プログラムから引用したのごあいさつ文です。
今年も発表会の時季を迎えました。門下生のみなさん、1年間本当によくがんばりました。「継続」こそがみなさんの秀でた才能です。また、ご支援くださいましたご家族の皆様にも、深く感謝申し上げます。
今年は幼い生徒さんが多く、和やかな雰囲気をあじわうことができると思います。どんな偉大なピアニストも1曲数十秒の初ステージから始まるのです。ご家族にとりましても思い出に残る1日になることと存じます。第2部では、皆様に楽しんで頂けるよう、連弾で童謡やわらべうた等を演奏します。時代は変わっても音楽は普遍です。
さて、今年も音楽の専門家への道を歩みだした生徒を輩出することができました。国立音楽大学附属高校はわが母校でもありますが、高水準と実績を持ち、卒業生としても誇り高い思いを抱いております。全国から志高き精鋭が集う学び舎では「切磋琢磨」が体感できると同時に、自由の中に厳しい自己責任を要求される場でもあります。この度、その難関校に合格された生徒さんはやる気と努力の大切さを知り、受験をしただけでも人間として成長したことを周囲の誰もが感じたことでしょう。本当におめでとう!
しかし当然ながら、当教室はコンクールや検定だけが目的ではありません。ピアノが弾けるということは日々の生活を豊かにします。「継続」の足がかりに、まずはこの発表会を目標にしてください。高い志は突然現れるものではなく、そういった日常から生まれてくるものだと感じます。
最後に、ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございます。温かい目で見守ってください。

1