仕事柄・・じゃなくて趣味柄、ギタリストの知り合いも多く、良くコンサートに足を運びますが、なかなか身内のコンサートの感想というのは書きにくいものです。妙に褒め称えるのも嫌だし、あまりストレートに感想を書くもの(ネット上では特に)気がひけるし、、ましてや師匠のコンサートとなればなおさらなのですが、今回のコンサートは良かったです!
昨日、仕事始めの後、オペラシティへ駆けつけました。師匠の2枚目のCDでも共演しているYAMATO弦楽四重奏団とのステージです。ギターソロは冒頭のプローウェル「黒いデカメロン」のみでしたが、最初から集中力の高い演奏でした。軽くPAをかけていたようですが、ギターの音が朗々と鳴り響いて気持ちよかった。音質も自然に聴こえたし。ブローウェルはギタリスト作曲家だけに、ある意味誰が弾いてもそれなりに聴こえる曲を書くのですが、真理子師匠の演奏は何と言うか「音楽的純度の高い演奏」という感じで曲そのものの、ある種の「弾きやすさ」に甘えない演奏。細かいテクニックも聴かせてくれました。
後はYAMATOのメンバーとの共演でしたが、それにしてもこの弦カルのアンサンブルの巧さが光ってました。何か久しぶりに本格的な弦の演奏を聴いた!という感じて満足です。いやホントに良かったっすよ。プログラムもブローウェルのギター五重奏曲やニャタリの「ギターとチェロの為のソナタ」などなかなか生で聴く機会の少ない曲を揃えていたし・・・。
もちろん師匠のギターも相変わらず音楽の骨格のしっかりした演奏で、このコンサートに対する意気込みのほどが感じられました。
終演後はまたしても生徒のセッティングによる打ち上げで楽しんできたことは言うまでもありません(笑)。

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