今年も“氷雪教程”の季節がやってきた。
例年のごとくカミホロ周辺での教程なのだが予想していたよりも雪が無い!
旧噴付近は岩だらけで、とてもじゃないけれど教程って斜面じゃないし、温度計は-14℃をさしていて、夏の間に鈍った身体には堪える。
でもな〜ぁ、とにかく何処でもいいから場所を探して“アイゼン、ピッケル”の使い方だけはみっちり訓練しなければ。
私達は、三段山の定点カメラを越えた沢上部の斜面で訓練する事にした。
「ここは11/13に雪崩れのあった沢か?」
「もう1本奥の沢が雪崩れたんじゃない?」
尾根を上がり、沢に降りられそうな場所を探す。沢への落ち込みは崖になっていて、傾斜の緩い吹きだまりを突っ切ったとたんに2mほど下流にズレた。
「ドキ、ドキ、ドキ」
でも目指した斜面は狭いけれどカリカリです。
私の会としては、登攀はやらない(個人的にやっている人はいますけど)ので、氷雪教程でのロープワークはカリキュラムにはありません。とにかくアイゼン、ピッケルで歩けるようにならなけりゃ始まらない!
歩く、歩く、歩く、歩く・・・・・・
降りる、降りる、降りる、降りる・・・・・・
それから滑る! 停まる! 滑る! 停まる!・・・・・・
一泊二日で、アイゼン、ピッケルで歩けるようになって、滑落停止を覚え、テント生活が出来るようになれば、あとのこまごまとしたことは実践の山行で覚えていくしかないっしょ!
でもこの日、気温は低いし風もキツイ。いつもならアイゼン、ピッケルを使うことが出来るようになったと判断したら、三段山に登るのだけれど、早めに切り上げてビーコン訓練とテント宴会の教程となってしまいました。
新人さ〜ん! 実践の山にはなるべく早く連れてってあげるからね〜!
***一緒に訓練した仲間***
・リーダー:ibata
・メンバー:御K姉さん、M永おじさん、orizaさん、ibata夫人、M6、marbo
・そして教程対象者のkanohくん
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