車の中で目を覚ます。思ったよりも天気は良くない感じだ。白銀荘ではkuriさんが窓の外をみていた。「どうだろうね?」「天気は良くなるのだろうか?」
ちょうどNHKの天気予報をテレビでやりだしたのを見ると「曇りのち晴れ」ということだが、平地の天気と山の天気は違うのだ!
あまり期待はしないで、今日の予定の「十勝岳」に向う用意を始めた。
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3/21
07:45 曇り空の登山口を出発した。雪は軽く先行のパーティがラッセルしてくれている事もあり楽チンだ!追い越さないようにゆっくりと進もう。

あたりの景色を見渡すと、岩が雪面から顔を出していて例年より雪が少ないのが伺える。ナマコ尾根を越え、沢を渡ってからの小尾根は岩だらけで歩く場所を選びながらの登りとなる。
「そろそろ小屋か?」観測用の小屋を目指して登っていくと、ガスの先に大きな建物が見えてくる???。知らなかったが、十勝岳の避難小屋は再建されていて、休憩する事ができる様になっていた。
先行パーティの休むその小屋で、私たちも休憩する事にしたが、天候回復の兆しはない。
「どうする?」「いってみる?」先行パーティは、早々と撤退するようだ。

09:00 とりあえず登ってみようということで、私たちは“グランド火口”に向う沢筋を登り夏道に向うルートを進みだした。吹雪は止まない!

09:30 cnt.1520mの尾根にでた。何も見えないし、風も強い。何と言っても岩だらけで、どこを歩いたら良いのかも分らない。
「帰ろう!」何も見えない尾根で終了することにして、避難小屋まで一気に滑り降りた。小屋で少し休んだが天候が回復する事はなかった。
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それにしても、cnt.1520mの尾根上は岩だらけで、酷い状態だった。岩の角でシールは削られるし、シールをはずして滑っていても、ググッとブレーキがかかってしまうところもある。おかげで私のおnewのスキーソールはグチャグチャにキズがついてしまった。
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白銀荘に近づくにつれ、青空が出てくる。登山口に戻った頃には青空となり、誰もこのまま温泉に入ろうとは言わなかった。
「三段山行こう!」
***一緒に登った仲間***
・kuriさんリーダーで、K山岳会の人たち4名
・そしてmarbo
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