象に残りました。
”この事件は自分とは全く関係のない世界の話ではなく、
私達の社会がこういう犯罪を生む土壌を内包しながら
回っているということをまず認識しないと”
というようなことをおっしゃっていました。
う〜ん、日曜の夜になかなか重いテーマをやってくれます、NHK。
PS.美代子の役で、久しぶりに烏丸せつ子さんを見ました。
恫喝おばさんが板についていた。

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